しない・させない・させられない

Dans la vie on ne regrette que ce qu'on n'a pas fait.

USA50州・MLB30球場を制覇し,南天・皆既日食・オーロラの3大願望を達成した不良老人の日記

カテゴリ:アメリカ合衆国旅行LIVE > LIVE・2015春

楽しく,かつ,ハプニングだらけの旅を終えて,再び日本に帰ってきました。今回もまた,旅行中は日本人には会いませんでした。
私は,多くの日本人が住んでいたり旅行をするような場所ではない,ほとんど馴染みのないアメリカを旅するようになって以来,マスコミも含め,日本の多くの人がアメリカについて語るけど,そんなものは上っ面の知識だけで,ほとんどの日本人は,本当のこの国のことをほとんど知らないのではないか? と思うようになりました。他のアメリカブログもまた,ニューヨーク,サンフランシスコ,ラスベガスなどの文字が躍っていますが,そんな日本の航空会社でダイレクトで行けるところは,よそ行きで本当のアメリカではないのです。それは,東京と京都を旅してこれが日本だというようなものです。
また,アメリカに住む日本人も,日本人のコミュニティがあったり,会社が保障する至れり尽くせりの生活だから,本当のアメリカを知っているわけではないのです。
それはまた,報道関係者も同じです。留学している若者だって,その多くは都会の大学生活をしているだけで,休みになればさっさと帰国し,高校生がホームステイをしても,クルマに乗れないから,アメリカに住んだってほとんど何も知る事ができないのです。それは,私がデトロイトに5時間半遅れで着いたとき,ほとんど帰国したような気分になったのと同じような次元のアメリカなのです。

アメリカは,また,年々凄まじい勢いで発展を続けています。
1年前の知識が全く通用しないこともたくさんあります。ほとんどの人がディジタルディバイスひとつ持ってなんでもやっています。郊外に広がる巨大な住宅地やショッピングモールは,もうすでに日本の大型店とは異なるものに変わってきましたし,社会のシステムもどんどん変わってきています。
ほとんどの場所はチケットレス。フライトのチェックインもネットでできますし,入国の書類も税関申告書もなくなりました。空港のセキュリティもどんどん合理化して,事前に登録してあればほぼフリーパスになっています。
それに比べて,日本は相変わらずです。一度決めたやり方はいつまでも変わりません。むしろどんどん古くなり形式的で面倒になり取り残されていくように思います。まるで鎖国の江戸時代みたいです。
そういったことを決定する私の年代の地位の高い人たちがそうした保守的で狭い視野しか持ち合わせていないからどうしようもないのです。うまく表現ができませんが,私には,本質的に全く違う思考をしているような感じがするです。

帰国をした成田では,やたらと放送がかかってうるさいのに,肝心のことがさっぱりわからないし,ターミナル間の移動がバスだったり,搭乗ゲートの案内表示もばらばらだし,というように,いろいろ不便でアメリカの空港とは大違い,お客さんたちは不機嫌そうで仲間内で大声で話し我勝ちで譲り合いの気持ちなどまるでない,その態度は日本の車の運転と同じです。
帰国早々すっかりイヤになりました。
日本では,子供の塾通いは加熱し,相も変わらず受験競争に意味のない補習ごっこで休日も束縛される高校生,そして,黒服に身を包んで就職活動をする大学生。その結果が,早朝から深夜までの過剰労働。たまのお休みはどこも大渋滞。電車に乗れば注意事項のアナウンスばかり。小さなお家を手に入れるのに一生の稼ぎを貢いで,走る道路もないのに高級車を買って,退職年齢も引き上げられ,年金も目減りし,老後にも地獄が待っています。まさに終身刑です。

近隣の国と仲が悪くても外から見れば内輪もめみたいに思えるだけです。私がアメリカで出会うアジア人は,本質的に同じような思考をしているなあといった親しみを感じます。また,なんとかいう首相が粋がって世界にお金をバラまいても話題にもされていませんし,本気で戦う気も国民の合意もないのに一流軍事大国気取りで,子供の火遊びみたいで危なっかしいようにしか見えません。 アメリカには中国語とハングルの表示はあっても日本語はありません。そのくらいのお付き合い相手という位置づけなのに…。
私が若いころに行ったアメリカにはメイドインジャパンが溢れていましたが,今はほとんど目にしません。やたらと機能だけ多くて使いにくいもの…。アメリカではお年寄りまで持っているのはアメリカの会社が開発した中国製のスマートフォンだけです。これでなんでもこなします。これでは日本のカメラは売れません。ホテルのテレビもみんな韓国製です。
右翼だ左翼だ自民だ民主だと言ってもみんな同じ根を持つ同じ次元の日本人にすぎないのです。モノを買うとやたらポイントポイントでカードだけが膨れ上がる,そして表面ズラだけ親切で言葉使いは丁寧でも融通が利かず,上司の指示がなければ何も判断させてもらえない馬鹿げた社会になったしまった日本は,もはやどうしようもないのでしょうか?
それでも,日本人はクールだと自画自賛をし,国際化を唱えていますが,外側から見ると哀れみさえ覚えます。時代遅れの孤児です。私には今やノースコリアもジャパンも大して違わないように思えます。

