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●アメリカの国立公園●
☆14日目 8月12日(水)
 私が子供のころは,アメリカという国は夢の国であった。テレビで放送されたアメリカのホームドラマを見て,その裕福さをだれしもが憧れた。
 地球儀を買ってもらってはじめてアメリカが地球上のどこにあるかを知ったが,当時,世界にはソビエト連邦という巨大な面積をもつ国があって,アメリカが世界で一番面積が広い国でないことに,逆にがっかりした,そんな思い出がある。
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 私のアメリカ旅行は,今から40年前,カリフォルニアのディズニーランドに行ってみたいということからはじまった。そのころはまだ,日本にはディズニーランドはなかった。
 はじめてアメリカに,それもツアー旅行で行ってみて思ったのは,狭い日本の上でちまちまと生きるだけのなっさけない大人になりたくない,ということだった。そしてまた,ツアー旅行などしている場合じゃない,と思った。そこで一念発起して,それまで大の苦手だった英語を勉強して,翌年,ニューヨークにひとり旅をした。そして,それが高じて,MLBが見てみたい,になり,次第にエスカートして50州制覇が目標になってしまった。
 アメリカの国立公園を制覇したいという夢はもたなかったし,アメリカにそんな大自然があるということも知らなかった。しかし,頻繁にアメリカに行くようになると,知らず知らず,そのたびに多くの国立公園に行くことができた。そして,アメリカで最もすばらしいのは大自然だと気づいた。

 たびたびこのブログで紹介している「地球の歩き方」のアメリカの国立公園編だが,今改めてそれを読んでみると,この2015年の旅のあとにもずいぶん多くの国立公園に行った結果,私は,期せずして,この本に載っている国立公園のそのほとんどに行くことができたことを知った。
 未だに行く機会のないのは,西海岸では,レッドウッド国立公園,そして,グランドサークルでは,キャニオン・デ・シェイ国定公園,メサベルデ国立公園,これだけである。その中で,キャニオン・デ・シェイ国定公園とメサベルデ国立公園は2020年の8月に行く予定で飛行機のチケットも購入したのだが,コロナ禍でかなえられなかった。レッドウッド国立公園はそのあとに行く予定であったが,はたして今後どうなることであろうか。
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 この旅をしている2015年には,行こうと考えていなかった,というより,その存在すら知らなかったのが,これから書くクレーターレイク国立公園であった。
 しかし,行ってみて本当によかったと,今では思う。それは,そこがとてもすばらしい場所であったことに加えて,改めて行こうとすると,レッドウッド国立公園同様,大都市からとても遠く,行くことが大変な場所だからである。

 前日,食事をご馳走になっているとき,その場の会話で,明日の予定がないというような話になった。そこで勧められたのが,このクレーターレイク国立公園であった。クレーターレイク国立公園に行くことを勧められる前は,この日はインターステイツ84沿いにコロンビア川を上流にさかのぼって走るつもりであった。これもまたすばらしい景観であるが,ここはポートランドに行く機会があれば,簡単にアクセスできるであろう。しかし,クレーターレイク国立公園はそうはいかない。
 聞いたところでは,クレーターレイク国立公園はポートランドから2,3時間で行くことができるだろう,ということであった。私はそれを信じて行くことに決めたのだが,実際は,そんな生易しいものではなかった。距離にして,ポートランドからは240マイル,約380キロメートルというから,さほどのでもないようであるが,それでも,名古屋・東京間の距離である。これを車で日帰りしようということであった。
 ホテルで朝食を終えて,早速,クレーターレイク国立公園に向かって出発した。

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