窪川の町に着いて,昨日聞いた場所に車を停めて,ホビートレインの出発まで,町を散策することにしました。私は,知らない町を歩くことが好きです。
まず,窪川の町にあったのが,四国八十八か所の第37番札所・岩本寺でした。
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岩本寺は,藤井山,五智院と号し,本尊は不動明王,聖観世音菩薩,阿弥陀如来,薬師如来,地蔵菩薩の五仏です。
この寺には「空海の七不思議伝説」が伝わっています。それらは,この桜に祈れば安産するという子安桜,三度目は空海が焼き栗を加持したところ1年に3度も実るようになったという三度栗,加持をしたところヒルが血を吸わなくなったという口なし蛭,桜の花が散ったのを加持したところみんな貝になったという桜貝,筆草,巻貝に棘のある尻なし貝,空海が泊めてもらったお礼に加持をしたら泥棒が入らなくなった戸たてず庄屋だそうです。
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ひとつまえの第36番札所・青龍寺までは約60キロメートル,次の第38番札所・金剛福寺までは約90キロメートルもあります。ということで,思い出したのが,2020年に足摺岬に行ったときにあったのがこの金剛福寺でした。
そのときのブログに次のように書きました。
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実はこの第38番札所・金剛福寺は「修行の道場・土佐」という名のとおり,霊場を巡る人にはとんでもない難所にあるそうです。なにせ,ひとつ前の第37番札所・岩本寺からは約90キロメートルもあり,徒歩なら20時間以上かかります。…これは絶望的な距離です。実際に歩いてきた人がえらく遠かった,と言っていた意味が理解できました。
私は八十八箇所を巡るつもりはないのですが,もし巡るとしても車で札所だけを巡っても意味がないと思いました。歩くことで何かが変わるのです。…自分がどう変わるか,歩いてみなくてはまったく想像がつきません。そこで,この第37番札所から第39番札所の150キロメートルだけは,元気なうちに歩いてみたいものだと思ったことでした。というより,歩かなければならないところだと思いました。
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四国の距離感がわかる今となっては,こりゃすごいと実感します。なにせ,窪川の次が足摺岬なのですから。それからわずか2年と半年なのに,今の私には,もう,150キロメートルを歩く気力はまったくありません。
町の外れには,四万十川が流れていました。また,町中には,多くの喫茶店がありました。中にはとても古い魅力のある建物もありました。
その中で,昨日に行った観光案内所で勧められたのが古民家カフェ「半平」だったので,入ってみました。ここは一般社団法人の四万十町観光協会がやっているそうで,1901年(明治34年)に実業家・都築半平の別邸として建築された旧都築邸を修復し,2010年より営業しているとのことです。カフェだけでなく,屋敷の広間を利用した展示やイベントなどを開催しているそうです。
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築100年を超す古民家で癒しの時間をお過ごしください。築120年の古民家を利用したカフェ季節の和菓子を、抹茶やコーヒーと一緒にお楽しみいただけます。
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ということで,私も,季節の和菓子とともにコーヒーを所望しました。窓からきれいに手入れされた庭が見え,庭の向こうには鉄道が走っていたので,おそらく,私が乗るホビートレインは,このカフェからも見ることができるんだなあ,と思いました。
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「しない・させない・させられない」とは
「Dans la vie on ne regrette que ce qu'on n'a pas fait.」とは







