しない・させない・させられない

Dans la vie on ne regrette que ce qu'on n'a pas fait.

USA50州・MLB30球場を制覇し,南天・皆既日食・オーロラの3大願望を達成した不良老人の日記

カテゴリ:アメリカ合衆国旅行LIVE > LIVE・2014夏

私のいるマウンテンホームは、今日から新学期。ということで,朝,小学校までついて行きました。
アメリカの学校はものすごく興味があったのですが,両親が子供を送ってきたり,先生が自分の名前を書いたプレートをかざして生徒たちを並ばせたり,緑のおばさんならぬストップサインを持った先生が交通整理をしていたりと,当たり前の生活が私にはとても興味深いものでした。

さて,いよいよ帰国です。
空港まで送ってもらう途中で,Chick-fil Aというファーストフード店に行きました。ここ,オススメです。日本にないのが不思議です。マクドナルドやKFCなんて目じゃないです。
ボイジーの空港は空いていてのんびりしていて,セキュリティ検査も楽でした。
空港で,モンタナ州ビュート出身の女性とお友達になりました。彼女は肝臓移植を受けにシアトルへ行くところでした。
ボイジーからシアトルに1時間と30分,時差があるので,乗った時間の30分後には着くことになります。なにか不思議な気分でした。
そして,シアトルから成田へ9時間に満たないフライトで,しかもシアトルでの待ち時間が1時間と非常に接続がいいので,ものすごく楽でした。
午後5時,成田到着。
とうとう,楽しかった夏休みも終わりました。
こうして,私は,また,ゴミゴミとした窮屈なミニチュアのような日本に戻りました。
行けば行くほど行きたいところが増えて,もっともっと好きになってくるアメリカともしばしのお別れです。

 これまでに書きましたように,この夏のアメリカ旅行は,非常に充実した旅になりました。本当に最高でした。アメリカの生活や価値観は,日本とは全く別世界のものです。
確かに,日常生活というものは,どこで過ごしても大変なことに違いありません。でも,日常以外の生活には,決定的な違いがあります。
毎日の勤務時間後の長い時間(アメリカの夕方のラッシュアワーは午後の4時から午後6時)と週末には,都会にはMLBなどのダイナミックなゲームを見たり木陰でミュージックを聞くする楽しみが,少し郊外に出かければ,果てしなく広がる空と大地があって,いたるところにゴミひとつないトレイルやキャンプ場があります。
アメリカで,日本のニュースを見たり聞いたりすると,どうでもいいことにせかせかとしていたり,狭いところでごちゃごちゃとなにをやってんだかなあと,そんな気持ちになって来ます。
お盆休みのささやかな家族サービスや個人旅行も,アメリカで考えると,ありさんのお遊戯のように思えます。だから,時には,世界に出て,現在自分の住んでいる社会のことを外から考えてみることも必要でしょう。でも,日本では,日本から脱獄,いや,脱出する勇気も能力も教育されていないから,躊躇してしまうのです。
日本で習った英語では,アメリカの幼稚園の絵本も読めません。
実は,こちらの人が日本を見る目は,ほんのわずかな日本の文化に対する興味以外は,大人が子供を見るような,そんな感じに思えました。でも,その子供が,時々,大人よりも力があるといってだだをこねるので困るんです。そんな子供も可愛いものではありますが…。
それにしても,いつも思うのですが,この国の人たちは,何と人生を楽しむことにこんなにもエネルギッシュになれるのでしょうか。そして,恵まれた自然の中で自分たちで合理的に多くのルールを決めて,自然と共存して生きているのでしょうか。そういうことを,日本の人は知りません。
まさに,They are peppy! です。

