【Summary】
Conductor Nodoka Okisawa led the Kyoto Symphony Orchestra in a superb concert-style opera performance. Outstanding soloists added expressive acting that transcended staging limits. Creative Kansai-dialect subtitles by rakugo master Katsura Beidanji brought humor. The event reaffirmed the genius of Wolfgang Amadeus Mozart and the power of live opera.
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沖澤のどかさんの指揮,京都市交響楽団の演奏はいうまでもなく,今回の演奏会形式がすばらしかったのは,何といっても,ソリストのみなさんが最高だった,ということでした。すべてが適役でした。演奏会形式という制約はあっても,まるで,それを超越して,演技まで工夫していました。観客もどんどん引きこまれていきました。
さらに,字幕がユニークでした。字幕を担当したのが,落語家の桂米團治師匠。プレトークでも登場して,その大変さがとてもよく理解できました。何といっても,今回の趣向は,世界初? の関西弁による字幕でした。ソリストのみなさんの演技も,どこか,関西風で,まるで,吉本新喜劇のような,モーツアルトとなりました。特に,デスピーナ役をやった鵜木絵里さん,最高でした。まるで大阪のおばちゃんみたいだったので関西の人かと思ったのですが,東京の人でした。
私は,これまで,NHK交響楽団の定期公演で,特に,デュトワさんがしばしば演奏会形式のオペラをやったので,それを見たことがあるのですが,そうしたものの中で,今回が最も楽しめました。割愛されることの多いアリアもすべてやって,たっぷりと時間をとり,休憩を含めて3時間30分でしたが,あっという間でした。
この曲を作曲したのときのモーツアルトは35歳。とはいっても,亡くなる1年まえのことですが,これほどすばらしいオペラを作曲したというのは,まさに神業としかいえません。モーツアルトの作曲したものの中で,やはり,オペラが最高だと思いました。そしてまた,オペラはこうして実際に生演奏で接してこそ,だと実感しました。
最高の時間でした。いつもありがとうございます。
さて,次の京都市交響楽団第709回定期演奏会は,4月11日の第710回定期演奏会,曲目はチェロ堤剛さんで矢代秋雄のチェロ協奏曲とR・シュトラウスの「ドン・ファン」,「家庭交響曲」,その次が,4月29日の京響友の会特別コンサート,これは曲目がワーグナーの「ニュルンベルグのマイスタージンガー」前奏曲とベートーヴェンの交響曲第7番,そして,最後が5月3日のプロコフィエフエフの陣「壱」で,交響曲第1番,第2番,第3番と,今回も含めて,怒涛の沖澤のどか指揮の4連続となります。
まだまだ幸せな日々が続きます。
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「しない・させない・させられない」とは
「Dans la vie on ne regrette que ce qu'on n'a pas fait.」とは
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