しない・させない・させられない

Dans la vie on ne regrette que ce qu'on n'a pas fait.

USA50州・MLB30球場・47都道府県を制覇し,南天・皆既日食・オーロラ,空の3大願望を達成した「不良老人」の日記

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【Summary】
The seventh episode of Kyoto Secrets: Rouge – Succession depicts the pain of businesses that cannot be inherited and must close, while others struggle to continue traditions. The story shows the heavy burden of succession. However, I felt disappointed because the series focuses too much on dramatic family conflicts rather than Kyoto’s beauty and culture.

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 2026年3月8日,「京都人の密かな愉しみ Rouge‐継承‐」の第7回「幕の引き方」が放送されました。
  ・・・・・・
 洛は,鶴子とある和菓子屋を訪れる。廃業する決意をした女将の姿を目の当たりにした洛のこころが動く。三八子は悟に久楽屋の継承の相談を持ちかける。広臣の母・嘉譽子は夫・譽太夫に息子と向き合うよう迫り,驚きの事実を告げる。
 幸太郎は鋭二と再会。イギリスにいる釉子に電話をすると?
  ・・・・・・
 この回は,継承ができず,やむを得ず幕引きをしなければならない状況に陥ったときの無念さを裏に,いかに継承をするかという苦労が展開されました。要するに,進むも地獄、退くも地獄,というのが「伝統」の重み,ということなのでしょう。
 私は,何事も,自然の流れに任せれば,まあ,何とかなる,と思っていて,きちんとした展望もないのに何かの工夫をすればするほど事態が深刻で複雑になる,と考えるのですが,当事者とってはそう簡単にはいかないものなのでしょう。
 あと2話でどいういう結末を迎えるのでしょうか?

 ところで,「京都人の密かな愉しみ Rouge‐継承‐」は,どうも,私の期待したような展開のドラマになっていないので,少しがっかりしています。もっと京都らしい文化,歴史を,美しい映像とともに伝える内容を期待していましたが,ドロドロのホームドラマのようになってしまいました。9回という設定が長すぎるのです。また,女性陣はいかにも京都人らしく魅力的ですが,男性陣に深みがなく,京都人の男,という感じがしない。それが残念です。
 ところで,今の時代,こうした個人商店で,何代も続いているからといって,同じような商売が成り立つものなのでしょうか。何らかの大企業の中に入るとか,ビジネスの専門家に経営を委託するとか,観光業界とタイアップするとか,そういった工夫をして,合理的な商売に変えて行かなくては,たとえ継承ができても,その先がないように思います。それとも,京都という地であれば,今でも,こうした昔ながらの商売が成り立っているものなのでしょうか。そこが知りたい。でなければ,このドラマは,現実離れをしたおとぎ話になってしまいます。現実的な内容にするのなら,継承,というだけでなく,和菓子屋さんとか呉服屋さんという職業が抱える問題についても取り上げることが必要でしょう。

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【Summary】
I attended an NHK Symphony Orchestra concert in Omiya mainly to hear conductor Nodoka Okisawa while traveling. Although the program of Taiga drama music was not very appealing and the ticket was expensive, the second half—especially The Moldau—was excellent. Through many concerts, I have realized that seat, hall, and access matter most.

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 今回の大河ドラマをテーマとする演奏会,取り上げられていた大河ドラマは私があまり興味がなかったものが多かったのでもともとの音楽になじみがなく,残念でした。私が好きだった「国盗り物語」「勝海舟」「家神」などが演奏されたらずいぶん印象が異なっていたことでしょう。
 また,この演奏会の前日には,東京のNHKホールでも同じプログラムの演奏会が行われていたようですが,それにはゲストで高橋英樹さんが登場したりと,比較をすれば,ちょっと損をした感じでした。それにしても,入場料が高過ぎました。京都市交響楽団の定期演奏会の2倍ほどしました。この演奏会に限らず,近ごろのNHK交響楽団の演奏会は高すぎます。