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いよいよ最後の夜になってしまいました。こちらの時間で明日のお昼には帰国の途につきます。
今日は,ボイジーの市内観光に連れて行ってもらいました。
ボイジーの町は,全米で生産されるポテトの3分の1を収穫するアイダホ州の州都です。マウンテンホームから40マイルの距離にあって,インターステイツ84で30分で着きます。
ボイジー付近のインターステイツは,交通量の増加のために,片側4車線の拡張工事中です。
はじめに,途中のオレゴントレイルの展望台へ行きました。トレイルというのは,西部開拓時代の駅馬車の通った道にハイキングコースが作られているもので,トレイルは全米に張り巡らされていて,何か月もかけて散策を楽しむ人がいるそうです。このオレゴントレイルは,カンザスシティからポートランドまで続いています。こうした施設の入口は,鉄の柵で橋がかけられているのですが,それは,牛が入らないためなのだそうです。アパラチア山脈を縦走するアパラチアントレイルが有名です。
次に,ボイジーの市内見学をしました。
ボイジーには,ジュリア・デービス・パークという広い公園があって,公園内に,歴史博物館や美術館や動物園などがありました。
行きたかった歴史博物館は休館だったので,動物園へ行きました。一番面白かったのは,動く恐竜のモニュメントがたくさんあったことでした。
昼食はチャイニーズレストランに行きました。お寿司もあったのですが,ご飯がイマイチでした。それ以外は美味しくて,この味さえあれは,ここに住めます。
そのあとで,旧アイダホ州刑務所を見学しました。日本の網走刑務所博物館のようなところでした。
最後に,アイダホ州議事堂に行きました。素晴らしい建物で,上院と下院の議会会議場や州知事のゲストルームにも入ることができました。
これまで様々な州の州議事堂に行きましたが,これほど落ち着いていてしかも開放的な州議事堂ははじめてでした。
私は,この開放的な州議事堂を見るたびに,民主主義とは何かを考えさせられます。

 ところで,こちらのインターステイツにはトラックのステーションがあって,トラックはかならずそこで検査を受けなければいけません。その時に積載重量ごとにTAXを納めるとともに,1日12時間以上の走行が禁止されていて,その取り締まりもしているのだそうです。

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今回の旅も,あとわずかになって来ました。
今ごろ日本はお盆休みの大渋滞なのでしょうか。
マウンテンホームは本当によいところで,安全だし,過ごしやすい町です。きっと,ロサンゼルスとかニューヨークといった多くの日本人が観光で訪れるのでない普通のアメリカを知りたいとか,ホームステイをしたいというのなら,もってこいのところだと思います。
今日は,午前中は50マイルほど東に走って,ヘイグマン化石層国定公園というところに連れて来てもらいました。特に馬の化石が有名ですが,大昔,この地はジャングルだったところで,その頃の化石が多くの出土します。更に,オレゴントレイルといって,西部開拓時代の駅馬車の通った道もあって,大変に興味深いところでした。また,マスの養殖場もありました。
午後は,今度は,町から北東に行ったアンダーソンランチリザーバーというダム湖へ行きました。未舗装の道を進むと,川沿いの道に出て,それは冷たい水が流れていました。わずか数週間前には,氷が流れていたということです。
ダム湖には,ボートを浮かべて,釣りをする人の姿がありました。深さは100メートルくらいだそうです。
このように,雄大なアメリカには,町を少し離れると,アウトドアライフをどこでも楽しめるのです。
なお,ハンティングもフィッシングも,無駄に生き物を捕まえることは禁止されていて,その捕獲できる数にも決まりがあるということです。
夜には,スーパームーンの大きな姿が東の地平線に登って来ましたが,北極星の高度が高いのに驚きました。
一番下の写真は,No driink, No drive. のジョークで,ワイン会社が作ったものだそうです。

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広い空,果てしない台地,ゆっくり流れる時間,そして日々を楽しむ人たち。そんな中にいると日本のことがなにかとても異質な世界に思えてきます。
日本の人たちは,本当に一生懸命に日々を生きているのですが,そのものすごい一生懸命さが,結局のところ,何のためにやっているのかその目的がよくわかりません。
何事も100パーセント完璧でなければならず,だから100パーセント完璧である時に物事が機能するようになっているから,1パーセントでもなにか誤算があるとすぐに滞ってしまう。そんなことにでもなれは,誰に向かって謝っているのだかわからねど,頭を下げる…。
例えが悪いのですが,日本という刑務所で終身刑を受けているかのように思えます。
子供の時は塾に通い,意味のない受験勉強をし,真夏の炎天下でスポーツを強いられて,1点刻みの順位を競い,大人になれば,子育てと小さなおうちと車を維持するために朝早くから遅くまで仕事をし,評定のような会議を耐える。少ないお盆の夏休みには,渋滞を経験するためにわざわざ混み合う観光地にワゴン車に家族を乗せて出かけ,法外な値段で宿泊し,お土産を買うのに精を出す。絶えず退職後の年金の心配をし,耐えることを美徳とし,老後は趣味もなく老人ホームで一生を終えるのを待つ。
そういうことに薄々気づいているから,子供に同じめにあって欲しくないので子孫を残さない。
これが幻想であって欲しいのですが…。

