●アルコールなんて出さなくても…●
前に来たときは古くさく不気味だったロサンゼルスの国際空港は,現在リニューアルの途中であった。完成したときは「コ」の字型に新しいターミナルビルができるような感じに見えるが,まだその一部は建設中であった。
日本へ向かう便のゲートは古いほうにあって,新しくできた建物とは通路がつながっていない。そのためにゲートを出てバスに乗って古いほうの建物に行かなくてはならなかった。
アメリカにはすでにリニューアルを終えた巨大な空港が多い。しかし,この2か月後にフィンランドのヘルシンキ・ヴァンター国際空港に行ったが,この空港も手狭になっていて拡張工事中であった。どうやら世界中の空港が手狭になりつつあるようだ。日本でも成田空港は搭乗ゲートが不足していて,国内線で到着したときなどは,タラップで降りてバスで空港ビルへ行かなくてはならないから恥ずかしいものだと思っていたが,それは決して日本だけのことではなかった。
やがて搭乗時間になって,機内に乗り込んだ。帰りもまたエコノミーコンフォートにアップグレードされていたので,いつものように,エコノミーコンフォートの最前列を指定した。この席はものすごく広いのだが,欠点はディスプレイが見にくいことと,デルタ航空の場合,テーブルが席に近く食事のときに窮屈なことである。
私は機内でディスプレイは使わないので差支えがないが,食事のときは不便である。同じ座席でも,フィンランド航空(フィンエアー)ではテーブルの位置が変えられる。これは機種の違いなのか,航空会社の配慮の違いなのか? いずれにせよ,私は飛行機マニアではないが,こうして数多くの旅行をしているので,これまでほとんどの種類の航空機に乗ったことがある。その感想として,ボーイング社の航空機よりもエアバスのほうがずっと乗り心地がいいと断言する。
以前はアメリカばかりに行っていたからデルタ航空を利用することがほとんどだったが,近頃,フィンランド航空やカンタス航空,キャセイ・パシフィック航空など,他の航空会社の飛行機を利用するようになってみて,航空会社によって,ずいぶんと違いがあることに気づくようになった。
たとえば,デルタ航空やカンタス航空では座席にUSBのコンセントがあるが,フィンランド航空にはないから予備電源を持っていることが必要にある。
そうした航空会社の違いを紹介するために,一例として,今日は,デルタ航空の帰りのフライトで出た食べものを載せておくことにする。
デルタ航空では,ソフトドリンクはコカ・コーラが提供しているし,コーヒーはスターバックスが提供している,というように,きわめてアメリカ的である。
食事も量が多く,デザートも充実している。飲み物と一緒にお菓子が出るのも,私は普通のことだと思っていたが,フィンランド航空などでは出ないから,普通のことではない,ということを知った。
このお菓子だが,1番目の写真のように,近頃,量が多くなった。一度,乗客のなかにピーナッツアレルギーの人がいて,その便に限りピーナッツの提供がなくなってがっかりしたことがある。
私はほとんどアルコールは飲まないので,機内でもワインやビールは頼まないのだが,アルコールの好きな人というのはいるもので,乗ってから降りるまで無料をいいことにいお酒ばかりを飲んている人を見かける。しかし,アルコールなんてトラブルの元だから,私は,何も飛行機の機内までアルコールなんて出さなくてもいいと思うのだけれど,そうもいかないものらしい。
◇◇◇
Thank you for coming 260,000+ blog visitors.