●ケプヒビーチリゾート●
パポハクビーチ,カプカヘフビーチと遠征して,再び,ケプヒビーチリゾート(Kepuhi Beach Resort)まで戻ってきた。
「地球の歩き方」には次のように書かれてある。
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高いヤシの木がそびえる芝生の敷地に,ポリネシアン風の建物がオーシャンフロントに点在するコンドミニアム,各ユニットのオーナーがウェブサイトを通じて独自に貸し出しをしている。
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また,英語のサイトには
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ここに宿泊しようとすれば,このユニットから気に入ったところを探し出して予約をする必要がある。
ケプヒビーチリゾートの設備は,オーシャンフロントプール,ピクニックテーブルつきのガスバーベキュー,そして,コインランドリーの施設があって,コンドミニアムは,小さなキッチンエリアとバスルームを備えた部屋となっている。
近くにはハワイで最も長い白い砂浜がつづくパポハクビーチがあり,リゾートの前には古いホテルや,周辺には廃墟となった建物がある。
また,古いホテルの両側にあるのがケプヒビーチ。右に行くと,冬の間は素晴らしいサーフブレイクがあり,夏の間は,ビーチからオアフ島に向かうパドリングレースがたくさん開催される。また,夏はシュノーケルや水泳に最適であり,冬はサーフィンが盛んである。
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とある。しかし,実際はオーシャンフロントプールは閉鎖されているから,これは正しくない。
…なんだか,もう,「盛っただけ」のやけくそ,という感じにも思える。
このコンドミニアムに宿泊したカップルが書いたブログがあったが,その内容は,カウナカカイのスーパーマーケットに食材の買い出しに行ってきて,部屋で食事を作った,というだけのものであった。
このリゾート,世界の中でも「秘境」のリゾートとして紹介されているくらいの場所だが,「秘境」とはいえ所詮はハワイなので,アクセスするのは難しいことでもないから,こういった「秘境」に憧れる人には最適な場所かもしれない。しかし,レストランすらないから,自炊をするか,カウナカカイまで足をのばす必要がある。
フィンランドのヘルシンキを舞台とした「かもめ食堂」の姉妹編に「めがね」という映画がある。
「めがね」は
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春,この世界のどこかにある南の海辺。人生の一瞬にふと立ち止った女性が訪れた場所に流れるのどかな時間と,そこで出会う人々との奇妙なふれあいを通じて,日常の中で忘れていた何かを取り戻していく…。
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という映画である。この映画の舞台は与論島だが,この映画を見て,与論島にあこがれて訪れる人があとを絶たないらしい。しかし,おそらく,与論島なんて,行ってみれば,そりゃ,自然破壊の大好きな日本のことだから,あこがれるほどの大自然でもないだろう。それに,どこにいっても群れたがる,そして,騒ぎたがる,そんな日本人観光客が少なからずいるに違いない。そのくらいなら,モロカイ島にでも行った方がずっと素朴でいいと,私は思う。しかし,モロカイ島では人とのふれあいは期待しないほうがいいけれど。