しない・させない・させられない

Dans la vie on ne regrette que ce qu'on n'a pas fait.

USA50州・MLB30球場を制覇し,南天・皆既日食・オーロラの3大願望を達成した不良老人の日記

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【Sumaary】
Akita Prefecture may seem to have little to offer, but it hides many hidden gems. Among them, Lake Tazawa stands out for its stunning deep blue surface and serene beauty in all seasons. The lake is Japan’s deepest, with a depth of 423.4 meters. The area also offers notable hot springs, including Nyuto Onsen, providing relaxing stays with scenic mountain views.

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 何もない,といわれる秋田県ですが,この県には隠れたすばらしさがあります。さすがに角館はインバウンドも見られますが,それ以外のところは,観光客も少なく,自然も多いのです。私が特に気に入ったのは,田沢湖周辺でした。田沢湖は
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 田沢湖は水深423.4メートルを誇る,日本で1番深い湖です。
 田沢湖の見どころは,なんといっても息を飲むほど美しい瑠璃色の湖面です。 夏には周辺の木々の緑とキラキラ光る湖面の調和がすばらしく,冬には白銀の世界の中,風に揺られて静かに波うつ湖が神秘的な景色を見せてくれます。
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 というように,神秘的な風景を楽しむことができます。
 また,田沢湖には,クニマスが生息していましたが,1940年(昭和15年)に灌漑と水力発電のため田沢湖に入れられた玉川の水が酸性であったために絶滅してしまったそうです。

 田沢湖の周辺には,乳頭温泉をはじめとして,旅情を差そう温泉があります。温泉のある高台からは,天気がよければ,山形県との県境にある烏帽子岳を見ることができます。
 まだ行ったことがないのですが,山形県との県境に近いところには,隠れた名湯が多くあって,落ち着いた時間が過ごせるということなので,機会があれば,一度行ってみたいものです。

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【Summary】
Kakunodate, known for its samurai residences, preserves its Edo-period streetscape. The Ishiguro and Aoyagi families played key roles in local history. The Ishiguro family served the Satake clan, contributing to education and town leadership. Aoyagi House, the oldest in Kakunodate, displays historical artifacts. Notably, Odano Naotake’s Akita Ranga art, influenced by Western techniques, left a lasting impact on Japanese painting.

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 武家屋敷で知られる角館は,1620年に芦名義勝が古城山の南麓に町を造ったことがはじまりといわれますが,今もなお江戸時代から変わらぬ町なみを残しています。
 武家屋敷の中には公開されているところがいくつかあります。そのなかで,私が訪れたのは石黒家と青柳家でした。

  石黒家は佐竹北家の佐竹義隣に召抱えられた石黒勘左衛門直起を初代とし,財政を担当する用人として佐竹北家に仕えました。8代石黒直信は,幕末から明治初めにかけて家塾「紅翠亭」を開き学問の普及に尽力した人物で,9代石黒直幹は晩年には角館町長を務め,10代石黒直豊は角館図書館の初代館長を務めました。 さらに,12代石黒直次は最後の角館町長を務め,合併後は仙北市の初代市長となりました。現在もこの武家屋敷に子孫が暮らしているそうです。
 また,格式高い薬医門で知られる青柳家は,角館に現存する武家屋敷のなかで最古の建物で,茅葺きの母屋の座敷に入って建物を主体に内部を見学できました。 四季折々の草花あふれる3,000坪の敷地内には,母屋,武器庫,解体新書記念館,秋田郷土館,武家道具館,アンティークギャラリー喫茶・ハイカラ館,幕末写真館,時代体験庵などがありました。
 私が特に興味をもったのは,青柳家と姻戚関係である小田野直武が描いた「解体新書」の挿絵でしたした。西洋の陰影法を取り入れ,後の洋画界に大きな影響を与えた秋田蘭画は,小田野直武と秋田藩主・佐竹義敦によって完成されたということです。

 このように,この国の江戸時代というのは,想像以上に人々の文化的水準と知性が高く,地方まで,そうした教養が行き届いていたことに驚かされます。

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【Summary】
In July 2024, I traveled along the Tsugaru and Shimokita peninsulas, focusing on Cape Tappi. Despite passing through areas like Minmaya, Takanozaki, and Kanita without fully exploring them, I found them charming. I hope to revisit these places, including Minmaya’s Yoshitsune Temple, Okutsugaru-Imabetsu Station, and the Tairadate Furofushi Onsen.

