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夕食を終えて部屋に戻りました。こちらに到着してから,雨こそ降らなかったものの,いつも曇っていて,満足な星空を見ることができませんでした。到着した日は満月で,もともと星空を見るつもりはなかったのですが,もしできればエアーズロックを入れた天の川の写真でも写せたのなら最高だなあ,と思っていたので,それだけが心残りでした。この晩も天気予報は芳しくありませんでした。しかし,部屋から出て空を見あげると晴れ上がっていました。エアーズロックはゲートがあって,夜8時過ぎに入ることはできないので,エアーズロックを入れた写真をうつすのはあきらめて,それでもせっかく来たのだから,エアーズロックリゾートから少しドライブして,街灯のないところまで行ってみることにしました。
このところ,何度も南半球の星空を見る機会があったので,すっかり見慣れた星空であっても,いつ見てもすばらしい南十字星やマゼラン雲を,ここでもまた見ることができました。

翌日,この日はエアーズロック空港から離陸してシドニーまで行きます。出発まで時間があったので,エアーズロックリゾートの中にある広場に行ってみました。この広場の中央部が高台になっていて,そこからはエアーズロックもオルガ岩群も見ることができました。昨晩そのことを知っていれば,ここで星空の写真を写したのにと,ちょっぴり後悔しました。
空港へ向かう途中でガソリンを入れました。レンタカーは満タン返しです。
ガソリンスタンドに巨大なトラックが停まっていました。ガソリンを運んできたものです。オーストラリアでは長距離トラックは2両連結になっていて,これをトレイントラックとよびます。これだけ広大な大地を走るのだから,運輸は大変です。アメリカとは人口が決定的に違うので無理もありません。飛行機から眺めたオーストラリアは,人も,当然車も,そして家の1軒もない大地が延々と続いていていただけです。こんな大地を走ってくるドライバーの人に思わず「すごいですね!」と声をあげてしまいました。
行きは,期せずしてアリススプリングスを経由することになってしまいましたが,そのために,アリススプリングスからエアーズロックに向かう途中で,今回の旅で行くことのできなかったキングス・キャノンを眼下に見ることができました。帰りはシドニーに向かうので,また違った景色が見られるのでしょうか。

エアーズロック空港には早く着きすぎて,しばらく待合所でぼっとしていました。とにかく何もない空港でした。
やがてチェックインの時間が来て,チケットを手に入れてセキュリティを通ると,中には軽食が食べられるフードコートと土産物店がありました。
やがて搭乗,3時間でシドニーです。
エアーズロックへの旅はこうして終わりました。

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