3日目の朝になりました。外は大雨でした。これでは外を歩けません。
朝食を終えてフロントにいた男性に聞くと,フィンランドは7月ごろは天気が悪いんだよ,でも,この時期はまだましでねえ,と言っていました。まあ,雨の日は部屋にいるほうがいいんじゃないの,だそうです。といっても,1日を無駄にもできません。予定通り,今日は,マリメッコの本社にメトロで行くことにしました。
それにしても,ものすごい雨でした。救いはお昼過ぎには上がりそうだということでした。メトロの駅までさほどの距離はないのですが,歩道は水びたし,スニーカーにも水が入ってきて,気持ちがわるいことこの上ない状態でしたが,なんとか駅に着きました。
はじめてメトロに乗ったのですが,何の問題もなく,最寄りの駅までいくことができました。最寄りの駅はヘルシンキの郊外にあって,日本と同様に地下鉄も地上を走るようになっていたので,駅は地上にありました。ところが駅に着くと,先ほど以上の雨,これでは,駅から徒歩10分ほどのマリメッコの本社までとても歩けません。
駅でしばらく雨宿りをすることにしました。

雨宿りをしていると,初老の男の人が私に話しかけてきました。彼はフィンランド語しかできないようでした。フィンランドの語学教育が日本の英語教育とは比べ物にならないとはいえ,やはり,この時代の人は日本と変わらないなあ,と思ったのですが,私が何度英語でフィンランド語はわからないといっても,話をやめません。そんなわけで,私が英語,彼がフィンランド語というように,わけのわからない会話が続き,疲れました。
雰囲気でわかったことに,彼は金持ちでした。ブランドモノの腕時計をして,多額の年金をもらっているようでした。ただし,彼は酔っぱらっていました。どの国も,年寄りは人恋しいように思いました。
雨が少し小ぶりになって来たので,彼と別れて,マリメッコの本社まで歩いて行きました。
ショールームが開くにはまだ10分程度時間があったのですが,社員食堂ではコーヒーが飲めるようでした。そこで,コーヒーを飲みながら体が乾くのを待っていると,そのうちに徐々に来客が増えてきました。みな日本人の女性でした。
やがて,ショールームが開いたので,ウィンドウショッピングです。私は買う気もないので,単に見に来ただけ。そのうちに多くの日本人女性客でいっぱいになってきました。
マリメッコからの帰り道,メトロの駅までの間にも,どれだけの日本人女性とすれ違ったことか!

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