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デトロイトから中部国際空港便は,いつもの通り,午後3時35分の出発なので,待ち時間が4時間あった。
ちょうど昼食の時間であった。
私は,今回も,デトロイトの「空」でちらしずしを食べることに決めていたから,躊躇なく「空」に行き,ちらしずしを注文した。ここのちらし寿司は全く日本のものとかわらない。
お客さんは,日本人以外にもたくさんいるが,日本人で注文をしているものは,ほとんどがラーメンだった。
後は,特に書くこともない。
いつものように,空で日本と全く変わらないちらしずしを食べ,残りの時間は,特にすることもないから,広くもないデトロイトの空港で,時間が過ぎるのをだらだらと待った。
A34は,デトロイト-名古屋便の搭乗ゲートである。この便は,さらに名古屋からマニラまで行く。
そこで,このゲートの周りは,日本人よりもフィリピン人がたくさんいた。
そういえば,ここに着いた,つい1週間と少し前には,この空港からの眺めは,一面の銀世界であった。しかし,わずか1週間と少ししか過ぎていないのに,全く雪はなく,窓からの景色は,春そのものであった。
これも,いつものように,隣のゲートには,成田便が出発するゲートがあって,その待合所には,所在なげに,多くの日本人が座っていた。ここまで来ると,アメリカというよりも,まあ,日本と変わらない。
もう,旅が終わったなあ,という残念な,でも,無事に終わったなあというある種の満足感が沸き起こることも,いつもと同じである。
それにしても思うのは,これだけ多くの日本人が,それも毎日,太平洋を横断して,アメリカに来たり帰ったりしているわけなのだが,いったい,その目的は何なのだろうか,ということである。
私の様に,なんの意味もなく,ただ,遊びに来ている人ってどのくらいいるのだろうか。そんな人は珍しくないのだろうか。
ただ,観光地を少し離れてしまうと,本当に日本人はいなくなる。
名古屋便に関していえば,名古屋からさらにマニラまで行くから,フィリピンまで搭乗する人が圧倒的に多いのだけれど,あれほど多くのフィリピン人がアメリカに行く理由は何なのだろうか。確かに,英語に関していえば,日本人よりもずっと優位には違いないが…。
私は,いつも,そのことを不思議に思う。
それに,日本人は他のアジアの人たちに比べて,アメリカに渡航する人の数が減少しているように思う。
こうしてアメリカを旅してみて思うのは-アメリカといっても,場所によってずいぶんと様子は違うのだが-いずれにしても,どこへ行っても,日本国内を旅行することに比べれば,ずっと安価に,広々とした景色やら,MLBのようなダイナミックなスポーツを楽しむことができる。
だから,本当は,行くのに少し時間はかかるけれども,もっと多くの日本人がアメリカの旅を楽しみたいと思っているはずなのである。
おそらくは,東京ディズニーランドが人気なのも,ミニアメリカにあこがれているからなのだろう。
しかし,問題は語学なのである。
中学校からずっと勉強を強いられている(変な日本語です)のにもかかわらず,まったく,実用の域に達していない。それだけならともかくも,苦手意識だけは世界一なのである。きっと,多くの日本人が国外脱出をしてしまわないように,国を挙げて,学校教育で英語という名を借りて,受験文法を教え込み,苦手であるという意識を植え付けようとしているのに違いがない。近ごろでは,それだけではもの足らず,それをさらに小学校からに拡大しようとしているのだ。こうして,ますます英語嫌いが増産されるというわけだ。
・・
そんなつまらないことを何となく考えていたら,あっという間に13時間が経って,中部国際空港に到着した。バッゲジクレイムでカバンが出てくるのを待っていると,係の女性職員たちが,待っている我々に,おかえりなさいませ,といって一列に並んで礼をしたのにはびっくりした。前回帰国したときはそんなことはなく,もっとラフに会話ができて楽しかった。きっと,上司が代わって,こういうわけのわからない躾を強要したのに違いがない。
こういうことをおもてなしだと勘違いしている日本人が増えてきた。本当にどうかしている。もうそういうことはいい加減にしてくれ,と思った。