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昨晩は夕日に赤く輝くオルガ岩群を見ました。コバエには悩まされましたが,美しく赤く輝く岩群をみることができました。その翌日の朝,今度は朝日に輝くオルガ岩群を見に行きました。昨日同様にマーケットで買ったパンで簡単な朝食を済ませて部屋を出ました。
オルガ岩群の場合,夕日に輝く岩群を見る場所と朝日に輝く岩群を見る展望台のある場所はずいぶん離れていました。朝日を見る展望台は岩群からはかなり遠い場所にあって,エアーズロックリゾートから行くとこちらのほうがずいぶんと近い場所です。そこで,岩群は夕日に比べると遠くになって小さいのですが,この場所は大平原の真ん中にあるので,展望台からは遠くにエアーズロックも見ることができました。つまり,オルガ岩群とエアーズロックの両方をみることができる展望台でした。
やがて日の出が近づくと,夕日のときとは違ってツアー客も含めて多くの観光客がバスでやってきたので,展望台は人でいっぱいになりました。日本から来た人も大勢いました。展望台は駐車場に車を停めてから少し歩いた高台を登ったところにありました。

私ははじめオルガ岩群を見ていました。しかし,さほど朝日に照らされても美しくならず,単に夜が白んでいくだけだったので,期待外れでがっかりしたのですが,右手に目を転じると遠くにポツンとエアーズロックが見えました。方角を調べてみると,ちょうどエアーズロックの見える場所が真東で,この時期は太陽が昇ってくるのもちょうど真東なので,ひょっとしたらエアーズロックと日の出がコラボ! つまり間近に見られるのかな,と期待しました。
やがて日の出。なんと,間近どころか,エアーズロックの後ろから太陽が昇ってくるではありませんか。それには驚きました。少し雲があって残念でしたが,それでも,エアーズロックのちょうど真後ろから太陽が昇るという偶然に感動しました。
そんなわけで,私はオルガ岩群の太陽に輝く姿などまったく眼中から消え去って,エアーズロックを凝視することになりました。実際,オルガ岩群のほうはまったくの期待外れでしたが,エアーズロックから立ち上る朝日の輝きはこの世のものとも思えない美しさでした。そしてまた,エアーズロックと同様,オルガ岩群も,赤く輝くのは朝日よりも夕日のほうがずっときれいでした。

そのあと,昨日行くことができなかった風の谷に行くことにしました。
風の谷は昨日行ったワルパ渓谷へ行く道の途中で左折して,さらに進んだところに駐車場があって,そこに車を停めて,トレイルを歩きます。
オルガ岩群はエアーズロックとは違って登ることはできませんが,オルガ岩群を縫うようにして7キロメートルもの道を歩くトレイルがあるのです。このトレイルは結構上り下りがあり,しかも,7キロメートルもの道のりなので,3時間ほどかかるようでした。
まず,はじめのみどころであるカル展望台を目指します。はじめのうちトレイルは整備されていて,このままこんな舗装された歩道が続いているのかな,と思ったのですが,それははじめさだけでした。その後は結構な登り坂で,かなり大変なのですが,それでも多くの人が歩いています。カル展望台は巨大な岩山向こうに広大な大地が続いているという絶景が見える場所なので,とりあえず,ほとんどの人はこの展望台をめざしているのです。エアーズロックとは違って,風の谷のトレイルには砂漠性の植物やらユーカリの木もありました。
カル展望台を過ぎると,トレイルは分かれ道になって,ここからが周遊道路です。どちらへ進んでも一周して同じ場所に戻ってきます。この先は条件が悪いと閉鎖されているという話だったので期待? したのですが,残念ながら? この日は閉鎖されておらず進むことができました。
私は半時計まわりに一周することにして先に進みました。このほうが,このトレイルで最も見どころといわれるカリンガ展望台が近かったからです。

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