 さて,どうして大宮のソニックシティ大ホールまで聴きにいったかというと,まず第一に,指揮者が沖澤のどかさんだった,ということです。これが最大の理由でした。もし違う指揮者なら行きませんでした。つまり,沖澤のどかさんがNHK響楽団を指揮する演奏会を聴きたい,ということでした。しかし,それならNHKホールでもよかったのですが,第二に,私は,東北旅行を企画していました。東北旅行のことはまた,別に書きますが,そのついで,というか,大宮で聴くほうが都合がよかった,ということにありました。ただし,前回も書きましたが,ソニックシティ大ホールは期待外れでした。
 そんな理由で大宮まで行ったのですが,第1部はともかく,第2部はたいへん楽しめました。特に,最後に演奏した「モルダウ」は最高でした。これを聴けただけで満足しました。これだけの盛り上がりをみせる指揮ができるのだから,やはり,沖澤のどかさんは大したものです。いっそのこと,第1部をやめて,スメタナの「わが祖国」(Má Vlast)全曲をやってもらうだけでよかったように思いました。

 まあ,今回の演奏会はそんなところでしたが,ここ数年,手当たり次第に行きたいと思った多くの演奏会を聴いてみて,私にとって,どういう演奏会なら楽しめるのかがよくわかってきました。
 まずは,座席です。とはいえ,これがもっとも難しい。いい席を取ることも難しいのですが,たとえ取れても,隣に座る人によっては不快になることがあるからです。そこで,定期会員になって,いつも近くに座る人が決まっていれば,そんな不安から解消されるわけですが,逆に,周りに不快な人が決まって座ってしまうと,絶望的にもなります。次が,会場です。これは,アクセスも含めてです。
 私は,20年来のNHK交響楽団の定期会員ですが,サントリーホールならまだしも,NHKホールは本当に情けない。アクセスも最悪です。とはいえ,通いはじめたころは,ああ,これがテレビで見るNHKホールそのものだ,というだけで感激していたこともあります。しかし,今や,ほかの多くのすばらしい会場を知ってしまうと,それと比べたとき,行く気が失せます。
 NHKホールは音もよくない。それがなぜか,会場で聴いた同じ演奏会なのに,FM放送で聴きなおすと,NHK交響楽団の演奏はすばらしいのです。ということで,私の結論は,NHK交響楽団の定期公演は,FM放送で聴くものであって,会場,特にNHKホールに足を運んで聴くものではない,ということです。日本でトップクラスといわれるオーケストラなのに,本拠地がNHKホールでは気の毒というものです。
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【Summary】
On March 6, 2026, I attended the NHK Symphony Orchestra’s “Taiga Drama & Masterpieces” concert at Sonic City Hall in Omiya, conducted by Nodoka Okisawa. The first half featured themes from historical TV dramas, while the second presented river-themed classical works. Although many enjoyed the familiar themes, I personally preferred the classical pieces.

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 2026年3月6日,大宮市のソニックシティ大ホールで,N響大河ドラマ&名曲コンサートを聴きました。指揮は沖澤のどかさん,そして,「秀吉」でピッコロ・トランペットを演奏したのがN響首席トランペット奏者の菊本和昭さん,「源義経」で用いられた薩摩琵琶が友吉鶴心さん,龍笛が稲葉明徳さん,纐纈拓也さん,岩﨑達也さん,シンセサイザーが篠田元一さん,そして,司会が田添菜穂子さんでした。
 どうして大宮まで来たかという話は次回書きます。
 ソニックシティ大ホールははじめてきました。大宮駅からすぐのところで,地の利は最高でした。ソニックという名前はソニーと関係があるのかな,と思ったのですが,調べてみると,「埼玉県(Saitama)」「大宮市(Omiya)」「日本生命(Nihon-seimei)」「産業(Industry)」,もしくは「国際(International)」「文化(Culture)」,もしくは「コンベンション(Convention)」の頭文字から「SONIC」となったそうです。
 中に入って驚きました。客席数はなんと2,505席もあって,巨大な空間でした。以前,座席数は2,336席のアクトシティ浜松大ホールに行ったことがあるのですが,よく似ていました。こんな巨大なホールは,クラシック音楽には不向きです。観客は8割程度の入りでした。