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 青森県に2024年7月4日から7月7日まで行ったときは,津軽半島と下北半島を海岸沿いに時計回りに走りました。とりあえずの目的地は龍飛崎でしたが,その後,どのくらいの時間で行くことができるかわからなかったので,見どころがあっても,通過してしまった場所もありました。それと同時に,新たに,魅力的なところをたくさん知りました。
 そんなわけで,今日取り上げる津軽半島の東側のほとんどは,単なる通過点になってしまいました。それでも,三厩,高野崎,蟹田と通りましたが,どこも素朴で,私には郷愁ただよういいところでした。

 ということで,このときは通過してしまったのですが,この場所は,また,行きたいと思うところが少なからずあります。
 まず,三厩には義経寺があります。ここまで源義経が逃げ延びたという伝説があるのですが,その真実はともかく,ここから蝦夷の地にわたるには,津軽海峡が横たわっているというのが衝撃的に思えます。
 次に,北海道新幹線の奥津軽いまべつ駅があります。どうしてこんなところに新幹線の駅が? とよく話題になるのですが,私が見たいのは,新幹線ではなく,ここから在来線の貨物列車が青函トンネルを通るために新幹線軌道を走っていく姿です。
 さらに,平舘不老不死温泉に泊まってみたいということです。

 蟹田駅を過ぎると,急に家が増えて,津軽半島の郷愁がなくなってしまうのですが,それ以外のところは,私にとって,まさに理想的な「旅」という目的にかなうところです。また,機会があれば,ゆっくりと訪れてみたいです。

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【Summary】
I purchased a printed guidebook for the Nikon Z50 II, which, though identical in content to the free digital version, is more convenient for me. With 796 pages and a 3 cm thickness, it rivals a dictionary. While daunting, this detailed manual embodies Nikon's dedication, rarely found in other brands.

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 前回書いたように,ニコンZ50Ⅱの詳しい説明書である活用ガイドの冊子版を購入しました。内容は,無料でダウンロードできる電子版と同じですが,電子版では不便なので,高価な冊子版を手にすることにしたのです。
 届いたものを見て,改めて驚きました。それは,ページ数が796ページあるので,本の厚さが何と3センチメートルと,辞書くらいもあったからです。他のメーカーには,こうした書籍は存在するのでしょうか? おそらく存在しないと思います。そこで,これだけ詳しい冊子が存在するというのが,武骨なニコンの良心ともいえます。ニコンのカメラの愛好者はこういうところにも惹かれるのでしょう。しかし,こうしたこことは,ほとんど知られていません。
 それにしても厚い。とはいえ,800ページ足らずです。調べてみたところ,ニコンZ9に至っては1,053ページにもなります。

 車もスマホもコンピュータも,そして,カメラも,今や,ものすごい性能です。しかし,カタログなどに載っているスペックを見るだけで,ああだこうだと言ったり,書き込みをしたり,あるは,雑誌の特集などで比較しているものは多いのですが,その多くが,実際に使っているのかな,と疑問に思うことが少なくありません。それは,検査結果だけを見て診断する医者とか,成績だけで進路指導をする教師と同様です。そこには最も大切なことが抜けています。
 私は,若いころは,ろくに説明書も読まず使っていたことが多いのですが,それでは私の手元にやってきた道具に申し訳ないと思うようになってきました。それは,旅でも同様で,訪ねた地の歴史とかさまざまな風土を知らずに感想を語っているようなもので,そうしたことを詳しく知ると,魅力が増すのです。