アメリカでは無料の広い美術館には広いカフェテリアがあって食事を楽しみ,平日でもボールパークは満員で,老人はリソート地でのんびりとショーを楽しんでいます。そうして若いころの苦労をみんなで称えます。週末には,郊外に広がる公園でバーベキューや釣りやボート遊びやハンティングをしています。
ガソリンの値段は日本の半額だし渋滞知らずの高速道路はほとんど無料,どこへ行ってもその日に泊まれるホテルはあるし,どこでもクレジットカードとwifiが使えます。
でも,そんな素晴らしい世界があることは知らない方がいいのかもしれません。私のように虚しくなります。だから虚しくならないように,国策で,アメリカでは全く使えない英語もどきの英語と称する受験勉強クイズを6年間も強いて英語嫌いを増産し,海外逃亡を断念させているのでしょう。
日本人は,これまでもこれからも,お客様にペコペコと頭を下げて,お客様をお待たせしないように気を使い続けて,遊ぶところもないから休日も仕事をして,どうでもいいような小さな組織で出世競争してプライドを満たして,退職後も仕事をして若者にいつまでも口を出し,これだけ殺人事件があるのに日本は安全で世界一素晴らしいと言い聞かせながら,せいぜい,おもてなしと称してお互いの監視に磨きをかけるしか,自分を納得させる方法はないのでしょうか。

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朝3時30分に起床してホテルで朝食をとり,午前4時15分にチェックアウトしてレンタカーで空港に。レンタカーのラピッドリターンをしました。今回の走行距離は4,050キロメートルでした。そして,満員のシャトルバスで空港に着きました。
フライトのチェックインをしてプライオリティセキュリティを済ませて,午前6時25分飛行機は予定通りカンザスシティを離陸してデトロイトに向かいました。
とそこまでは順調だったのですが,一旦飛び立った飛行機にトラブル(コクピットから煙が出た)が発生してカンザスシティに引き返しました。
空港には消防車が退避しているのに乗客は何事もなかったような感じで指示を待っていました。 ともかく飛行機を一旦降りてからがサバイバルゲームの開始でした。
こうなると誰も頼れない。誰も何も言わないし,スタッフもいない。日本でたった2時間の遅れで大騒ぎをしてスタッフが総出でお詫びをするなどという世界がこの世にあるのが信じられない出来事です。
点検のため1時間くらい遅れるということだったので待っていたのですが,遅れが5時間となりもうだめです。乗り換え便が間に合いません。
結局すごい行列のカウンタに並び,次のフライト探しです。誰も何も指示をしませんから独力です。案内係など当然いません。
私の前に中国人のグループがいてえらく時間がかかっていました。カウンタには大柄なボストンレッドソックスのオルティーズ選手のようなデルタの男性係員がひとりやる気があるのかないのかダラダラと仕事をしています。
やっと私の番がきました。カウンタで話す彼の英語がよくわかりません。隣にいた先ほどの中国人のグループのツアーのコンダクターらしき荒川静香さんに似た女性に英語を英語で? 通訳してもらい,なんとかことなきを得ました。結局デトロイトからのフライトは間に合わないので,もう1日カンザスシティに滞在するか? と聞かれましたが,とりあえず点検の済むまで待ってその飛行機でデトロイトまで行くと主張しました。この方が融通が効くと思ったからです。デトロイトはハブ空港なので,日本人のスタッフもいるだろうし。
しかし,デトロイトから日本までのフライトが見つからない。明日はデトロイトーセントレア便がないのです。東京便でいいから探してくれと言いました。アメリカでは大学が夏休みになって,留学生の帰国ラッシュなのです。いえいえ誤解してはいけません。留学生の多くは日本人ではなく,韓国人や中国人です。
そうこうするうちに,なんとか翌日のデトロイトからミネアポリス経由で成田の帰国便が予約できました。
そんな状態で,結局,昼食が出たり飲み物が出たりスナックが出たりと,ダラダラとそれを食べ過ぎている中,5時間半遅れで飛行機が再び離陸して,やっとデトロイトに着きました。皆さんの協力と優れた技術者のおかげで早くトラブルが解決でき,安全に飛行できましたというような放送がありました。
デトロイトに着いたとき,なんだかもう日本に着いたような気がしました。とはいえ,日本のように案内所があるわけではありませんし,デルタ航空の日本語のわかるスタッフを探し出さなければなりません。私のして欲しいのは,今日のホテルの保障と成田からセントレア便の保障でした。しかし,こういうことは,アメリカ人スタッフではやってくれないのです。
どうしようか?とコンコースを歩いていると,幸運にもデルタ航空の日本人女性スタッフに偶然出会いました。こんな偶然はめったにあるわけではありません。
事情を話すと,親切に泊まるホテルの予約と明日の成田から名古屋のフライトまで手際よく手配してもらえました。もちろんお金は全てデルタ航空持ちです。
彼女は,こういう時は誰かが助けてくれますよ,と笑って言っていました。経験しないとわからないしねと。
これまで多くのアメリカに住んでいる日本人の女性に出会いましたが,共通したあるものを感じます。それはとても自立した素敵な感じです。そして,みんな同じように,日本に行くと息が詰まると言います。
ということで,私は,結局,もう1日アメリカ滞在と相成りました。アメリカが帰るなといっているみたいです。
公共交通機関のないデトロイト,ホテルまではシャトルバス,泊まったのは今回の旅で最も高級なホテルでした。デラックスな夕食も所望しました。
「人生は経験が宝」ですが,親切の押し売りの中で過保護に育って,軍隊のような学校教育で飛ぶ羽を切られ個性を剥奪されて生きる力をもぎ取られた日本人には,こういう時の対処は最も困難な世界でしょう。
まあ,人生全てお任せ定食,権威主義で自己主張なし,傲慢なお客様に徹して,やたらと群れてツアー旅行しかしない多くの日本人にはそんな力は不要でしょうが。
また逆に,アメリカでは,そんな日本から脱出に成功した有能な日本人に仕事を任せると,生き生きと自己判断でとてもうまく事が進みます。自立した日本人は優秀で強いですよ。
今回もまたおもしろい経験をしました。

