######
2024年3月9日,新日本フィルハーモニー交響楽団の演奏会を聴きに東京へ行きました。今回の公演は午後3時からだったので,それまで何をしようかな? と思っていたのですが,新幹線の車内から見えた富士山があまりに見事で,しかも,新幹線が品川駅に差しかかっていても,まだ,富士山がきれいに見えるので,こりゃ,東京で富士山を見ることができる絶好の機会だと,新宿にある東京都庁の展望台に行くことにしました。
以前にも東京都内から富士山を見たことはあるのですが,このごろはなかかなその機会がありませんでした。現在の東京都庁ができた1991年に,展望台があるということで行ってみた記憶があるのですが,それ以降は,行ったことがありませんでした。おそらく,富士山を見ることができる展望台はこれだろうと思い当たり,行ってみることにしたのです。
実際,展望台からの眺めは,予想以上にすばらしく,美しい富士山を見ることができました。展望台は外国人でいっぱいでした。
さて,この日の演奏会は,すみだトリフォニーホールで,場所はJR錦糸町駅からほど近いところでした。この界隈は,亀戸といいます。亀戸といえば,亀戸天神です。東京に住んでいる人には当たり前かも知れませんが,よそ者の私には,東京には,未だに行ったことがない場所が結構あります。このごろは,機会があれば,そうした場所に行ってみることにしています。
亀戸天神は,JR錦糸町駅から20分ほど北に行ったところにありました。
・・・・・・
亀戸天神社,通称亀戸天神は,天満大神,すなわち,菅原道真を祀り,学問の神として親しまれています。1644年から1647年の正保年間,菅原道真の末裔であった九州の太宰府天満宮の神官・菅原大鳥居信祐が天神信仰を広めるため諸国を巡り,1661年(寛文元年)にこの地にたどり着いて,もともとあった天神の小祠に菅原道真ゆかりの飛梅で彫った天神像を奉祀したのがはじまりとされます。四代将軍徳川家綱が鎮守神として祀るよう現在の社地を寄進し,太宰府天満宮に倣い造営されました。
名物は葛餅で,亀戸餅ともよばれ,1805年(文化2年)に天神社参道で創業した船橋屋が人気を集め,現在も店舗を構えています。
・・・・・・
この,下町情緒あふれる地もまた,いいものでした。次回はゆっくりと街歩きをしてみたいと思いました。
では,最後に,お恥ずかしい話を。
アニメに疎い私にも,おぼろげに「こちら亀有公園前派出署」という名前のアニメがあることは知っていました。それがここ亀戸だと思い,何かゆかりのものがないかなあ,と探していたのです。亀戸と亀有は,全く異なる場所だから,当然,あるわけがないのです。
ということで,今度は,亀有にも行ってみようと決心しました。
・・
この日は,日帰りで東京を往復したのですが,行きは美しい富士山を見て,すばらしい演奏会を聴いて,帰りは,JR東京駅のホームで「ドクターイエロー」を目撃しました。そんなわけで,気分がよかったので,駅弁「春の弁当・花衣」を買って,帰りの車内で食べました。
◆◆◆
「しない・させない・させられない」とは
「Dans la vie on ne regrette que ce qu'on n'a pas fait.」とは