 第1部の曲目は,大河ドラマのテーマ曲から「風林火山」「豊臣兄弟!」「秀吉」「峠の群像」「元禄繚乱」「源義経」,それに,武満徹の作曲ということで,大河ドラマのテーマではないけれど「夢千代日記」,さらに「竜馬がゆく」「利家とまつ~加賀百万石物語~」「天地人」でした。
 そして,第2部の曲目は,「大河」にちなんだクラシック名曲選ということで,まずはライン川からワーグナーの楽劇「神々のたそがれ」(Götterdämmerung)より「夜明けとジークフリートのラインの旅」,次にドナウ川からイヴァノヴィチ(Iosif Ivanovici)のワルツ「ドナウ川のさざ波」(Valurile Dunării),最後に,ヴルタヴァ川(モルダウ川)からスメタナの交響詩「モルダウ」(Vltava)でした。
 司会がいて,曲目の紹介や,沖澤のどかさんをはじめとして,さまざまな人とのインタビューなどを挟みながら進行しました。それはそれで楽しかったのですが,私にとっての違和感は,以前,石田組のコンサートに行ったときに感じたものと同じでした。つまり,クラシック音楽の演奏会とは客層が違う。それとなく聞こえてきた会話は,クラシック音楽は長ったらしくて難しくてよくわからないけれど,大河ドラマのテーマ曲ならなじみがあるし短いからいい,というものでした。そういった人たちは,第1部はうかれて楽しそうでしたが,第2部はかなりつまらなそうでした。
 私には,むしろ第2部のほうがよかったのですが…。
 オーケストラもこうした演奏会をしてクラシックファンを増やす試みが必要だし,オーケストラもいろいろと駆り出されて大変だなあと思いましたが,コンサートが終わって,帰っていく観客の中に,今度はクラシック音楽のコンサートに行こうか,と話している人たちもいて,この演奏会の目的は果たせているようで,うれしくなりました。

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【Summary】
I stayed at Shiroko New Seaside Hotel, which looked old at first, but it had excellent hot springs and delicious meals. I enjoyed a private rooftop bath under the stars and a quiet early morning bath. Although I missed the exact sunrise time, I saw the sun briefly through clouds and enjoyed the peaceful ocean view.

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 ほかに手ごろなところがないというだけで選んだ「白子ニューシーサイドホテル」は,外見が古く,第一印象はがっかりでした。しかし,宿泊客が多く,どうしてなのか,不思議でした。その理由が宿泊してみてわかりました。ここはいい。旅先の宿泊は,混んでいない温泉があって,食事がおいしい,というのが二大条件です。少なくとも私には。ここには,そのふたつが完璧にありました。

 まず,温泉ですが,何と,屋上に,個室の露天風呂がありました。45分限定で予約制。チェックインしたときに時間を決めます。天気がよかったこともあって,月や星を眺めながら温泉につかることができました。露天風呂というのは,どんなに寒くても,お湯につかっているときは大丈夫ですが,出たとたんに地獄になります。これを避けるには,体の水分を完璧にとればいいのですが,それが大変です。しかし,ここは,暖房が効いていて,まったくそういう心配もありませんでした。
 館内には大浴場もあって,こちらは,多く温泉旅館にあるように,宿泊客でなくとも時間限定で利用できます。しかし,宿泊客のみが利用できる時間帯があるので大丈夫です。早朝5時からということだったので,私は,その時間に利用しました。ほかにだれもおらず,これもまた,最高でした。

 次に食事です。夕食は,量,質とも問題がなく,今回もまた,地酒を飲みながら,楽しい時間を過ごしました。私は,普段はまったく飲まないのに,旅先では,その土地の酒を飲むのを楽しみにしています。旅先で,どこでも飲めるビールを選ぶ人が私には理解ができないわけですが,まあ,ひとそれぞれでしょう。
 朝食はビュッフェ形式でしたが,混雑することもなく,これもまた,問題はありませんでした。
 せっかくこれだけのサービスがあるのだから,古びた設備やら外装をお金をかけてこまめに手入れすればいいのに,と残念に思いました。