 これを操作しながら読んで理解しようとすると,どれだけの時間がかかるのか…。楽しみでもあり,大変でもありますが,やはり,電子版では不便なので,こうしたものがあると,とても助かります。私が古い人間だからなのでしょうか? 
 というわけで,時間を見つけて説明書を読んで,自分ができることを工夫していきたいものだと,この分厚い本を目の前に誓ったことでした。


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【Summary】
The Tsugaru Railway runs from Goshogawara City to Tsugaru-Nakasato in central Tsugaru Peninsula. Unlike the often-closed JR Tsugaru Line, it rarely stops service and features a famous stove train in winter. In March 2024, I visited during an unusually mild winter, but still enjoyed the snowy scenery. Along the route are notable spots, including Goshogawara, the "Shayokan" (Osamu Dazai's childhood home) in Kanagi, and Ashino Park. The area is rich in Tsugaru culture, making it worth revisiting.

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 津軽半島の中央部を,五所川原市から津軽中里まで走るのが津軽鉄道です。
 知っている人には当然ですが,私は,行くまで,津軽鉄道とJR津軽線の区別がわかりませんでした。JR津軽線は,青森駅から津軽半島の東岸を北に蟹田駅まで行き,そこから北西の山の中を三厩駅までつないていて,津軽鉄道とは別のものです。そして,現在,蟹田駅から三厩駅までは,豪雨の影響で不通になっていて,代行バスが走っています。そこで,津軽鉄道とJR津軽線を混同して,津軽鉄道が不通になっていると誤解してしまいます。
 地元の人に聞くと,JR津軽線は「すぐ止まる」けれど,津軽鉄道は「止まらない」といいます。そういう認識のようです。そして,津軽鉄道には,冬の間,有名なストーブ列車が走ります。
 私は,このストーブ列車に乗りたいとずっと思っていたのですが,冬の青森県なんぞ,大雪で行くのも大変だしなあ,と躊躇していました。しかし,ストーブ列車が3月末まで走っていることを知って,さすが3月ならいくら何でも大丈夫だろうと,昨年2024年の3月に行ってみたのでした。この年は暖冬で,私の行った3月は雪があったのですが,2月でも雪がない日があったということでした。今年2025年とはえらい違いです。いくら雪が大変とはいえ,雪原を走る津軽鉄道に乗りたくて行ったのに,雪がない,というものまた,困った話だったようです。

 津軽鉄道は,ストーブ列車だけでなく,沿線にも見どころが多くあります。
 まずは,五所川原市です。この町はいかにも津軽,という感じのする味わい深いところです。そして,太宰治が生まれ育った,現在は「斜陽館」として公開されている建物が,金木という町にあります。そこを北に行くと,芦野公園があって,太宰治の銅像があります。この辺りが,津軽三味線発祥の地でもあります。
 また,終着の津軽中里駅周辺も,いかにも雪国,とった風情のあるところです。
 また行ってみたいものだと思います。スクリーンショット 2025-01-12 191935b


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【Summary】
Over the past two years, I traveled to Aomori four times and became fascinated by its charm, especially the Tsugaru Peninsula. I visited iconic places like Tsurunomai Bridge, Kodomari, and Cape Tappi. Though I covered many spots, I later learned about Takayama Inari Shrine, known for its red torii gates, and hope to see it in a snowy landscape someday.

