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 もう,一昨年のことになりますが,2022年10月20日から10月22日まで四国へ旅行をしたとき,高知市で開催されていたさくらサーカスを見損ねた,ということで,昨年2023年1月10日に,日帰りで再び高知市に行って,さくらサーカスを見てきました。
 そして,その1年後,今度は,2023年12月7日から12月9日まで紀伊半島1周の旅をしたのですが
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 すべてがうまくいった2泊3日紀伊半島1周の旅でした。しかし,ただひとつ,やり残したことができました。それは…。
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ということになりました。やり残したこと,それは尾鷲市で途中下車をしなかったことなのです。
 尾鷲市で行きたかったのは竹林でした。
 1967年に放送された,平岩弓枝作のNHK朝の連続テレビ小説「旅路」のロケ地であった竹林が長年私には強く印象に残っていて,「尾鷲=竹林」という伏線ができていたのですが,これまで行ったことがありませんでした。ロケ地であった竹林が「土井竹林」というところであることを知ったのは,最近のことでした。そこで,このところ,人生の伏線回収の旅を続けている私は,こりゃできるだけ早く行くしかない,という思いが募り,2023年12月27日水曜日に日帰りで行ってきました。
 なるべく早く,と思いながら日程と天候を調べていて,年末最後のジパング倶楽部が有効である平日で,しかも,予報では晴れてとても暖かな1日,というこの日に決めたのでした。

 紀伊半島1周をする前は全く無知であった列車事情にも,めっぽう詳しくなりました。
 今回は特急「南紀」で往復するのですが,特急「南紀」は通常1日に4往復しか運行しないので,行きは,JR名古屋駅午前8時2分発,JR尾鷲駅10時46分着の特急「南紀」1号,帰りは,JR尾鷲駅18時18分発,JR名古屋駅着20時49分の特急「南紀」8号の一択になります。この予定だと,尾鷲市滞在が7時間30分とたっぷりあるのですが,私の目的地は「土井竹林」だけだったので,あとは,予定も立てず,着いたら考えよう,というのんびりしたものでした。旅はこうでなきゃ。こういう旅は楽しいものです。
 数日前に家の近くのJTBに出かけて,ジパング倶楽部を利用して切符を買いました。特急の座席を指定するときわかったのですが,この日の特急「南紀」は,行きは4両編成,帰りは2両編成でした。2両編成でも空席だらけなのに,4両編成にして乗る人がいるのかな? と私は思いました。

 早朝,JR稲沢駅からJR名古屋駅まで向かいました。JR稲沢駅のホームで日の出を見ました。天気予報どおり,いい天気になりそうでした。
 JR名古屋駅で特急「南紀」1号に乗り込みました。前回同様,ほとんど乗客のいない車内は快適でした。特急「南紀」は,JR四日市駅までは関西本線を走り,そこから第3セクターの伊勢鉄道に入り,JR津駅でJR紀勢本線につながります。伊勢鉄道を借りて走らなければ,線路は「く」の字になって,「く」の字の頂点にあるJR亀山駅で進行方向を変えて走る必要があるので,ショートカットをする伊勢鉄道を間借りしているのです。私は通しの切符を持っているので問題ないのですが,そうでない場合,この区間だけ料金体系が複雑なので,車内で車掌さんが検札にきます。また,JR津駅から南はICカードも使えないというように,昭和時代のままの世界があります。
 東京や大阪などの大都会がどんどん発展しているのとは雲泥の差があります。日本は,都市圏を離れると,突如,発展途上国以下になります。
 やがて,定刻にJR尾鷲駅に着きました。尾鷲市は,想像以上に寂れたところでした。

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「しない・させない・させられない」とは
「Dans la vie on ne regrette que ce qu'on n'a pas fait.」とは

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