 さて,せっかく九十九里浜海岸に来たからには,日の出が見たいわけです。天気は微妙でした。晴れていても,地平線付近に雲があったのです。
 日の出は午前6時35分ごろだと,私のiPhoneに入れたアプリがいうので,午前6時20分ごろに部屋を出て,海岸に向かいました。しかし,私はここで大きな失敗をしていたのです。千葉県は,私の住む愛知県よりも東にあり,日の出の時間がもっと早かったのです。とはいえ,海岸に着いたときは地平線付近は雲が邪魔をしていて,海から昇る太陽は見えなかったのが幸いしました。そのうち,なんとなく東の空を見ていたら,雲の隙間から太陽が見えはじめました。まだ時間は午前6時25分ごろで,意外に感じたのですが,この時にはじめて私が思っていた日の出時間が違っていたことに気づきました。
 太陽が見えていたのは,このときからわずか15分程度で,また,厚い雲の中に隠れてしまいました。
 そんなわけで,海から昇る太陽こそ見ることができませんでしたが,幻想的な早朝の日の出を波の音を聴きながら鑑賞することができました。

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【Summary】
I arrived at Shirako Onsen near the southern end of Kujukuri Beach and found a quiet resort town with iodine-rich hot springs. Although it was off-season and nearly empty, I enjoyed the peaceful atmosphere. The beach was beautiful at sunset, even without the famous ocean view.

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 海も見えないし,時折ある海水浴場も大したことないし,期待外れだったなあ,と思いながらだらだらと走っていくと,やがて,私が宿泊する白子温泉に到着しました。ところがどうでしょう。これまでとは打って変わって,白子温泉のあたりは,すてきな温泉街,というか,観光地だったのです。
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 白子温泉は。千葉県長生郡白子町,九十九里浜の南端近くに広がる温泉地です。温泉の最大の特徴は,ヨウ素を豊富に含むナトリウム・塩化物強塩泉で,全国的にも珍しい泉質。ほんのり黄色いことから「黄金の湯」ともよばれていて,美肌効果や保湿効果,冷え性や疲労回復にもよいとされています。
 もともとは,昭和30年代に農業用の井戸を掘っていて偶然発見されたもので,その後,1989年に本格的に温泉地として開湯しました。
 白子町は夏は海水浴やサーフィン,春は桜,さらに,「テニスの町」としても有名で,海沿いにはテニスコートやリゾートホテル,民宿がたくさん並んでいます。
  ・・・・・・
 とはいえ,東京都心からは近くなく,また,シーズンオフだったこともあって,閑散としていて,私好み。いつものこととはいえ,幸運でした。

 宿泊先の「白子シーサイドホテル」は,外見は古びていて期待外れだったのですが,ものすごく広い駐車場があって,明日が平日なのに多くの車が止まっていて驚きました。これは何か理由があるのでは… と思いました。チェックインして,さっそく,海岸に行くことにしました。海岸まではすぐでした。海岸沿いは桜まつりが行われていて,早咲きの桜が満開でした。早咲きの桜は,伊豆の河津さくらと同じ品種だそうです。
 海岸に着きました。ここからの眺めは最高でした。これぞ,私が想像していた九十九里浜海岸でした。ちょうど日が沈むころでしたが,九十九里浜海岸は東向き,つまり,夕日よりも日の出,です。実際,太陽は東側の山のほうに沈んでいくところでした。なのに,いつのように,Copilotのアクア君がいうには,九十九里浜海岸は夕日美しい名所,だとか。その理由を聞いてみました。
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 九十九里浜の南端に近い白子町や一宮町あたりでは,海岸線が少し南東向きになってる場所があって,季節や天候によっては,太陽が沈むときにちょうど海の方に傾いて見えることがあります。特に,冬場は太陽が南寄りに沈むから,水平線に沈む夕日が見えるチャンスが増します。それに加えて,海面に反射する夕焼けの光や空のグラデーションがとても幻想的で,まるで海が夕日を抱きしめているような光景になります。
  ・・・・・・
ということでした。
 この日はそんな景色は見られませんでしたが,ほとんど人もいない静かな海岸は,とても美しいものでした。

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【Summary】
On February 23, 2026, I rented a car at Ueno Station and drove toward Kujukuri Beach with no clear plan. Expecting scenic coastal views like Australia’s Gold Coast, I instead found ordinary roads and limited ocean scenery. When I finally reached the beach, I felt rather disappointed.