 さて,今日は,近くにグランドキャニオンよりも深い渓谷があるということで,朝8時頃に出かけて行ってきました。
ちょっとそこまでというのが,往復200マイル,名古屋と東京の距離です。
行った先は,ツインホールズという渓谷でした。渓谷には長い橋ががかかっていて,そこからの景観が素晴らしいのですが,風が強いとすごく揺れるのだそうです。幸い今日は快晴で風もなく気持ちのよい日でした。
渓谷の下にはキャンプ場とボート乗り場があって,お年寄りたちがバーベキューをしていました。 上に戻って,展望台に行くと,渓谷に沿ってトレイルがありました。のんびりと歩いたりベンチに腰を下ろして渓谷を見ると,本当に気持ちが良かったです。
トレイルを歩いていると,みんなが橋の中央辺りを注目していました。今から人が飛び降りるのだといいます。しばらく見ていると,本当に人が飛び降りました。やがて,羽が開き,ふわふわと飛びながら地面に降りて行きました。そして,もう一人が同じように続きました。
また,青空には,クライダーが気持ち良さそうに飛んでいきました。
そうしたことが当たり前のように,みんな思い思いに1日を楽しんでいました。
また,この渓谷のあるツインフォールズは橋を越えた辺りから美しい街並みが続いていました。
こうした素敵な景色に出会ったツインフォールズを2時間と少しで往復しました。
夕刻,今日は,バーベキューパーティでした。
こうして,静かな町の1日は楽しく更けていったのでした。

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半袖では,寒い朝です。
宿泊したホテルは,ホテル街の一番外れにあって,前の道路は工事中だし,古臭くさすがに一番安いだけのことはあると思っていたのですが,食堂はえらく立派でした。
食事をしていたらコワモテのおじさんが来たのであいさつすると,気軽に話しかけてきました。なんでもベトナムに従軍していたそうで,その後はペプシの配達でアメリカ中走ったそうです。
もう今はアメリカ以外行く気はないなあと言っていました。
特にワイオミングは涼しくて素晴らしいんだそうです。
その後ホテルを出発して,ゆっくりとアイダホ州のマウンテンホームまで戻りました。
途中でRV車のキャンプ場があったので立ち寄ってみました。こちらの人は,週末ともなるとこうしてキャンプを楽しみます。
今回のドライブは,走行距離3,300マイル弱,つまり,約5,300キロメートルでした。日本の本州を2往復以上できる距離でした。アイダホ州,ユタ州,コロラド州,ワイオミング州,ネブラスカ州と走りましたが,一番快適だったのは,ユタ州でした。制限時速80マイルなのですが,どの車も90マイル走行,90マイルといえば,時速144キロメートル,上原投手の直球と同じです。
また,今回のドライブで訪れたところでは,途中で立ち寄ったデンバーを含めて,ひとりの日本人にも出会いませんでした。
マウンテンホーム到着は,午後2時過ぎでした。今日から帰国する来週の水曜日までここにお世話になります。美しい町です。
マウンテンホームの町から30分くらい南東に走ったところに広い公園があります。ここまで行くと,すでに,何もない台地が広がっています。
砂山があって,ここを登ると360度の景観を楽しむことができました。夕日がきれいでした。
この公園には,天文台もあって、ホールでは星に関するレクチャーを聞くことができました。結構多くの人が来ていました。アメリカでは,どこへ行っても,それがえらく辺鄙なところでも,大勢の人が来ています。
星も見せてもらえるのですが,残念ながら曇ってしまいました。なお,ここマウンテンホームは,2017年8月21日の全米横断皆既日食の皆既帯にあたります。
日本は台風だそうですが,大丈夫だったでしょうか。
今はインターネットがあるので日本のこともわかりますが,こちらの人で日本のことで知っているのは,津波のこと。誰しも私が日本から来たというと津波は大丈夫だったか?と聞かれます。

