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●ファリック・ロック●
 駐車場まで戻った。駐車場からはまっすぐに舗装されたトレイルが先に行ったカラウパパ展望台で,左手の舗装されていないほうのトレイルは,ファリック・ロックが目的地である。ということで,今度は左手のトレイルを歩くことにした。
 別のトレイルを行きました。このトレイルは松林のなかの山道で,オーストラリアの岩しかない国立公園に似た感じだった。どうも私はこういうトレイルを歩く楽しさがわからない。おそらく,それはそれで,岩の種類だとか松林の様子だとかにも味わいがあるのだろうが,そうした知識がないのである。おそらくそれは満天の星空も同様であろう。

 5分ほど行くと,高さが2メートルほどのファリック・ロック(Phallic Rock)という特別な岩に到着した。この岩は別名を「ナナホアのペニス」(Ka Ule O Nanahoa)という。名前のごとくの形状をしている。
 伝説によれば,ナナホアは妻のカワフナを嫉妬深い怒りで殴ったことでペニスのように見える石に変わってしまった。
 実際は,石はその外観を強調するために何年にもわたって修正されてきたのだそうだ。 レイの供物を持ってここに来て一晩滞在する女性は妊娠すると言われているという。

 こういう話は世界中さまざまなところにあるものだ。
 私の住むところの近くにも,田縣神社がある。境内には男根をかたどった石などが多数祀られていて,毎年3月15日に豊年祭が行われる。男達が大男茎形(おおおわせがた)とよばれる男根をかたどった神輿を担いで練り歩き,小ぶりな男根をかたどったものを巫女たちが抱えて練り歩く。それに触れると子を授かるという伝承がある。
 この祭事は,男根を「天」,女陰を「地」と見立て,「天からの恵みにより大地が潤い,五穀豊穣となる事と子宝に恵まれる」事を祈願するものである。
 また,少し離れた場所に大縣神社があり,豊年祭が田縣神社とは対になっており,こちらは女陰をかたどった山車などが練り歩く。
 要するに,日本では,五穀豊穣を祈るお祭りなのであるが,ハワイでは,単に,この岩の形状からそういう話になったように私は思う。

☆ミミミ
3月18日19時42分,国際宇宙ステーションが月の近くを通っていきました。写真は17コマの合成です。明日は18時55分に,また,月を横切り,火星の横を通っていきます。
New1bs2ns


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