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【Summary】
The workshop “Sound and Calligraphy” was held at Kōshōji Temple in Nishijin, usually closed to the public. Opened specially for autumn, it is known as the “Oribe Temple,” linked to Furuta Oribe. Though the maple leaves had mostly fallen, the quiet atmosphere revealed a refined and memorable beauty.

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 ワークショップ「音と書」が行われたのは,西陣の興聖寺(こうしょうじ)という寺院でした。
 普段一般公開はされておらず,2025年11月15日から12月14日まで,~「織部寺」のもみじ特別公開~として
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 茶道織部流の祖でもある武将・古田織部(ふるたおりべ)との関わりから「織部寺」(おりべでら)ともよばれる非公開寺院では,この秋,本堂前や方丈庭園の美しい紅葉の特別公開が行われます。
 本堂天井画「雲龍図」(うんりゅうず)や,青が印象的な「青波の襖」が奉納された方丈(ほうじょう),「降り蹲踞」(つくばい)などがみどころです。
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ということです。

 私は,地下鉄烏丸線に乗って,鞍馬口で降り,興聖寺を目指して,西に向かって歩きました。その途中で見つけたのが,京都大学室町寮でした。吉田寮は有名ですが,ここにももうひとつ,昔のままの寮があったんだ,と驚きました。
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 室町寮は京都大学の歴史ある男子寮で,設立は戦後間もない1946年。当初は戦災で住む場所を失った学生たちのための仮設住宅としてはじまりました。
 特徴は,何といっても自治と自由の精神で,寮生たちが自分たちで運営し,寮のルールやイベントも自分たちで決めるという,小さな共同体になっています。
 建物自体はかなり年季が入っている「ボロ寮」としても知られていて,それが味わい深いものとなっている「生きた歴史博物館」です。
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 次に見つけたのが妙覚寺でした。
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 妙覚寺は,1378年(永和4年)に四条大宮に創建し,幾度かの移転ののち,豊臣秀吉の都市計画により現在地へ移ったものです。北竜華具足山と号し,妙顕寺・立本寺とともに「京都日蓮宗名刹三具山」に数えられ,京都16本山のひとつです。
 戦国時代には二条衣棚にあり,斎藤道三の息子が住職を務めたことから織田信長の京都での定宿となり,本能寺の変の際には信長の長男・織田信忠が宿泊していました。大門は、秀吉が建てた聚楽第の裏門で,本堂前の「法姿園」(ほうしえん)は紅葉美しき所として有名です。
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 通常は庭園は非公開ですが,この時期だけ特別公開が行われるのですが,今年は紅葉が早く散り,すでに公開は終了していました。

 やがて,堀河通りの向こうに興聖寺が見えてきました。
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 興聖寺は臨済宗興聖寺派の本山の寺院で,山号は円通山。本尊は釈迦如来です。
 1603年(慶長8年)に,妙満寺・日重上人の弟子である虚応円耳が,法華宗の教えを広めるために,東隣の大応寺から移って創建したもので,創建時は興正寺といいました。
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 茶人・古田織部部の妻センが隠棲した北野天満宮隣りの青霄院が,センの死後移転して同寺の塔頭となり,その後,豊後国岡藩の家老・古田家が織部と子らの墓を建てた関係で,昭和になってから織部寺とよばれるようになったということです。
 ワークショップがはじまる前,時間があったので,境内を散歩しました。
 この寺院もまた,今年は紅葉が早く,すでにほとんど散り紅葉となっていましたが,それはそれで趣がありました。
 京都の寺院は,つねに公開していて観光客いっぱいのところも数多くあるのですが,そうでなく,ひっそりとしたところもまた,すばらしい紅葉を見ることができます。何かの縁で,そうした場所を訪れれる機会があったのは,とても幸運なことでした。

 ワークショップの帰り,再び,鞍馬口まで歩いたのですが,その途中にあった料亭から出てきた舞妓さんと芸妓さんを見ました。観光客の知らない世界。ああ,京都というのは,誠に奥が深いところだと思いました。

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