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いよいよ最終日。きょうはカンザスシティの市内観光です。と言っても,ほとんど何もありません。
私も来るまでこの街は想像がつきませんでした。知っていたのは,噴水だらけということくらいでした。
百聞は一見にしかずとはよく言ったものです。来てみると,青木選手がサンフランシスコに移った理由もわかる気がします。日本人が住んでいたらきっと退屈するでしょう。ここもまた広いアメリカだけど,大自然の雄大さがあるわけでなし,街が洗練されているわけでないし,天候は不順で蒸し暑いし。今日も晴れていたと思ったら突然雨だし。車で走っていると,道路が入り組んでいてカーナビの指示でも道をまちがえてしまうし。
きょうは土曜日なので,朝食のないしけたホテルを早々にチェックアウトして,シティマーケットの朝市に行きました。こういうのは普通のアメリカ人の生活がわかるので楽しいのですが,これまでなかなか行くことができませんでした。
次に行ったのが,この街でほぼ唯一の見どころである第1次世界大戦博物館でした。巨大な建物,ここもまた,大勢の人が来ていました。いつも思うのですが,いったいどこから来るんでしょう。
その後,美術館にふたつ行きました。とんでもなくでかい美術館なのに,無料でした。
美術館の帰りは,カントリークラブプラザというアメリカ最古の郊外型ショッピングモールを通ってから,予約したホテルに向かいました。こうして今回の旅も全て終了しました。

明日の朝が早いので,今日は空港の近くの少しだけ贅沢なホテルです。チェックインの時,昨日のゲームのことで盛り上がりました。フロントの係は今日見に行くとのこと。今日のヤンキースのピッチャーはサバシアだし。
それにしてもここに住んでいる人みんなベースボールばかり見てるんじゃないのかなあと思いました。話をした人がみんな今日観に行くっていうし…。
ホテルの近くに御殿場のアウトレットモールみたいなところが何気なくあったので,そこのサブウェイにチャレンジしました。しかしまあ,店員の話すのは,あれは絶対英語には聞こえない⁉︎ ともかく無事にゲット。
さて,明日は4時起床。6時25分のフライトで,帰国します。帰りもデトロイトまでの座席がランクアップされたので,ファーストの窓際を選択しました。
ところで,私が旅行中は穏やかな天気でしたが,オクラホマ州,カンザス州は,今晩は竜巻で大変な状況になっています。テレビの画面の端に日本の津波警報のようにずっとアメリカの地図が表示されています。この時期にこの場所を旅行しようと思う方(いないと思うけど)はお気をつけを。
ホテルのあたりも,夜,ものすごい雷雨になりました。メジャーリーグを昨日見てよかったと思いました。ではおやすみなさい。