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 2026年2月23日午後1時,上野駅の日産レンタカーで車を借りました。これから九十九里浜海岸を目指して走ります。到着してからの予定はまったくの白紙でした。というより,何があるのかまったくわかりませんでした。
 はじめは,銚子市まで行って,そこから九十九里浜海岸に沿って南西南に走るつもりで,カーナビに従って,東関東自動車道路を走っていきました。カーナビなどなかった時代を過ごした私のような古い人間は,地図を参考にして走るのに慣れています。現在に比べて不便だったのですが,確実にどこを走っているのかを把握していました。今は,走った後も,一体,どこを走ったのか,まったくわかりません。それに,アメリカの道路事情とは異なり,日本の道路事情は複雑で高速道路と一般道が入り混じり,地図を見ても,何が何だかわかりません。インバウンドで,日本でレンタカーを利用する外国の人がいるようですが,そもそも,日本人でもわかりにくいこの国で,運転ができるとは思えません。

 できれは,九十九里浜海岸に着く前に,いくつかおもしろそうなところに寄ろうかと考えていたのですが,延々と走っても,成田国際空港にさえ着かず,えらく遠いものだ,と実感しました。こんな調子で走っていては,夕食までに白子温泉に着けません。以前,頻繁に成田国際空港を利用して海外旅行をしたいたころは,東京駅から定期バスを利用して成田国際空港まで往復していたのですが,成田国際空港がこんなに遠いとは思いませんでした。やがて,やっと成田国際空港まで来ました。見慣れた景色でした。東関東自動車道路は,成田国際空港までは時速120キロメートル制限で片側3車線でしたが,成田国際空港を過ぎると2車線となり,制限速度も下がりました。突然田舎になりました。
 このまま銚子市まで行ったら,この日宿泊する白子温泉に到着するのが予定よりもずいぶんと遅くなるとあせってきたので,方針を変えて,銚子市まで行かずに,東関東自動車道路の最終地点の潮来から南下することにしました。この先は一般道でしたが,さすがに茨城県と千葉県はアメリカの道路のように道幅が広く,車も少なく,とても走りやすいものでした。そうこうするうちに,どうやら九十九里浜海岸に至ったようでした。とはいえ,海岸沿いに走る県道30号線は海の見える海岸線に沿って走っているわけでもなく,両側に民家が続く単なる一般道で,がっかりしました。しかも,左手はすぐ先が海岸なので道路がないから県道30号線は十字路がほとんどなく,したがって,信号もなく,延々と道路が続いていました。これは完全に期待外れでした。

 何とか海が見たいものだと思っていたら,いくつか,〇〇海岸という道路標示があって,そういうところは夏は海水浴場となるところらしく,十字路と海岸に向かう道路があったので,何度か左折してみました。そうすると,駐車場があって,車を停めると,その先が堤防で,そこを登ると,海を見ることができました。オーストラリアのゴールドコーストのような海岸線が続いているのかと期待したのですが,それほどでもなく,私は,この時点では,かなりがっかりでした。

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【Summary】
On February 23, before driving to Kujukuri Beach, I walked around Ueno Park. I visited Ueno Toshogu Shrine and saw the final day of the Winter Peony Festival. The peonies were beautiful, and because the day was unusually warm, plum blossoms and early cherry blossoms were already in bloom.

