【Summary】
I expected it to be cool in the Tateyama mountain area, but despite it being September, it was very hot when I explored Murodo and the Midagahara wetlands. After a sweaty hike, I rested at the Midagahara Hotel before boarding a bus to Bijodaira, where I explored a scenic trail filled with ancient Tateyama cedars. I walked along muddy paths due to the recent rain, and the forest offered beautiful and unique cedar trees.
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2024年,私が経験した最も暑い夏もすでに9月。さすがに立山なら涼しいだろうと期待したのですが,弥陀ヶ原湿原はとても暑く,1時間程度の散策で汗をかきました。バスが来る時間まで弥陀ヶ原ホテルのロビーでシュークリームを食べながら休憩しました。午前中あれだけ天気がよかったのに,曇ってきました。これは当然のことで,山の天気は午前中はよくても午後は曇ります。
バスがやってきました。直接美女平(びじょだいら)駅に行く人はノンストップで行くから,弥陀ヶ原駅では結構な人が降りました。私はここでバスに乗り込みました。
立山黒部アルペンルートの最高地点である室堂の標高は2,450メートル,弥陀ヶ原の標高は1,930メートルですが,この先の美女平は977メートルです。弥陀ヶ原駅から美女平駅までは30分程度の乗車でした。
途中,車窓から称名滝を見ることができて,バスも見やすいようにと一旦停車しました。
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称名滝は,落差は350メートルと日本一の規模を誇る4段構成の滝で,1段目が70メートル,2段目が58メートル,3段目が96メートル,4段目が126メートル,滝つぼの直径は60メートル,深さは約6メートルあります。
称名滝の名前は,法然が滝の轟音を「南無阿弥陀仏」という称名念仏の声と聞いたことに由来すると伝えられています。
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美女平という名前は,女人禁制の立山へ登ろうとした女が神の怒りに触れて1本の杉に化したという伝説によるそうです。美女平駅はケーブルカーのターミナル駅ですが,その杉がターミナルの端にありました。
ここでケーブルカーの乗り込んで立山駅まで行くので,バスを降りたほとんどの人は,次から次へとケーブルカーに乗るために列に並んでいきます。大量な団体ツアー客もいました。ツアーの多くは外国人対象のもので,立山黒部アルペンルートを歩いていたときには目にしなかったのですが,こんなに多くの外国人がいるとは思いませんでした。
時間はまだ午後3時過ぎで,帰宅ラッシュの時間だったのです。この時間であれば,今日中にツアーを終えることができるからでしょう。
私は,立山駅近くの旅館泊まることになっているので,夕食に間に合えばいいから,ずいぶん時間がありました。そこで,美女平の散策路を歩いてみることにしました。
美女平には樹齢1,000年以上のタテヤマスギや樹齢数百年のブナの原生林が広がる散策路があるのです。
コースは、美女平駅から不老樹やおんば杉などのタテヤマスギの巨木に出会える所要時間1時間の2キロメートルコース,火炎杉と根曲がり杉を巡る所要時間2時間の3キロメートルコース,そして,ブナの原生林も散策できる所要時間2時間30分,4キロメートルのコースがありました。私は3キロメートルのコースを歩くことにしました。
美女平駅から車道を少し上ると,森に入るところがありました。こんなところがコースの入口か,と思ったほど急坂の狭い道でした。
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森の中は,歩きやすく散策道が整備されており,気軽に森林浴や野鳥観察,自然観察などを楽しむことができます。
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とあったのですが,さにあらず,数日前の大雨で散策路にはぬかるみがあり,コースがわかりにくい場所もあって,けっこう大変でした。しかし,多くの変わった杉の木を見ることができました。
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「しない・させない・させられない」とは
「Dans la vie on ne regrette que ce qu'on n'a pas fait.」とは
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