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ついに念願のネブラスカ州に足を踏み入れたので,今日から2日かけて,アイダホ州に戻ります。 朝,ホテルの窓から夜明けが見えました。
このホテル,いろいろ問題ありでしたが,お風呂のお湯は異常によく出るし,テレビも綺麗に映るし,ネットも快調だし ,よしとすることにしましょう。
アメリカでは全てクレジットカードで支払えるので,現金が不要です。コンビニの支払いは,レジにあるカードリーダーに自分でカードをスライスさせます。
ネットもどこでもつながるし,ホテルの予約も簡単です。
日本が非常に遅れた国に思えます。今でも武士がいるような気がします。
朝,ホテルを出て,一路インターステイツ80を西に走りました。
昨日まで走ってきたインターステイツ70とは全く異なる風景が続きました。辺りは大草原です。
ワイオミング州も雄大でしたが,やたらと道路の舗装工事中で,これには参りました。道路の規制がいい加減で,ラバーコーンが倒れていたり,幅が異常に狭かったりで,アメリカらしいいい加減さでした。
今日は,ワイオミング州の西の州境のエバンストンというところにホテルを取ったのですが,ネブラスカ州のキンボールからは400マイル,5時間くらいで着いてしまうので,途中で一度インターステイツをおりて一般道を100マイルほど南下して,ダイナソア国定公園へ行きました。
地図で見るとまっすぐなのに,実際は峠越え。途中にダム湖があったり,鉱山の集積所があったりと,すごい景色でした。さらに,野性の馬はいるし,牛さんが道を横断しているし,大変でした。この牛さんたちは,もしひいてしまうととんでもない賠償をしないといけなくなります。
国定公園では,恐竜の化石にさわれたり,面白かったのですが,往復するのに6時間もかかってしまいました。
今晩の宿泊地エバンストンは古い町並みが残る西部開拓時代の雰囲気漂う町でした。
どこへ行っても,アメリカは,面白いところだらけです。

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今日は,朝食を済ませて,ホテルを出て,昨日下見をした通りに,ダウンタウンの駐車場に車を停めました。早朝割引も計算済みでした。
アメリカの都会を車で旅行するには,いろいろコツがあります。また,いづれ,旅行記に書きましょう。
デンバーは,ミネアポリスとよく似た都会でした。
まず,州議事堂を見学,その後,ダウンタウンをのんびりと散策しました。
午前11時になったので,クアーズ・フィールドに行き,中に入りました。
ここはとても親切な楽しい球場でした。
試合前の練習で,相手チームのカブスの藤川投手をみつけ声をかけました。
それまで晴れていたのに,試合開始直前に大雨になりました。しかし,30分ぐらいでやんで,すぐに試合がはじまりました。
雨のおかげで,係員もいなくなったりして,座席もどこでも見たい放題でした。
空は快晴になり,雨に洗われて,最上段のスタンドからは,ロッキー山脈がものすごく綺麗でした。
街中も野球場もフリーwifiが通じます。
試合終了後,デンバーからインターステイツ25を北上,ワイオミング州に入ったところで,インターステイツ80に進路を変えて,東に,ついにネブラスカ州に到達しました。これで,45州め制覇です。
インターステイツ80は,ネブラスカ州に入ると,背後に夕日が輝き,北には稲妻が光り,目の前の東側には,虹が見えて,上空の真っ黒い雲から雨が降ってきて,まっすぐに続く道路以外何もないという,とんでもない光景になりました。
今日はネブラスカ州のキンボールというど田舎に宿泊しています。ネットで調べていなかったら,こんなところにホテルがあるとは思えないでしょう。
フロントで,こんな何もないところに来る物好きな日本人はいないと言われました。
他にホテルがないので,宿泊代は高いし,軋んでドアはあかないし,町にたった1軒あったサブウェイ,店員の英語がなまりでよくわからないし,いろいろ苦労しました。
でも,一度は来たいと思っていたアメリカの究極の田舎町,最高の経験です。

