到着したときは晴れていたのですが夕方になったら一面の曇り空になりました。天気予報では今日明日は晴れて明後日からは曇りまたは雨。来るまでは連日晴れていたということなので最悪の展開です。どうしても今晩は晴れてもらう必要があります。でないと来た意味がありません。
ということだったのですが,願いが通じて陽が沈むころから快晴になりました。今晩晴れてくれれば,明日から天気が悪くてもあきらめがつきます。
そんなわけで夕方西の空に薄い月が沈むのを見届けてから開始です。しかし星の並びがさっぱりわかりません。それを承知で来たのですが,私がニュージーランドで覚えた南の空とは季節が違うので正反対,マゼラン雲は地平線ギリギリにあるし,天頂には天の川と南十字星が輝いています。天の南極がわからず極軸あわせに苦労しました。
空が暗くなってきて次第に星座もわかってきて,なんと天頂にさそり座が見え,そこから北に向かっていて座の凄まじい銀河を肉眼で見たときは興奮しました。やはり星は写真でなくこの目で見なくては! 大型の双眼鏡を借りて片っ端から星団や星雲を見ました。40センチの望遠鏡で木星と土星も見ました。
こうして,生涯最高の星空を深夜まで満喫しました。

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