######
2023年4月5日,大相撲稲沢巡業に行ってきました。
コロナ禍でしばらく巡業を見ることもできませんでしたが,復活しました。前日は岡崎市で行われて,この日は稲沢市というように,まるで旅芸人一座です。午前8時過ぎに6台のバスを連ねて,力士が会場である豊田合成アリーナにやってきました。この会場は2年ほど前にできたということで,なかかな立派な建物でした。私ははじめて来ました。
巡業の楽しみは,なんといっても力士との距離が近いということで,勝負は度外視,1日を楽しむことができればいい,というものです。多くの観客が,会場を右へ左へ,サインを求めたり写真を写したりしようと,人気力士を追いかけていました。それにしても,人気力士は大変です。ファンを邪見には扱えず,かといって,あまりに愛想をよくしていては,自分の時間もなくなってしまいます。
こういう姿をみていると,私は,アメリカのメジャーリーグなどで,サインボールを持ってボールパークのスタンドをお目当ての選手を探して走り回っているアメリカ人の姿とダブります。どこの国でも同じです。
今,大相撲は,横綱はケガを押して巡業に参加せざるを得ず,土俵入りだけを務めていますが,これもまた大変な仕事だと思います。まして,現在は,大関も参加していないから,まさに群雄割拠,だれが強いのかどうかも皆目見当がつかず,幕内ではだれが優勝するのかさっぱりわからない,という状況です。
以前のように,毎場所白鵬が優勝してもまったくおもしろくなく,もし,今,稀勢の里がいたら,ダントツで優勝だろうと思うし,朝乃山が不祥事を起こしていなければ横綱として存在しただろうに,スター力士は喉から手が出るほど欲しいのに,相撲協会は自滅のようなことをやっています。
しかも,下位の力士を見ても,将来有望,という感じの若者も見当たらないから,当分はこんな状況が続くのでしょう。こうなったら,横綱や大関などといった地位は失くしてしまって,前の場所の優勝者が次の場所で土俵入りをすればいいじゃなか,と私は思ってしまいます。
これだけ年寄りの多い国では,日夜,暇を持て余した老人が何か楽しみがないかと探し回っているのだから,これはこれでよいのでしょう。今や,権威だとか,誇りだとか,そんな小難しいことはどうでもよく,相撲という名を借りたタレントさんのようなものだと,巡業を見ているとしみじみそう思うわけです。
人生は暇つぶし。これはこれで,1日たっぷりと暇つぶしができたのだから,こんなすばらしいことはないのでした。
◇◇◇
◆◆◆
「しない・させない・させられない」とは
「Dans la vie on ne regrette que ce qu'on n'a pas fait.」とは















