旅の7日目。帰国の日になりました。帰国便は午後5時25分発と遅いので,夕方まで時間がありました。最終日も夕方まで観光ができることを考えただけでも,ヘルシンキの旅は楽です。
私が今回の旅でやり残したことといえば,ヘルシンキ大聖堂の地下のカフェに行くことでした。ヘルシンキ大聖堂の地下にカフェがあることを知ったのは,この旅に出発する少し前のことでしたが,うかつにもそのことをすっかり忘れていました。あきらめていたのですが,最終日に行く時間があることがわかり,ホッとしました。これで帰ってから後悔することもありません。
とはいえ,場所がわかりません。昨晩様子を見に来たのですが,朝,改めて来てみて,昨晩見つけたのは私が目指すカフェではありませんでした。気を取り直して探してみると,ヘルシンキ大聖堂の裏側に入口が見つかりました。確認すると,カフェの開店は午前11時でした。そこで,それまでの時間,ヘルシンキの市内を散策することにしました。

今日の1番目と2番目の写真はヘルシンキ大聖堂から少し南に下ったところにあるマーケット広場です。この海岸に面したさわやかな一帯に,ヘルシンキで規模も利用者も最大のマーケットがあります。結局,私はここで何も買いませんでした。というより,旅でまったくお土産を買いませんでしたが,見ているだけで楽しいところです。
このマーケット広場から北側,坂を登っていくとヘルシンキ大聖堂に至るのですが,マーケット広場を見てまわってもさらにまだ早かったので,次に,西に歩いて行くことにしました。
マーケット広場から西に広がるのがエスプラナーデ公園です。このエスプラナーデ公園の先にあるのがスウェーデン劇場。このスウェーデン劇場前からバスがいろんな方向に出ています。ヘルシンキに来たばかりの数日前には,ガイドブックに「バスはスウェーデン劇場の前から」と書かれていてもスウェーデン劇場がどこにあるのかさえ知らなかったのが懐かしい限りです。

このエスプラナーデ公園の北側の通りがポホヨイスエスプラナーデ通りで,その北側にブランド店が立ち並んでいて,ちょうど銀座のような感じです。それが今日の3番目から5番目の写真です。
この通りを北に行くと多くの路地があります。今日の6番目と7番目の写真のように,こうした路地には子供をベビーカーに乗せたお母さんが歩いているのに,よく出会います。この場所に限らず,ヘルシンキでよく目にするのがこうした子供を連れた母親の姿です。
幸福度世界一のこの国は,子どもを育てるにも国の補助が手厚いのです。幸福度世界58位のどこぞやの国のように,少子化が問題になっているにもかかわらず,妊婦さんが医者にかかると診察費が加算されるというような,そんな愚策とはフィンランドは無縁なのです。

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