【Summary】
I long for carefree, unplanned travel, enjoying local charm, food, and nature at a relaxed pace. Yet, growing crowds, changes in transportation, and pre-booking requirements make this harder. My desires still drive my journeys, but I hope to someday travel without such attachments.
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2024年も今日で終わりです。今年は,ずいぶんいろいろなところに行きました。
本当は,何も予定を組まず,ガイドブックも持たず,今日は天気がいいなあ,どこかに行ってみたいなあ,と思ったときにふと家を出て,思いついた場所で,時間を気にせずにゆっくりして,いいなあ,と思った宿に泊まって,のんびりと温泉につかって,その土地のお酒を飲みながら食事をして,食後は,虫の音を聞いたり,満天の星を眺めたりして夜を過ごす。そして,朝は,食事の前に散策をして。
…というような旅がしたいのです。それが私の理想です。
思えば,今から30年くらい前は,そんな旅ができたのです。しかし,それができなくなった理由のひとつ目は,旅をする人が増え,また,海外からも多くの人が来るので,どこもとても混雑するようになった,ということがあります。
ふたつ目は,公共交通機関,特にJRを使うとき,駅に駅員がいなくなって,また,みどりの窓口があったとしても,とても混んでいて,切符を買うのが大変,ということがあります。単に利用するだけなら,Suicaを使って改札を通れるので,昔より便利になったのですが,ややこしい切符が欲しいときは,そうもいきません。
三つ目は,旅先で宿泊先を見つけても,そこで夕食をとるということは,事前に予約がしていないと難しい,ということがあります。
しかし,このような事情は容認するとして,私の工夫でなんとかなることも多いのです。そして,なんともならないのが,私の「煩悩」なのです。
今回,私が話題にしたいのはこの,私の「煩悩」の話です。
私の「煩悩」,それは何かというと,〇〇がしたい,とか,〇〇という場所に行ってみたい,といった欲望のことです。
以前は,行きたいところはすべて行ってしまった,と思っていたので,それほどでなかったけれど,わざわざ行こうとしなければこの先もう行くこともないだろう,と思っていたところに行きはじめたら,どんどんと好奇心が増して,さらに行ってみたいと思うところが増えてきてしまったのでした。
とはいえ,2024年は,その私の「煩悩」のほとんどをかなえることができました。
しかし,まだ,少しだけ残っているのです。これまでは,そうした,ここでいうところの私の「煩悩」が動機となって旅をしていたわけですが,早く,そうした私の「煩悩」をなくして,気ままな旅がしてみたいのです。
以前,朝起きたときに何もすることがないのがもっとも幸せだ,と書いたことがあるのですが,気ままな旅というのは,それと同じことです。来る2025年は,早く,何の目的もなく旅に出かけるようになりたいものです。
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「しない・させない・させられない」とは
「Dans la vie on ne regrette que ce qu'on n'a pas fait.」とは
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