このブログの冒頭に書かれている
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Dans la vie on ne regrette que ce qu'on n'a pas fait.
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というのはフランス語で,フランス人ジャン・コクトー (Jean Cocteau)の言葉です。
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We only regret what we did not do in life.
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人生において人はしなかったことだけを後悔する。
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という意味です。
ジャン・コクトーは,詩,小説,戯曲と文学の主要なジャンルで活躍しただけでなく,映画監督や画家としても作品を残しました。ただし,コクトー自身は,自分を詩人と定義していました。コクトーは,ダダやシュルレアリスムの影響があったと考えられていますが,自分自身は直接そうした運動には参加せず,むしろ対立も多い芸術家でした。
人は日々の生活に追われ,何かをしたいと思ってもなかなかそうしたことを実現する余裕がないものです。しかし,自分の生活を見つめ直すと,する気になれば,案外とそうしたことを実現することはできるもので,結局は,踏み出すかどうか,ということなのです。できない人,しない人の多くはいつも言い訳ばかりをしています。
旅に出ると,実際にそうした「何かをしている」人に出会うことができるので,私も刺激を受けます。そうした人たちと話をすると,「何かをする」ことが実現できた人とそうでない人の違いというのは,はじめの一歩を踏み出す勇気があるかないかの違いだなあと,しみじみ感じます。
私も,これまでもそうであったように,これからも後悔のない日々を過ごしたい。そして,人生の最後に「ああ,楽しかった!」と思いたい。これが私の願いです。