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 ここ2年ほどの間,2023年5月18日から5月20日まで,2024年3月6日から3月8日まで,2024年4月15日から4月16日まで,そして,2024年7月4日から7月7日までと4度も青森県を旅行しました。はじめのうちは,何があるのだろう,と思っていたのですが,行けば行くほど,その魅力にはまってしまいました。
 どこもおもしろいところなのですが,その中でも,私は,津軽半島に多くの興味がわきました。そこで,今日は,津軽半島の西側について書きます。
 
 まずは,鶴の舞橋です。ここは,日本一長い三連太鼓橋としてゆうめいなところです。遠くには岩木山も見ることができて,とても美しいところです。
 さらに北に行き,十三湖を過ぎると,太宰治の小説「津軽」にゆかりのある小泊に着きます。ここには小説「津軽」の像記念館があります。小さな素朴な町ですが,なかなかよいところです。
 そして,津軽半島の最北端,龍飛崎に至ります。龍飛崎は断崖となっていて,高台にある展望台からは,西は日本海,北は津軽海峡,東は陸奥湾という雄大な風景を見ることができます。

 このように,念願だった場所にはすべて行くことができたのですが,実は,あとで,高山稲荷神社というところがあるのを知りました。ここは,朱色の千本鳥居という美しい風景を見ることができるのです。できれば,いつか,雪景色の姿を見てみたいものです。

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Wolf Moon 2025.

早朝の火星と1月の満月「ウルフムーン」。
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【Summary】
In May 2023, I visited Aomori for the first time, exploring Oirase Gorge and Lake Towada. The calm atmosphere and few tourists left a great impression on me. Although Lake Towada attracts many group tours, it feels less crowded now. The balance between nature and tourism remains well-maintained.

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 私がはじめて青森県を時間をとって旅したのが2023年5月だったことを考えると,あれからまだ2年も経っていないのが不思議な気がします。そのころぜひ行ってみたかったのが十和田湖であり,奥入瀬渓谷でした。そして,そのときの印象がとてもよくて,私は青森県が大好きになりました。
 私が訪れたのは5月だったのですが,秋に出かけていたら,さぞかしすごい人混みだったことでしょうし,そうであれば,また,印象は異なっていたかもしれません。初夏の奥入瀬渓谷は,それほど人もおらず,落ち着いた時間をすごすことができました。

 また,奥入瀬渓谷を走っていくと,十和田湖に行きつきます。
 十和田湖は,まず,周辺を1周して,それから船に乗りました。さすがに有名な観光地なので,団体観光客が多く乗船していました。とはいえ,さびれ感も感じられるところでした。やはり,以前よりは団体観光客も少なくなっているようです。
 十和田湖に限らず,以前に行われていた団体旅行のための観光施設から脱却して,個人や小グループ向けの観光地に脱却できるかどうかが,今のその地の状況に結びついているように思います。
 とはいえ,アニメなどで脚光を浴びて,その結果,インバウンドであふれるという状況は,まったく望ましいものではありません。また,リゾートと名を打って,やたらと豪華な観光地になってしまったら,素朴さを求める観光客は敬遠してしまいます。
 今の十和田湖や奥入瀬渓谷は,それがいい感じで調和されているように,私には思えました。

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【Summary】
After initially struggling with short battery life on my Nikon Z50 II, I contacted support and learned that a setting was causing the issue. After adjusting it, battery performance improved significantly, allowing me to take around 300 photos. I realized that mastering such a complex camera requires time and effort, so I plan to keep learning to make the most of its capabilities.

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 発売日に購入したニコンZ50Ⅱを使いはじめました。そのとき
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 ニコンZ50Ⅱで,(ニコンZ50と)同じような使い方をしていたら,あっという間に残量表記が2目盛りになり,さらに,1目盛りの赤色になりました。しかし,一度電源を切ると,1目盛りが3目盛りに復活したりするので,訳がわかりません。実際のところ,どれだけバッテリーが持つのか,使い切っていないのでさっぱりわかりません。そして,不信感が残りました。バッテリー表示は正確なのか? これは個体差なのか? それとも?…。
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と書きました。