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今日はコロラド州のグランドジャンクションを快調に出発して,一路デンバーへ… のはずだったのですが,気がついてみれば,なんとユタ州に入っていました。
途中でインターステイツのマイルマーカーの数字が減っているのでおかしいなあと思ってはいたのですが。
やっと引き返したのですが,おかげで40分時間を無駄にしました。
インターステイツ70は,コロラド州に入ると風景が一変して,山の形も変わってきます。周りは緑が豊富で,スキー場だらけ,コロラド川が素敵な景観を作り出して,周りはどこも高級リゾートでした。
デンバーへの途中で,ロッキーマウンテン国立公園に寄りました。
下調べもせずに,分水嶺のあるミルナーバスからトレッキングを始めたら,途中でマウント・アイダホの登山コースに行ってしまい,途中ですれ違った人たちがそんな格好で登るのかとか水も持っていないのかと心配して,水をくれたり食べものをくれたりと,散々迷惑をかけてしまいました。
第一ピークで断念,それでも富士山よりも高くまで登れました。
下山途中で,野性のエルクが3頭,草を食べているのに遭遇しました。
それにしても,ゴミひとつなく,人混みもなく,湿気もなく,最高でした。
日本で登山をする気持ちにはなれませんね。
その後,国立公園の展望台ごとに車を停めながら景観を楽しみました。断崖絶壁なのにガードレールがないのもアメリカらしいのですが,緊張しました。国立公園を出てデンバーに向かいました。
地図上ではすぐなのに,峠を超えるたびに3,000メートル級を登ったりおりたりと,大変な山道を越えて,ついにデンバーに到着しました。
本日は,600マイル以上走りました。
中学校1年の時の英語の教科書で知ったデンバーの地に,こうして,今,いることが不思議です。今でも教科書の文章は暗記しています。
It's Christmas time. Roy and his father are going from Denver to SanFrancisco.

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今日はユタ州南部のハリケーンという町のホテルを出発してインターステイツ15を北上,途中ザイオン国立公園のコロブセクションという公園の北側を展望できるコースに立ち寄った所,ちょうど,日の出と遭遇しました。
その後,インターステイツ70に乗り換えて,進路を東に取りました。
このインターステイツ70というのがすごかったというか,まるでグランドキャニオンとモニュメントバレーの中をずっと走っているみたいな道でした。
あまりの感動で,所々にある展望台に全て駐車してしまったので,予定を大幅に遅れて,さらに道に迷って,午後1時前に目的地のひとつ,キャニオンライズ国立公園に着きました。最も奥にある展望台グランドビューポイントからの景色が最高でした。
まさにここもグランドキャニオン以上でした。
次に行ったのがアーチーズ国立公園で,ここも一番奥のデビルズガーデンにあるランドスケイプアーチまでヘロヘロになりながらたどり着きました。
今日の走行距離が600マイル,さらに公園の中のトレイルを歩いて数時間,本当にどこへ行くにも遠く,公園内は広く大変です。
しかし,それ以上の感動を味わいました。
夕日を背に走って,夜8時過ぎ,ついにコロラド州境に着きました。今晩の宿泊地は,グランドジャンクションという町の北側にある空港近くのホテルです。

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今日は国立公園めぐり。ザイアン国立公園は,環境を守るために,車での移動が禁止されているので,駐車場に停めてめてシャトルバスでの移動となるのですが,朝の10時を過ぎると一杯になってしまうという噂だったので,ホテルの朝食を断念して,午前5時30分に出発しました。
日本のような案内表示がほとんどないことと,思っている以上に遠いことで,途中で何度か道を間違え,なんとか午前10時に到着,少しだけ駐車スペースが残っていました。
シャトルバスで見所を見て回りました。