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アメリカを旅行していると疑問に思うことがたくさんあります。たとえば,コンビニで売っているセルフサービスのホットドッグはどのように買うのか? などですが,最近は,そういうことは全てチャレンジしてみるので,だいたい疑問が解けてきました。
そうするとこの国の根源に流れている考え方もだんだんとわかってくるから不思議です。要するに自分でやれ,頼まれた以上のおせっかいはしないということです。おもてなしとは間逆の世界です。気楽でいいです。
さて,旅も最終行程です。ついにカンザスシティに戻って来ました。あと2日は,カンザスシティ観光とメジャーリーグ観戦です。
これまでなかなか来ることができなかった大いなる田舎カンザスシティにやっと来ることができました。本当に大いなる田舎です。
こちらの天候は全くもっておかしくて,突然の雷雨,5分後には快晴。お昼に二グロリーグ博物館に行ったのですが,そこで大雨になりました。雨宿りをしていると,そこで出会った女性と,私も今晩野球を見に行くという話になって,ダウンタウンが雨でも球場晴れていたりするから今晩は大丈夫よと言っていました。
実際,夕方から晴れ上がり,日本の梅雨のような蒸し暑さに閉口しましたが,次第に過ごしやすい素晴らしい野球観戦日和になりました。
きょうはPeace Officers Memorial Dayで半旗(half mast)でした。
田舎の弱小球団かと思っていましたが,ものすごい盛り上がり,スタジアムもきれいでほとんど満席,こうも熱狂できるのかと感心しました。
最後までいると車の洪水,帰りの保証がないので,ヤンキースぼろ負けの中,7回裏で帰りました。 駐車場で車がなかなか見つからず冷や汗をかきました。

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今日は小雨の朝でした。
私は今回の旅でマンモスケイブに行きたかったのですが,あまりに遠く行く自信がありませんでした。
しかし,借りた車が快適で順調に走れたので,願いがかないました。
予定より1日時間ができたので,再びブランソンに行くことにしました。
セントルイスから4時間なので,お昼までセントルイスで過ごしました。
セントルイスは10年くらい前に来たことがあります。その時はブッシュスタジアムで野茂投手を見ました。
あれから街は再開発されてスタジアムも新しくなりました。でも未だに危ういところも残っていて,特にミシシッピ川を渡った西側には近づかないようにということなのですが,怖いもの見たさに行ってみました。想像以上のかなりの雰囲気でした。
その後,バドワイザーの工場見学をしました。日本の工場見学とは全く規模が違いました。車なので試飲ができず残念でした。
今晩は,ブランソンでダットンファミリーのコンサートです。
ホテルは3日前と同じ所,部屋も同じです。また来るとは思いもしなかったので不思議な気持ちがしました。
夕食は日本料理にしました。
コンサートは素晴らしいものでした。お客さんは,この時期なのでお年寄りが多いのですが,こうしてアメリカを旅してみると人が生きるという意味が根本的に違うと思うようになりました。
なんか日本人が必死にやっていることが全てどうでもいいようなそんな気がしてきました。気の毒ですが外から見るとそんな感じです。
いよいよ明日はカンザスシティに戻ります。メジャーリーグです。天気予報は雨です。

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こちらに来てから連日よい天気が続いています。お昼の気温は20度位で湿度も低く爽やかです。半袖の上にヨットパーカーで十分です。
今日は,ケンタッキー州のマンモスケイブ国立公園に行きました。想像以上に広くて,2種類の2時間の見学コースがあって両方に参加しました。合計4時間洞窟内を歩いたわけです。
昨年行ったニューメキシコ州のカールズバッド洞窟よりこちらの方がさらに規模が大きく素晴らしかったです。
グランドキャニオンを地下に作った感じとでもいえばいいでしょうか。
その後,インディアナ州を経由して,今晩のホテルはイリノイ州ケーシービル,といってもわからないでしょうが,ここから5マイル行けばミズーリ州セントルイスです。
旅も後半になって,いよいよカンザスシティに少しずつ近づいて来ました。
走っていると州を越えるごとに景色が一変するのがよくわかります。
ケンタッキー州は森林と牧草地,大きな競馬場もありました。イリノイ州は花が咲き乱れるプレーリーでものすごく美しいです。
50州制覇などという目標がなければ,私だって,気持ちの落ち込むオクラホマ州,アーカンソー州,ミシシッピ州,アラバマ州なんて行きません。
ケンタッキー州やイリノイ州の美しい景色を見て,今日は来てよかったとつくづく思いました。
今回はすでに来たことがある州も多いのですが,それも含めて今回だけでも合計10州走りました。これで47州を制覇しました。残るのは,ノースキャロライナ,サウスキャロライナ,そしてハワイの3州となりました。