 以前なら,家の近くにカスタマーセンターがあったので,そこへ出かけて聞いてみるのですが,閉鎖されてしまったのでそれができません。そこで,ホームページから会社にメールで問い合わせてみると
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 SnapBridgeをご利用の場合は,「ネットワークメニュー> 「スマートフォンと接続」内にある「電源OFF中の通信」の設定をご確認いただき, 「する」にセットされている場合は,「しない」にセットして動作をご確認くださいますようお願いいたします。
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というていねいで詳しい回答をもらいました。
 そんな次第だったので,その回答のように設定を変えて,再び,名古屋市の東山動植物園へ出かけて,写真を撮ってきました。今度は,300枚程度写してみたのですが,バッテリーの持ちは格段に改善されて,300枚程度写したところで,やっと残量表記が2目盛になりました。

 以上の結果から,私の抱いていた「バッテリーの持ちが悪いのか?」という疑問は,カメラの設定の問題であったことがわかりました。これで,安心して使用できることになりました。
 いずれにしても,これだけ多機能のカメラを使いこなすのは容易なことではありません。何せ,説明書も800ページ近くあるし,これを読破しないと,そもそも,自分がどういう設定で写すのがいいのかさえわからないのだから,せっかくの高性能カメラも,宝の持ち腐れ,となってしまいます。
 それではニコンZ50Ⅱくんが気の毒なので,これから,いろいろと勉強して,私の手元にやってきたニコンZ50Ⅱくんを活躍させてやりたいと思いました。そうそう,活用ガイドという詳しい説明書がpdfファイルだけでなく,冊子として出版されました。かなり高価ですが,購入することにしました。

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【Summary】
On January 11, 2025, I attended the Central Aichi Symphony Orchestra’s concert featuring violinist Mayuko Kamio, conducted by Junichi Hirokami. Kamio’s performance of Tchaikovsky’s Violin Concerto was outstanding, especially the first movement. The encore was Paganini’s Caprice No. 5. The program also included Berlioz’s Symphonie fantastique, which was delightful. After the concert, Hirokami gave remarks and requested donations for disaster relief in the Noto Peninsula, followed by an encore of Grieg’s Last Spring. It was a truly fulfilling experience.

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 2025年1月11日。
 これまで,演奏会で多くのソリストの演奏を聴いてきましたが,以前から一度聴いてみたいと思っていたヴァイオリニストの神尾真由子さんは,その機会がなくて,残念に思っていました。そこで,このたび,セントラル愛知交響楽団の定期演奏会で,神尾真由子さんが出演することを知ったので,行ってみることにしました。
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 神尾真由子さんは,10歳でソリストとしてデビュー,2000年ニューヨークへ留学,2002年日本に戻り,演奏活動をはじめました。2007年第13回チャイコフスキー国際コンクールヴァイオリン部門第1位。2011年に拠点をニューヨークに移し ,2019年に再び拠点を日本に移しました。
 使用楽器は,2017年より宗次コレクションから貸与された1731年製ストラディヴァリウス「ルビノフ」。
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 この日の演奏会は,広上淳一指揮で,曲目は,チャイコフスキーのヴァイオリン協奏曲とベルリオーズの「幻想交響曲」でした。
 チャイコフスキーのヴァイオリン協奏曲は哀愁ただよう曲で,若いころよく聴きましたが,なぜか,このごろはあまり耳にしません。神尾真由子さんの弾くチャイコフスキーのヴァイオリン協奏曲は定評があるので,とても楽しみでした。
 私は,技術的なことはさっぱりわかりません。演奏のできだけでなく,さまざまな要因もすべて含めて,今日は聴きにきてよかったなあ,と思うときに,幸せを感じるわけで,それを体験したいから,演奏会に足を運ぶのです。愛知県芸術劇場コンサートホールは,音響はよいのですが,座席がいまいちで,たとえば2階席の最前列は,一見よさそうですが,実は,前にある落下防止の手すりが邪魔になって,指揮者が隠れます。今回は,2階の左側2列目で,この席は,なかなかでした。ソリストと指揮者をしっかりと見ることができました。欲をいうと,2階の右側のほうがよりよいです。
 さて,神尾真由子さんの演奏ですが,本当にすばらしいものでした。特に第1楽章。第1楽章が終わったところで,思わず拍手が起きたのもわかるような気がしました。音程もしっかりしているし,一音一音がしっかりと奏でられる,かつ,美しいのです。円熟の味。のめりこみました。
 アンコールはバガニーニの「24のカプリス」より第5番。こちらは神尾真由子さんお得意の技巧的な曲でした。

