DSCN0683 DSCN0714

☆3日目 7月23日(月)
 きょうは,朝7時30分のグレイラインのバスがホテルに来て,そのまま,マウントラッシュア国立モニュメント,クレイジーホースメモリアル,カスター州立公園の観光に出かける現地ツアーに参加した。
 朝食はツアーに付いているということだったので,ホテルのフロントにあるコーヒーを飲みながら,バスの到着を待った。しかし,午前7時30分になってもバスが来ない。少し心配になってきたころ,大型バスが,ホテルを目指してのろのろと走ってくるのが見えた。

 私を乗せた後,バスは,さらに数件のホテルを巡り,そのつど,観光客を乗せて,やがて,はじめの目的地であるマウントラッシュア国立モニュメントを目指して進んだ。
 マウントラッシュモア国立モニュメントは,朝食を含めて1時間30分くらいの時間が与えられて,のんびりとトレイルを散策したり,朝食をとったりすることができた。
 まず,全米50州の州旗が並ぶアベニュー・オブ・フラッグスをまっすぐ抜けるとグランド・ビュー・テラスと呼ばれる展望台に出た。そこで写真を撮って,展望台の左手からはじまるプレジデンシャルトレイルを散策した。
 1周1キロあまりの周回路からは,角度を変えてワシントン,ジェファーソン,テオドア・ルーズベルト,リンカーンの4人の大統領の彫像姿を見上げることができた。
 展望台の下には博物館やみやげ物店もあって,映画も上映され,予想以上に豪華できれいなところだ。さすがに,政府の施設だなあ,と思った。
 そのあと,食堂で朝食をとった。売店では,昔,このモニュメントを削ったという人のサイン会をやっていた。
 出口を通るとき,入り口では車があふれかえっていていた。この施設は,早朝に訪れるのが正解なのだと思った。

 次に目指したのが,クレイジーホースモニュメントだった。
 その途中に通るキーストンという町は,やはり,ゴールドラッシュで栄えた町で「大草原の小さな家」を書いたローラ・インゲルスの住んだところ。この町には,サウスダコタ州で唯一の蒸気機関車「1880トレイン」の始発駅がある。しかし,蒸気機関車ではなく,ディーゼル機関車に引かれた列車に乗り込んだ。
 この列車は,ブラックヒルズの森の中を走るもので,1880年代のゴールドラッシュ時代にキーストンとヒルシティー間を走っていた蒸気機関車をそのまま再現した観光用のトレインで,約1時間,車窓からは,ハーニーピークというブラックヒルズで一番高い山をはじめとして,壮大な山々,曲がりくねった路線,急な勾配を見ることができる。愉快な車掌さんもいて,ゆっくりと景色を眺めながらの観光ができた。