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 私は,2019年11月22日,東武鉄道の「リバティ会津」という特急で会津田島駅まで行って,会津田島駅から湯野上温泉駅まで会津鉄道に乗り換え,さらに湯野上温泉駅から乗り合いバスで大内宿まで行ったことがあります。そのときは,大内宿に行きたかっただけだったのですが,その後,知識が増すと,今回行ったところと,大内宿の位置関係を知りたくなりました。
 それが今日の地図ですが。異なる路線を走ると全く無関係に思えた場所が糸のようにつながっていくのが不思議です。どこも,とてもいい印象が残る場所なので,また行ってみたいと思います。私は人の多い観光地よりも,こうしたのどかなところのほうが好きなのです。
 私には東北というのはものすごく遠く感じるのですが,東京からなら,日帰りコースだったりしますし,東京と名古屋は1時間30分程度だから,名古屋からでも日帰りで行くことができると考えると不思議な気がします。

 会津川口駅から只見駅までが只見線でもっとも景観のよい場所であり,それは只見川と自然との調和からくるものであったから,自然が猛威を振るい,調和が崩れれば,橋梁は破壊され,7年間も只見線が切断されてしまった場所ともなりました。
 本名駅の次が会津越川(こすがわ)駅,そして,会津越川駅の次が会津横田駅でした。このあたりはのどかな田園地帯がひろがっていましたが,冬の間は雪に覆われて,生活するのはたいへんだろうなあ,と思いました。
 会津横田駅を過ぎると,列車は第七只見川橋梁を渡りました。運転席のとなりの窓から橋梁の姿を見ることができました。第七只見川橋梁は,以前は上路式でしたが,水害で橋梁が全面流失してしまい,下路トラス桁に変わりました。橋の下を流れる只見川と,下流に見える集落や水田などの美しい自然風景が広がっているところで,並行してかかる四季彩橋から第七只見川橋梁見ることができるということです。
 第七只見川橋梁を越えると,会津大塩駅に着きました。会津大塩駅は無人駅で,のどかな里山の景色の中にぽつんと建つ素朴なたたずまいを見せます。春はさまざまな花々が周囲を彩り温かみのある景色を演出するそうです。

 会津大塩駅の次が会津塩沢駅です。会津塩沢駅から15分くらい歩くと,河井継之助記念館があります。河井継之助記は,は,戊辰戦争で長岡から会津へと向かう際に塩沢で亡くなった長岡藩家老・河井継之助を紹介する資料館で,地元の人の思いで,残された終焉の間が館内に移築されています。冬場は閉館しています。
 また,只見川の対岸にある十島集落は,小島のような形で,集落にある神社がビュースポットとなっていて,そこから眺める只見川と塩沢集落の景観が美しく,撮影ポイントとなっているそうです。
 会津塩沢駅を過ぎると,列車は第八只見川橋梁を渡ります。このあたりからだんたんと空が広くなり,晴れていれば,只見川の川面に空の美しい青が映り込むということです。

 次の会津蒲生駅を過ぎると,北側に,天気がよければ,蒲生岳がみえるそうです。蒲生岳は只見川から一気にせり上がるその山容の鋭さから「会津のマッターホルン」とも称される,標高828メートルの独立峰で,悠々とした姿はあたりののどかな風景と相まって印象的です。
 叶津川(かのうづがわ)橋梁は会津蒲生駅から只見駅間にかけて集落を貫く叶津川に架かる全長372メートルの橋梁。半径250メートルの曲線を描くのが特徴で,時速30キロメートルの速度制限があるカーブは,その美しさで写真愛好家たちに知られています。
 午前9時7分,列車は只見駅に着きました。
 只見駅出発が午前9時30分で,23分もの停車時間がありました。

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「Dans la vie on ne regrette que ce qu'on n'a pas fait.」とは

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