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 2026年2月24日に名古屋フィルハーモニー交響楽団のサントリーホールでの東京特別公演を聴きに東京へ行くことにしました。東京特別公演のことはすでに書きました。名古屋で聴かず,わざわざ東京へ行った理由のひとつは,この機を利用して,かねてから行ってみたかった九十九里浜海岸へ遠出することでした。
 東京近郊の半島は,三浦半島,伊豆半島,房総半島など,これまで行きたかったところはすべて行くことができました。房総半島も,外房,内房とJRを使って巡ったのですが,九十九里浜海岸を通ることがなく,残念に思っていました。
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 九十九里浜海岸は,千葉県の東部に広がる美しい海岸線で,全長約66キロメートルにも及ぶ長大な砂浜が特徴です。九十九里とは,1里が約4キロメートルなので,文字通り計算すれば400キロメートル近くになってしまうのですが,もちろんこれは誇張で,実際は,たくさんの湾曲を意味し,昔の人が「湾が九十九もある」と感じたことから名づけられたものです。
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 それにしても,延々と海岸線が続いている様を見たいものだと思っていたのですが,あまり情報がなく,テレビの旅番組でも取り上げられることはほとんどありません。そこで,この目でどういうところか確かめてみたかったのです。
 とはいえ,行き方がわかりません。公共交通機関を使うと,ずいぶんと不便で,時間がかかります。結局,レンタカーを借りることにしました。また,どこに宿泊すればいいのかもよくわかりません。一体,観光地なのかそうでないのかさえ,判断がつきかねました。できれば,温泉地が希望だったのですが,千葉県に温泉などありそうにないし…。そうこう思案するうちに,白子温泉,というところに安価で2食つきというホテルを見つけたので,ダメもとで予約することにしました。
 招待券をもらった上野公園の国立科学博物館で開催されている特別展「大絶滅展―生命史のビッグファイブ」の最終日が2026年2月23日,名古屋フィルハーモニー交響楽団のサントリーホールでの東京特別公演が2月24日の夜,ということなので,2月23日の午後に上野駅でレンタカーを借りて九十九里浜海岸へ行って白子温泉に1泊して2月23日の午後に上野駅に戻るという計画を立てました。

 特別展「大絶滅展―生命史のビッグファイブ」を見終えて,上野公園でレンタカーを借りる時間までまだ少しあったので,上野公園を散策することにしました。

 以前行ったこともある上野の東照宮へ行きました。ちょうど,これもまた,この日が最終日だったぼたん苑で第44回「上野・東照宮 冬ぼたん」をやっていたので,これを見ました。とはいえ,前にも1度見たことがあります。
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 上野公園内に鎮座する上野東照宮にて,冬の風物詩「上野・東照宮 冬ぼたん」が開催されます。
 苑内では,冬の寒さから花を守るため「わらぼっち」に包まれたぼたんが,本殿や石灯籠,旧寛永寺五重塔といった江戸建築の景観と調和し,趣深い冬景色を演出します。
 冬の時期に咲くぼたんは開花期間が長く,会期中を通して見ごろを楽しめるのも特徴です。
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 ぼたんも美しかったのですが,この日はとても暖かくて,すでに,梅やら早咲きの桜がきれいでした。

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【Summary】
On February 20, 2026, I visited Nagoya Public Aquarium, enjoying dolphins, belugas, and Antarctic marine life in its North and South Buildings. Later, I explored export ceramics at Yokoyama Art Museum. I also stopped by Meitetsu Department Store to see its rare 1960s C-type escalator.

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 2026年2月20日。「あいち・なごや周遊観光パスポート」に該当する施設から,名古屋港周辺にある名古屋港ポートビル展望台,名古屋海洋博物館,南極観測船「ふじ」,名古屋港水族館に行きました。名古屋港ポートビル展望台,名古屋海洋博物館,南極観測船「ふじ」についてはすでに書いたので,今回は,名古屋港水族館です。

