搭乗を待っていたら名前が呼ばれて座席がコンフォートにアップグレードになりました。コンフォートの最前列は足を伸ばしても届かないほど広いのです。やがて出発となりました。
アメリカへの旅の問題は時差なのです。ロサンゼルス到着が午前9時というのは時差が16時間あるので,日本では深夜の1時です。到着1日目は地獄です。
定刻より30分も早くロサンゼルスに着いてしまったのですが,空いている到着ゲートがなく,空くまで機内待機となってしまいました。久しぶりに来たロサンゼルス空港は随分ときれいになっていました。ここはレンタカーのオフィスまでが遠く,シャトルバスで随分とかかります。日本の通勤ラッシュのように混み合ったバスでレンタカーオフィスに着きました。レンタカーは車指定ではなくて決められたパーキングエリアにあった車から好きなのを選ぶという方法だったので,カローラ -といってもアメリカ仕様は日本のものとは大きさもデザインも違いますが- を選び出口でカーナビを受け取って出発です。
今日決めた予定は,カリフォルニアサイエンスセンターという科学館でスペースシャトル・エンデバーを見ることだけにしました。現存する退役したスペースシャトルはニューヨークにある実験機1機とワシントンDC,フロリダ,ロサンゼルスにある実際に地球を周回した3機の合計4機ですが,私はこれまでにそのうちの3機をすでに見たので,今回見られればこれで制覇ということになるのです。サイエンスセンターは行ってみてわかったにですが,ロスアンゼルスオリンピックのメイン会場のあった場所でした。
シャトルの展示室は狭くがっかりしました。将来はブースターをつけて打ち上げの姿にして展示するそうなので,そのときを期待したいものです。
スペースシャトルを見終えてから車でインターステイツ5を3時間北上して,今晩の宿泊先であるベーカーズフィールドに向かいました。大都会ロスアンゼルスは車も人も多く私は早く郊外に出たかったのです。インターステイツ5はこのまま北上するとシアトルなので,感慨深いものがありました。ロサンゼルスを抜けると峠道となってコンボイが苦しそうに登っていきます。それを過ぎると雄大な大地が広がりました。それにしても暑いです。