 もう1曲は,ベルリオーズ(Louis Hector Berlioz)の「幻想交響曲」(Symphonie fantastique)でした。この曲もまた,以前はNHK交響楽団の定期公演でずいぶん聴いたことがあるのですが,このところご無沙汰していました。「幻想交響曲」は「恋に深く絶望しアヘンを吸った豊かな想像力を備えたある芸術家」の物語を音楽で表現したもので,「史上初のサイケデリックな交響曲」といわれる不思議なファンタジーですが,いつも楽しめる曲です。この日の演奏もなかなかのものでした。楽しい土曜日の昼下がり,こうした曲はとても適していました。
 プログラムの終了後,広上淳一さんの挨拶と能登半島の災害に関して寄付のお願いもありました。あわせて,グリーグのふたつの悲しい旋律から第2番「過ぎし春」のアンコールがありました。
 満ち足りた時間になりました。

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【Summary】
In 2024-2025, Aomori faced severe winter snow, unlike the previous mild year when I visited Tsugaru Railway and Furofushi Onsen. Aomori’s greatest charm lies in its many unique, relaxing hot springs, such as Sukayu Onsen, Furofushi Onsen, and Lamp Inn Aoni Onsen, making it a fascinating destination.

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 2024年の夏は猛暑でしたが,一転して,2024年から2025年の冬は近年になく寒く,青森県は雪害がひどいようです。私は,昨年の3月に津軽鉄道に乗り,「黄金崎不老ふ死温泉」に行ったのですが,ほとんど雪もなかったのですが,今年なら,行くこともたいへんだったにちがいありません。
 そんな青森県ですが,最大の魅力は,何といっても温泉です。これまでに私が行ったのは,「酸ヶ湯温泉」「黄金崎不老ふ死温泉」「ランプの宿青荷温泉」「東北温泉」です。また,龍飛崎の先端にある「龍飛崎温泉ホテル竜飛」もいいところでした。

 これ以外にも,名前をあげるなら,いくらでも出てくるのですが,私の理想とする,人が少なく,規模が小さく,くつろげるところ,となると,なかなか難しいもの。行ってみなければわからない,というところでしょうか。
 先にあげた酸ヶ湯温泉は,冬はものすごい積雪ですが,それでも,温泉に行くことは可能で,この季節がもっとも静かで魅力的だということなので,何とか,また,行ってみたいものだとひそかに思い続けています。
 また,ぜひ行ってみたいのが大鰐温泉です。ここにある「ヤマ二仙遊館」は
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 旅館業としての創業は明治5年,現在の建物は明治30年に建てられたもので,大鰐温泉で最も古い旅館。平川河畔に面した閑静な宿には,近隣に住む裕福な家から多くの湯治客がやってきたそうで,金木の津島家(太宰の生家)も訪れた宿です。
 そのほか,森鴎外の師としても知られる漢文学者の依田学海,南満州鉄道初代総裁の後藤新平,詩人大町桂月が宿泊した記録もあり,現存する宿帳には,小説家葛西善蔵の名が残されているなど,多くの文人に親しまれてきました。
 今も当時のままの部屋に宿泊する事が出来ます。
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とあります。

 このように,青森県は,行ったことがなかったころは,何があるところなのだろう? と思っていたのですが,実は,実は,なんとまあ,魅力的なところだったのでしょうか。

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