●素晴らしい朝食●
☆12日目 2017年8月27日(日)
この日は日曜日であった。旅に出ていると曜日の感覚がなくなってくる。曜日によって博物館が休館だったりすることもあるから,もっときちんと計画を立てるべきなのだが,出たとこ勝負の私にはそれができないのだ。しかし,今回は,この日が日曜日だったことで恩恵を受けることになる。
昨日は到着したばかりで土地勘もなかったのに深夜にドライブをして方向感覚が余計におかしくなってしまったために,朝にはさらにどこに何があるのか混乱状態であった。ともかく,夏にやって来て,しかも無計画なのにもかかわらすてオーロラを見ようとすることにかなり無理があることを理解した。
朝早く,私の泊まっているB&Bには朝食を作るために若い女性がやってきて,キッチンで料理をはじめた。やがて朝食の時間になった。
昨晩は私を含めて3組が宿泊をしていた。それはフロリダからきた夫婦とニューヨークから来た夫婦であった。彼らも1階の大広間に用意された朝食を食べるために集まってきた。
私は,以前から泊まりたいと思っていたがその機会が今までなく,今回もまた,B&Bに泊まろうと思ったわけでもなかったが,結果として,B&Bに泊まるという体験をすることができた。
用意されたのは写真のような豪華な朝食であった。一緒になった人たちと楽しく語らいながらの朝食はたいへん楽しかったが,この程度の日常英語もできないと,こうした集まっての朝食もたいそうストレスのたまる時間になってしまうかもしれない。
日本で受けた教育は,人生を楽しむためには,障害となることはあっても利になるようなことはほとんどない,と私は断言できる。これは私の体験から出てきた考えである。もし,その意見に反対する人がいるのなら,私は逆に,ではそういう人は,学校で学んだことで今楽しい人生を過ごしているかを反対に質問したいものだ。
食事を終えて,今日はまず,フェアバンクスの見どころをすべて制覇しようと,私は車で外に出た。まず目指したのはアラスカ大学の博物館であった。