●名古屋港水族館
 名古屋港水族館の艦内にはレストランがあるのですが,おそらく混んでいると思ったので,となりにある「ETTY」という複合施設のフードコートに行って,昼食をとって,その後,名古屋港水族館に向かいました。
 館内は,子供たちでいっぱいでした。おそらく遠足か何かなのでしょう。名古屋港水族館は、日本最大級のスケールを誇る水族館で、名古屋市港区のガーデンふ頭にあります。先日行ったばかりなので,今回は,気の向くままに見て歩くことにしました。
 館内は「北館」と「南館」にわかれていて,北館は「35億年はるかなる旅~ふたたび海へもどった動物たち~」がテーマで,バンドウイルカやベルーガ(シロイルカ),シャチなどが暮らし,巨大なメインプールでは,イルカやシャチのパフォーマンスを楽しむことができます。また,南館は「南極への旅」がテーマで,日本から南極までの海域に生息する生き物たちを展示しています。その他にも「くらげなごりうむ」や「ライブコーラル水槽」などに約500種・5万匹の生き物がいます。

 名古屋港水族館を出て,まだ時間があったので,横山美術館へ行きました。
●横山美術館
 横山美術館は,名古屋市東区にある陶磁器専門の美術館で,明治・大正時代に制作された輸出陶磁器を中心に約4,000点を収蔵しています。特に,「オールドノリタケ」や「隅田焼」など,国内ではなかなか見られない貴重な作品が多く展示されています。
 私が訪れたときは「色褪せない日本の美 陶板展」が開催中でした。
 先日,愛知県陶器美術館,あま市七宝焼アートヴィレッジに行ったばかりなので,予備知識が増していて,結構楽しめました。

 さらにこの日は,「あいち・なごや周遊観光パスポート」とは無関係ですが,帰りに名鉄百貨店に寄りました。その理由は,2月いっぱいで閉店する名鉄百貨店にあるめずらしいエスカレータを見るためでした。
●名鉄百貨店のエスカレーターとナナちゃん人形
 それは,8階から9階にあるエスカレータです。このエスカレーターは,正式には「C形エスカレーター」とよばれていて,1960年代に東芝エレベータが開発したものです。その最大の特徴は手すりの端が床に向かってまっすぐストンと落ちるような形状になっていることで,普通のエスカレーターのように,手すりがくるんと巻き込まれないというものです。世界に現存するのはここにある上りと下りの2基だけともいわれるレトロで貴重な存在でした。
 また,名鉄百貨店「メンズ館」1階のエントランス前に存在する巨大なナナちゃん人形は手を振って閉店のあいさつ。名鉄百貨店本店が営業終了までのラスト衣装を公開していて,多くの人が詰めかけていましたが,ナナちゃん人形は当分存在します。

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Worm Moon 2026.

2026年3月4日の夕方に写した1日遅れの満月です。
昨日は皆既月食でしたが,あいにく雨でした。
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【Summary】
After joining the Kyoto Symphony Orchestra’s subscription series last April, I discovered the charm of Kyoto Concert Hall. Winning a signed copy of Chogakki, a book of essays on music and the hall, deepened my appreciation. The hall’s atmosphere and accessibility have made it a treasured place in my musical life.

