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高知県立牧野植物園には,「こんこん山広場」や「ふむふむ広場」といった場所があって,そこからは,高知市内が一望できるし,牧野富太郎博士ゆかりの草花がいっぱいでした。ほんとうにすばらしい場所です。
「らんまん」が放送されたので,番組で出てきた草花は,みな,印がつけてありましたが,私は,そのなかで「バイカオウレン」(Coptis quinquefolia Miq.)と書かれた小さな葉が気に入りました。もう少しすると,かわいい花が咲きます。
「バイカオウレン」は,連続テレビ小説「らんまん」,その第1週のタイトルとなったものでもあります。
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「バイカオウレン」は,「らんまん」の作中で,主人公の万太郎が母ヒサのために取りに行こうとした花です。そして,その週の最後で一面に咲いていた,濃い緑色の葉に白い花です。
「バイカオウレン」は,林の中などに生える常緑の多年草です。花びらのように見える白い部分はガクで,黄色のコップ状の形をしたが花が咲きます。開花期は12月から2月ごろなので,残念ながら見ることはできませんでした。 花の大きさは1センチメートルから2センチメートルととても小さいものです。
「らんまん」の万太郎のモデルとなった牧野富太郎博士は,幼少時代,現在の高知県佐川町の生家の裏山に咲く「バイカオウレン」を特に好み,上京後には郷里土佐を思い起こさせる植物として,特別な存在であり続けたといいうことです。
「らんまん」の中では,ヒサが万太郎に自分が1番好きな花と伝えます。ヒサは,「生まれて来ないほうがよかった」と言う万太郎に対して「この花はたくましい。いのちの力に満ちちゅう。万太郎もね」という言葉をかけ,息を引き取るのです。
その後,一面に「バイカオウレン」が咲きましたが,万太郎はそのころはまだ,その花の名前を知りませんでした。「この花の名前が知りたい!」。 これが万太郎と植物との関わりを生んだのです。
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私は,この花が咲くころに,また,高知県立牧野植物園に来てみたいと思いました。

それ以外にも,「ガマズミ」(Coptis quinquefolia Thunb.),「ノジギク」(Chrysanthemum japonense (Makino) Nakai)などが目につきました。
「ガマズミ」は,山地や丘陵地の明るい林や草原に生えるガマズミ科ガマズミ属に属する落葉低木です。別名は「莢蒾子」(きょうめいし)といって,薬用に用いられます。また,そのまま食べることもできるし果実酒にもなります。花言葉は,結合,愛は強し,恋の焦り,私を無視しないで,だそうです。
「ノジギク」はドラマの第105回で,得意客の岩崎が提案した「菊くらべ」に参加した妻の寿恵子が,華やかなキクが並ぶなか,主人公の万太郎が採取してきた地味なキクとして差し出したものです。寿恵子は,菊が唐の国から渡ってきたことや,日本の人々が手をかけてきらびやかな花へと作り上げたことを説明し,白くて小さな原種の菊「ノジギク」の魅力を堂々と語り出すのです。
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「ノジギク」は1000年以上前から人の手がまったく入っておりません。
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どちらの菊にも,優劣はございません。ですが,「ノジギク」とこちらの菊たち,ともにそろえば,大陸と海,それから幾星霜にわたる日本の人々の総意と工夫に思いをはせることができましょう。
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寿恵子は,万太郎のことばを借りつつ,日本の人々には花を愛するこころがあることや,みんなに花を愛でる思いがあれば,争いも起こらないはずだと訴えるのでした。
私は,この「ノジギク」が大好きです。

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