【Summary】
On December 14, 2024, at the Hyogo Performing Arts Center, I attended a concert by Paavo Järvi and the Deutsche Kammerphilharmonie Bremen featuring Mozart's "Don Giovanni" Overture, Beethoven's Violin Concerto, and Mozart's Symphony No. 41. Violinist Maria Dueñas replaced Hilary Hahn due to illness. Despite my dissatisfaction with the industry's typical no-cancellation policy for artist changes, I was impressed when the venue offered refunds for this substitution, though I chose to attend.
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2024年12月14日,兵庫県芸術文化センターKOBELCO大ホールで,パーヴォ・ヤルヴィ(Paavo Järvi)指揮ドイツ・カンマーフィルハーモニー管弦楽団(The Deutsche Kammerphilharmonie Bremen)の演奏会を聴きました。曲目は,モーツァルトの歌劇「ドン・ジョヴァンニ」序曲,ベートーヴェンのヴァイオリン協奏曲,モーツァルトの交響曲 第41番「ジュピター」でした。
ヴァイオリンのソリストは,当初はヒラリー・ハーン(Hilary Hahn)さんでしたが,体調不良ということで,マリア・ドゥエニャス(Maria Dueñas)という人に変更されました。
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〈名匠×世界屈指の室内オーケストラ×ヴァイオリンの新星〉
指揮のパーヴォ・ヤルヴィは,ドイツ・カンマーフィルハーモニー管弦楽団と2004年の芸術監督就任以来,世界的な名声を高めてきました。今回は明るく壮大なモーツァルト最後の交響曲「ジュピター」で,この黄金コンビの真価を発揮してくれることでしょう。
ソリストは,世界が注目するスペイン出身の新星マリア・ドゥエニャス。昨シーズンは,ヤルヴィ指揮ドイツ・カンマーフィルハーモニー管弦楽団をはじめとする名だたるオーケストラと共演。指揮者からの信頼も厚く,若くしてキャリアを積み上げているトップ・ヴァイオリニストのひとりです。
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今回のツアーは,2024年12月7日の熊本県立劇場コンサートホールからはじまって,12月8日横浜みなとみらいホール,12月9日東京オペラシティコンサートホール,2024月12月10日文京シビックホール,12月12日東京オペラシティコンサートホール,12月13日所沢市民文化センターミューズアークホール,12月14日兵庫県立芸術文化センターKOBELCO大ホール,12月15日iichiko総合文化センターと続く長期間のものです。
私は,パーヴォ・ヤルヴィ指揮ドイツ・カンマーフィルハーモニー管弦楽団の演奏会をウィーンの楽友協会で聴いた,ということから愛着があって,来日のたびに聴きにいくのですが,東京近郊ではいくらでも行くことができるのに,私の地元は飛ばされます。そこで,今回は神戸に行くことにしたのです。
先日,兵庫県立芸術文化センターから電話がありました。内容は「ヴァイオリンがヒラリー・ハーンさんからマリア・ドゥエニャスさんに変更になったので,キャンセルできますが…」ということでした。私は常々,出演者が変更になってもキャンセルできないというこの業界の風習に納得がいかなかったのですが,今回のこの対応には驚きました。私は,キャンセルしませんでしたが,これには好感をもちました。
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「しない・させない・させられない」とは
「Dans la vie on ne regrette que ce qu'on n'a pas fait.」とは
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