次に行ったのが,ブライスキャニオン国立公園でした。
ここは,本当にすごかったです。グランドキャニオン以上です。岩の下まで降りられるトレイルに挑戦,降りるのは簡単だったのですが,戻るのが地獄でした。でも,幻想的で素晴らしかったです。
それにしても,日本人を見かけません。ここも例のごとく,中国人の団体が観光バスで押しかけ,大声を張り上げておりました。しかし,流石に,観光バスが行かない一番奥のレイボーポイントまではそうした輩もおらずよかったです。
アメリカの大自然の素晴らしさを知った人は何度も行きたくなるのですが,どこも遠く,運転ができて,言葉が不自由でないと大変なので,日本人は二の足を踏んでしまうのでしょうか。
でも,本当にすごい景色です。これを知らずして何を語るやです。
今日はそんなわけで,朝食も昼食も抜きで,500マイル走って2つの国立公園を制覇しました。
夜9時に,予約をしておいたホテルにやっと到着。ホテルの隣にあったレストランで55歳以上格安セットのステーキを食べました。
天気予報は,40パーセントの確率でヘビーレインだったのですが,流石に晴れ男,しっかり日焼けしました。
全てを見終わって車でホテルに向かう時に雨が降り出し,ホテルに着く頃には,綺麗な虹が見えました。

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実質,今日から旅がはじまりました。
まず,マウンテンホームから,ステイツハイウェイ20を東に200マイル走って,クレイター ・オブ・ザ・ムーンまで行きました。ここは 辺り一面真っ黒い土や岩で覆われていて、実際に月に行った宇宙飛行士が月とそっくりだと言ったとか。
それにしても春に行ったホワイトサンズはどこも真っ白だったし,ここはどこも真っ黒だし,アメリカはすごいところです。
ここまで走ってくる時の景色を見て,モンタナ州を思い出しました。
そのあと,インターステイツ15に乗って南下,出発から7時間,およそ500マイル走って,ソルトレイクシティに着きました。ここはモルモン教の聖地,ビジターセンターで,日本語の経典をもらっちゃいました。日本にもいるような宣教師さんがいっぱいいました。商工会議所ビルの屋上にガイドツアーに参加すると登ることができて,遠くには,オリンピック冬季大会が行われた山々が美しく見えました。
それにしても,アメリカはどこの都会も車でいっぱいです。片側4車線もあるインターステイツは制限速度がなんと80マイルですが, 渋滞もなくそれは快適でした。
こちらは予想よりもずっと暑く,今はソルトレイクシティからさらに南下したところのホテルにいるのですが,少し雨が降っています。

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ユタ州のボイジーからインターステイツ84を30分東に行ったマウンテンホームという町に滞在しています。
ウォールマートに普通に銃が売られているのには驚きました。身分証明書があれば買えるのだそうです。目的は,ハンティングで,獲物によって銃や弾丸が異なります。銃自体はアメリカ製ですが,優秀なファインダーは,日本製(ニコン)だったりもします。
でも,平和で綺麗な,そして,静かな町です。
どこの家にも車が3台,あるいは,キャンピングカーやヨットがあって,子供の頃にテレビで見たアメリカの町です。
このめちゃめちゃでかい家に住んで,RV車に乗るのを見ると,一生もののローンを組んでウサギ小屋のような家を買って ,走れもしない道を得意げに追い越すために高級車を買う日本の姿がものすごくバカらしく思えます。
また,日本で習ったのと異質な英語を話し,気楽に細かいことなんてこだわらず生活してみると,やたらと気を使い人にペコペコして,手当も出ないのに遅くまで残業しているのが,一体なんのためなのか,さっぱりわからなくなります。
華氏100度を超えるほど暑いですが湿気はありません。
明日からユタ州をドライブします。

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今,成田空港にいます。いよいよ夏のアメリカ旅行に出発します。
今回は,アイダホ州からユタ州コロラド州と大自然を楽しむ旅です。
新幹線の品川までは順調だったのですが,湘南新宿ラインの人身事故で成田エクスプレスが40分遅れで少しヒヤヒヤしました。
また,可能な限りライブでアメリカの香りをお送りしますので,お楽しみに。
では,午後4時のフライトでオレゴン州ポートランドまで行って来ます。

 9時間のフライトで無事ポートランドに到着,アメリカに入国しました。
たった9時間,やはり,デトロイトまでの12時間に比べると,西海岸までは楽です。あの残りの3時間が苦痛なのです。機内では映画「清須会議」を騒音で聞こえない日本語を無視して,英語字幕で楽しみました。
これから,アイダホ州ボイジーまで行きます。76人乗りのプロペラ機です。まるでバスです。
それにしてものどかなところです。春に行ったテキサスとはえらく違います。ポートランドの空港のローカル線ターミナルAなんて田舎の駅みたいです。
待合所のフリー wifi は快適です。

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