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私が乗っている只見線,今日は,会津宮下駅から会津川口駅までです。
会津宮下駅を出ると,車窓から見えるのは巨大な東北電力宮下ダムで,対岸を国道252号線が走っています。
ダム湖を過ぎると,列車は第三只見川橋梁を渡り,それまで進行方向右手に見えた只見川が左手に変わるのですが,第三只見川橋梁に差し掛かる瞬間,一気に視界が開け,ゆったりと流れる只見川と木々の緑が織りなす景色が車窓いっぱいに広がり,絶景となることで知られています。今は真冬なので,美しい雪景色が見られましたが,紅葉の秋はため息の出る美しさ,ということです。
会津宮下駅の次は早戸駅です。早戸駅で下車すると,霧幻峡の渡し(むげんきょうのわたし)の乗り場に行くことができます。霧幻峡の渡しの運行は4月下旬から11月中旬までであり,予約が必要ということなので,今回はムリですが, 情緒ある「手漕ぎ渡し舟」に乗るときだけ味わうことができる只見川の川面から眺める四季折々の風景は,幻想的な川霧に包まれながら時空を超えた日本の原風景に出会えるということで人気です。
列車の車窓からはそこまでは望めませんが,それでも,雄大な只見川を見ることができました。
会津水沼駅,会津中川駅と過ぎました。
やがて,先ほどまでは,列車はずっと山の中だったのに,次第に民家が見られるようになってきました。これが金山町の集落です。
只見線からも見ることができる,かねやまふれあい広場は,只見線の絶景スポットとして知られ,水面に迫る集落,川沿いを走る只見線が生み出す風景はすばらしく,特に,夏の早朝や夕方,雨上がりの川霧に沈む集落や冬の雪景色の中を走る列車の風景は幻想的,ということです。また,会津川口駅からほど近くの只見川の水面の先に広がる大志集落を望む風景は「大志俯瞰」(おおしふかん)とよばれ,晴天時は,山々と集落が只見川に反射する美しい水鏡の風景が見られるところだそうです。
そんな場所を走りながら,列車は会津川口駅に到着しました。
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「しない・させない・させられない」とは
「Dans la vie on ne regrette que ce qu'on n'a pas fait.」とは