帰国の日。
モーテルを朝7時にチェックアウトしました。私が2泊したロサンゼルスのモーテルには朝食がついていたのですが,昨日はその用意ができる時間よりはやくモーテルを出発したので,利用できませんでした。この日の朝はちょうど用意ができた時間だったのですが,私はロサンゼルスの空港のラウンジで朝食をとるつもりでした。チェックアウトをするときにオーナーから朝食を進められたので,少しだけいただくことにしました。気持ちのよいモーテルで,昨年とはまったく違いました。
モーテルを出発して,インターステイツ105を西に,ロサンゼルス国際空港に向かって走りました。昨年は,レンタカーリターンの場所がわからず戸惑いましたが,さすがに2年目ともなると難なく見つけてレンタカーを返却しました。そして,レンタカー会社のシャトルバスに乗って,空港まで戻りました。
ロサンゼルス国際空港は現在改装中なので,ぐっちゃぐちゃです。何でも2028年にオリンピックを開催するのに間に合わせてのことで,2023年に完成だそうです。エッ? オリンピックなんて,まだロサンゼルスでやったばかりでないか,と思ったのですが,調べてみるとそれは1984年のことで,もう30年以上も昔なのでした。月日の経つのが早くてびっくりしました。

国際線ターミナルはターミナルBです。昨年,このターミナルBは古いと書きましたが,それは間違いで新しいのだそうです。国内線ターミナルのほうが古く,順に改装されている途中で,デルタ航空の古いターミナル2と3は狭く大混雑しています。ラウンジはターミナル2と3の搭乗ゲートのひとつ上の階にあります。
国際線のターミナルにはラウンジがなく,ターミナル2と3からターミナルBまではエアポートシャトルバスに乗る必要があります。また,レンタカー会社のシャトルバスが到着したターミナル3の地上階から搭乗ゲートとシャトルバスの発着する出発階までエレベータに乗る必要があるのですが,これがぼろく,2台のうち1台しか動いておらず,乗り場がえらく混んでいました。
ともかく,時間に余裕のある私は,まずターミナル3からターミナル2までエアポートシャトルバスに乗っていって,ターミナル2のラウンジに行って朝食をとりました。そして,搭乗時間が近づいたので,今度は国際線ターミナルBにエアポートシャトルバスで向かいました。
帰国便も行きと同じエアバスA350-900,行きと同じ機体 -行きに乗ったとき機内の壁のちょっとした傷を覚えておいたのです- でした。帰りもまたプレミアムエコノミーの最前列で,今度は窓際にしました。最前列は足元が広く,窓際でも通路に出るのに隣の席の人に気をつかう必要が全くないのです。
今回はじめて往復利用したプレミアムエコノミーは広くて快適でした。フルフラットにこそなりませんが,フットレストもあって,これなら特に眠る必要もない帰りは特にファーストクラスなんて利用する必要がありません。日本とアメリカ西海岸は時差が8時間あります。これは,行きは夜が8時間なくなり,帰りは昼が8時間増えるということです。そこで,行きに比べて帰りは楽で,あえて機内で寝なくても帰国後に十分睡眠がとれるのです。逆に,機内で寝てしまうと,帰国後に眠れないということになります。しかし,だからといって特にすることもないので,食事を終えると自然に眠くなってしまいます。

そうこう,いつものようにだらだらと機内で過ごしているうちに,やがて日本が近づき,定刻に羽田空港に着陸しました。帰りは名古屋まで国内線を利用ということで,羽田空港でセントレア・中部国際空港行きのANAに乗りかえて帰宅しました。国内線はいつものように事前にチェックインをしたので私の iPhone の Wallet にチケットが登録されてあるにもかかわらず,搭乗まで2枚も搭乗券とは別の書類をくれました。しかし,搭乗ゲートが変更になっていたにもかかわらず,そこに書かれた搭乗ゲートの記載が変更前のものだったので,こんなものならあえてくれる必要などまったくありません。帰国早々,毎度のばかげた意味のないことに情熱をもやす自称おもてなし,実はブラック日本を体験して,旅の夢から覚めました。
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今回は,やりたかったことをすべてかなえることができた旅になりました。意外なことに,もういいや,と思っていたアメリカ熱が再発して,これから何度でもアメリカに行きたくなってしまいました。
いい旅でした。

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