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 明るい彗星が見られないこともあり,また,惑星や月の残る夕方日没後や明け方夜明け前の景色の美しさを知ってしまったこともあり,家の近くで十分に撮影できることもあり,しかも,実際に試してみないことには見えるのか見えないのかもわからいということが興味深く,このところ,惑星と月の風景写真を楽しんでいます。
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 ここ数日前から,水星,木星,土星が明け方の東の空に見えるようになったので,現在は明け方の東の空をずっと追っかけています。地平線低いところに昇ったところで日の出を迎えるので,本当に見えるのかということに興味をもったことと,このところ家の周りを散歩するようになって家から徒歩5分ほどのところで写真を撮ることが可能な場所を見つけたことが理由です。彗星や星雲・星団を写すのとは違って,身軽にカメラと三脚だけを持って出かければいいので,それもまた,やる気が起きるわけです。

 地球からの距離が遠いので木星と土星の位置関係はほとんど変わりませんが,水星は日に日に高度を下げていって,木星に追い越されました。月もまた次第に欠けていって,高度が低くなってきました。
 そこで,前回書いたように,水星,木星,土星と月の位置関係がもっとも接近する3月10日に狙いを定めて,その前後を合わせた3月9日から3月11日の3日間はぜひ見たいと思っていました。
 3月9日の朝は,まだ月がまだ少し惑星からは離れていました。しかし,雲が多く,満足な写真は取れませんでした。肉眼でもはっきりみることができませんでした。しかし,何とか写した写真を家に帰ってから調べると,奇跡的に月も3つの惑星も雲の間に写っていたのはうれしい偶然でした。それが今日の5番目の写真です。
 待望の3月10日は雲が多くまったくダメでした。かろうじて写った写真もあったのですが,ピントが甘く,がっかりしました。あれだけピントには気をつけていたのに…。まだまだ修行がたりません。それが6番目の写真です。
 そして,3月11日。この日の月齢は27.1。高度が低く薄っぺらな月が写ればもっけもの,という気持ちで,3度目の挑戦をしました。午前5時10分ごろに到着すると,すでに,木星と土星は肉眼でもはっきりと見えました。そして,待つこと約10分,目を凝らすと,薄く月が見えはじめました。これには感動しました。まだ水星は確認できなかったのですが,月と木星からあらかじめ位置がわかっているのでその場所を凝視すると,水星も肉眼で見ることができました。こうして写したのが今日の1番目の写真です。
 家に帰ってから調べると,4番目の写真のように,肉眼では確認ができなかったその5分ほど前に,すでに写真には月の姿が写っているのに驚きました。
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 この季節は,さほど早起きしなくても,ちょうど日の出も午前6時くらいなのでその1時間くらいまえの東の空には,このような美しい風景が広がっているのです。

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