DSC_6485ssnDSC_6462nDSC_6496n02250310

☆☆☆☆☆☆
 1月は夕方の西の空に土星,木星,水星が追いかけっこをしていましたが,1月の終わりには仲よく太陽の裏側に隠れてしまい,というより,実際は地球が動いたわけですが,今度は揃って明け方の東の空に見えるようになりました。
 2月23日に水星と土星が最接近するということでしたが,調べてみると,日の出1時間ほど前の低い空で,こんなものが見えるのかなあ,というのが正直な気持ちでした。ならば,実際に見てみるしかない,ということで,2月23日から午前5時30分過ぎに東の空を見ることにしました。
 ところが,雲が多く,なかなか見ることがかないません。しかも,すぐに空が明るくなってしまいます。2月24日はかろうじて土星が見つかりました。よく見るとその左に水星も見つかりました。しかし,その下に木星が昇ってくるはずなのに,曇っていて見ることができませんでした。

 そこで,翌2月25日。前日,土星と水星の位置がわかっていたので,この日ははじめからカメラを固定して木星が昇ってくるのを待ちました。
 次第に空が明るくなってきたのですが,思った以上に土星や水星は明るく,肉眼でもはっきり見ることができたのには感動しました。若干雲があったのですが,雲にさえぎられても星の光が見えました。そして,しばらくすると木星も肉眼で見えるようになりました。
 家に帰って確かめてみると,肉眼では確認できなかった昇ったばかりの木星が家の間に写っているのにはびっくりしました。条件さえよければ,こんなに高度が低くても1等星は写るのです。
 こんなことを確かめることも,星を見る醍醐味です。
 実は,私が狙っているのは,3月10日なのです。3月10日には,土星,木星,水星に月齢26.1の月が加わるのです。この日,3つの惑星を写したのは,その時の予行演習だったのです。

 今日の1番目の写真は2月25日午前5時45分,2番目の写真が午前5時39分,3番目の写真が午前5時50分に写したものです。そして,4番目の星図がこの日の2番目の写真と3番目の写真を写した時間のものです。また,この日の日の出は6時27分でした。
 3月10日の日の出は6時10分なので,2月25日より17分ほど早くなります。そこで,5番目に3月10日の午前5時22分と午前5時34分の星図を対比させてみました。これを見ると,天気さえよければ,3月10日は,十分に3つの惑星と月が並んだ姿を写せるということがわかったので,とても楽しみです。
  ・・
 何もないような毎日でも,実は,空の上にはこんな興味深い現象がいつも待ち受けているのです。また,それが見られるのか見られないのか,それを確認することも,それなりに楽しいことです。日常のささいなことに心配しているだけで,こうしたおもしろい現象を見ないで過ごすのは,もったいないというものです。

◇◇◇
Doctor Yellow.

2月24日,2月25日の両日,家の近くをドクターイエローが走りました。2日にかけて,いろいろな写真と動画を写そうと計画したのですが,すべてうまくいきました。すっかり満足したので,私はこれで「撮り鉄」は卒業です。

DSC_8201ss


◆◆◆
過去のブログの一覧は ここ をクリックすると見ることができます。

💛