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 京都コンサートホールから,「京都コンサートホールの思い出」というテーマで送るというプレゼントキャンペーンがあったので応募したら,当選して,京都ゆかりの文化人が音楽への思いをつづった「超楽器」という単行本が送られてきました。京都コンサートホールの館長・鷲田清一さんの直筆のサインが入った ものです。
  ・・・・・・
 「超楽器」は,開館30周年を機に,京都コンサートホール館長で哲学者の鷲田清一さんとプロデューサーの高野裕子さんが編集にあたり、京都ゆかりの16人の文化人が音楽への思いをつづったものです。
 指揮者の広上淳一さん,佐渡裕さん,沖澤のどかさん,木琴奏者の通崎睦美さん,ロックバンド「くるり」のフロントマン岸田繁さんが現場の音楽家としての思いを寄せれば,人類学の山極寿一さん,西洋音楽史の岡田暁生さん,建築史の五十嵐太郎さん,音響設計の豊田泰久さんが学術的な視点も交えてホールの実相を考察。堀江敏幸さん,小沼純一さん,三宅香帆さんといった作家や評論家に,能楽師の金剛永謹さんや彬子女王も加わり,音楽との関わりをそれぞれの物語を通じて問い直す,鋭くかつ軽やかな筆致のエッセーが共鳴しています。
 書名は,ホールを設計した磯崎新さんが開館25周年に「コンサートホールとはそれ自体が響きを生みだすひとつの大きな楽器」として「ハイパーインストゥルメント(超楽器)」と表現したことにちなみ,装丁も手に取りやすいスタイリッシュなデザイン。音楽関係者だけが読むような記念誌を超えて,現代社会における音楽の意味や,大規模改修を控える京都コンサートホールの未来を考えるためのヒントになる一冊です。
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 私が京都コンサートホールを知ったのは,京都市交響楽団の定期会員になった昨年の4月のことだから,まだ,1年も経っていません。沖澤のどかさんの指揮するオーケストラの演奏会を聴いてみたい,というのが動機だったのですが,通いはじめてみると,地下鉄烏丸線の北山駅を出てすぐのところにあるというすばらしい立地条件や,北山という落ち着いた場所,そして,広いらせん状のスロープを上り,中に入れば,のびのびとしたホワイエが迎えてくれる,というのは,ほかのコンサートホールにはないすばらしさで,圧倒されました。
 私は,コンサートは,演奏会そのものはもちろんのこと,そこに至るまで,そして,帰るまで楽しくありたいと思っているので,それをすべて満たす,京都コンサートホールがとても気に入りました。
 そんなコンサートホールについて,その背景やら,かかわりのある人たちの感じ方がわかる「超楽器」は私の宝物のひとつとなりました。
 これからも,末永く,このコンサートホールで音楽を楽しみたいものです。それにしても,京都市交響楽団を知ってからというもの,私にはすばらしいことばかりが起こります。感謝。

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【Summary】
In Episode 6 of "Kyoto People's Secret Pleasures: Rouge‐Inheritance", the theme of succession deepens. Miyako struggles with inheriting Kuraya, realizing tradition requires not only skill but spirit and resolve. The story portrays generational tension, showing that true succession blends youthful individuality with inherited wisdom to create renewed tradition.

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 「京都人の密かな愉しみ Rouge‐継承‐」は,オリンピックでしばらく間が空いてしまいましたが,2026年3月1日に第6回「後継の資格」が放送されました。
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 鶴子が倒れた。洛は,自分の無力さを痛感する。
 重くのしかかる久楽屋の継承問題。洛はバーで志保の息子・幸太郎と出会い,庭師の世界では必ずしも血筋の人間が家を継がないという話を聞いていた。イギリスで修業をしていた幸太郎が帰国したのは師匠・美山清兵衛によばれたからと言う。
 一方,三八子は,僧から還俗した異母弟・悟を訪れる。
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ということで,いよいよ物語は佳境。今シリーズのテーマは継承,ということなので,洛さんが久楽屋を継承できるかどうか,ということがこれからの話の焦点になっていくのでしょう。

 今回の内容は,若い世代が「自分らしさ」と「継承」の間で揺れる姿から,伝統を受け継ぐ,というのは,ただ技術を学ぶだけでなく,その背景にある「こころ」や「覚悟」まで引き継がなければいけないということがいいたかったのでしょう。
 そうした世代交代は,どこにでもある話なのですが,それが京都となると,何か特別な体を成すのが,この町の恐ろしいところです。歴史が深すぎるのです。私は,若い人は「流れを受け継ぎながらも,自分の色を加えていく」ということこそが,若さの特権だと思うのです。だから,若い人なりの考えがあるから,歳寄りは任せたらいいのに,と思ってしまいます。
 実際,若い人には若い人なりの感性や時代の空気があって,それを活かしてこそ「継承」も生きたものになるわけで,伝統というのは,ただ守るだけではなく,時代に合わせて少しずつ形を変えていくもので,そうやってこそ次の世代に根づいていくです。しかし,年配の人たちにとっては,自分たちが大切にしてきたものが変わってしまうのが怖いというのもまた,当然の感情で,だからこそ,若い人の自由な発想と年配の人の知恵がうまく混ざり合えば,素敵な「新しい伝統」が生まれるのでしょう。

 「任せることの難しさ」と「任される側の覚悟」が交差して,さて,今後,どのように洛さんは成長していくのでしょうか。楽しみです。

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