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今日もよい天気でした。日本は台風だということですが,本当なのですか? 今は5月ですよ!
今日の予定はずっと決めかねていて,だから宿泊するホテルも決まらず,成り行き任せに出発しました。
とりあえず,テネシー州メンフィスを目指してブランソンから南下したのですが,近くをインターステイツが通っていないので,やたらと時間がかかり,やっとインターステイツ40に辿り着きアーカンソー州を東に向かって走ったのですが,トラックだらけで道路はガタガタ,すっかり気持ちは沈みました。
メンフィスでは,キング牧師の暗殺されたモーテルを見たのですが,博物館はお休み,ダウンタウンはいたるところに廃墟があっていかにも治安が悪そうで,ここに宿泊するのはやめました。2時間ほど離れたプレスリーの生家のあるミシシッピ州トゥペロへ行って見学しました。小さな家ということだったのですが,日本の普通の家より大きかったです。
その後はそのままさらにアラバマ州に入って,そこからインターステイツ65を北上して,テネシー州のナッシュビルまで来ました。今日はここに宿泊することにしました。
というわけで,ディープサウスまで来てしまったというわけです。
今回は優秀なカーナビがあるので楽です。でもこのカーナビおかしな日本語を話します。
ナッシュビルの夜のダウンタウンを歩いてみたのですが,こんなことを毎晩やっているんだなあと呆れました。
なんだか今日は1日運転していたような気がします。今日だけで5州に行きました。
中でもアーカンソー州が最悪でした。それに比べてテネシー州は景色もきれいだし,道路も運転しやすく気に入りました。
州によってこんなに違いがあるのに驚きました。

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今日は快晴。朝の気温は9度でした。
名ばかりの朝食つき,単に菓子パンとコーヒーを食べて早々にホテルを出発しました。最後までやる気のないオクラホマシティでした。
今日は,オクラホマシティから北東に,オールドルート66を5時間走って,再び,ミズーリ州,ブランソン(Branson)という所にきました。
ルート66はアメリカのマザーロード。オクラホマシティからはインターステイツ44にほぼ平行に今も存在しています。
昔の街並みも残り素敵でした。来てよかったと感激しました。
ブランソンは日本では無名ですが,ショービジネスのメッカで,劇場がいっぱいあって,それぞれの劇場では,専属のエンターテナーが毎日ショーをやっています。晩年のアンディウィリアムスもここで毎日ショーをやっていました。今はオズモンズがやっています。
いわば細川たかし劇場やら小林幸子劇場があるわけです。
さらに遊園地やらヘリコプター遊覧,水陸両用バスツアーなど多くのアトラクションもあってすごい規模でビックリしました。軽井沢にディズニーランドを3つ作った感じです。
私は,日本人のショージ・タブチ・ショーを見ました。こちらで人気ナンバーワンです。チケット買えてよかったです。
日本のテレビで知っていたのですが,まさか本当にこんな遠い所に来るとは思いませんでした。
そんなことなら,もう数年早く来ればよかったなあと思いました。そうすれば,アンディウィリアムスショーも見えたのです。ムーンリバーシアターでは,今は亡きアンディウィリアムスの歌がかかっていて泣けてきました。
ショージ・タブチ•ショーではステージの上から日本から来たお客さんということで紹介されて,拍手を受けました。ショーの終了後には一緒に写真をとってお話をしてサインをもらってお土産まで頂きました。
今はシーズンオフ,ものすごくたくさんのホテルがあるので,とても安価に泊まれました。それでも大勢の観光客です。どうしてこの時期にこんなに来られるのでしょうか?アメリカのご老人たちはこうして人生を楽しんでいるんですね。
今日は天気もホテルもルート66もショーも食事も素晴らしく最高でした。

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来るまでが大変でしたが,いよいよ今日からがはじまりです。
カンザスシティでは,青木選手の話をすればどこでも盛り上がります。彼は愛されていたのです。 今日は,カンザスシティから南西にオクラホマシティまで行きます。5時間くらいの道のりです。途中,オズの魔法使いで有名なウィチタを通ります。
ちなみに,カンザスシティはカンザス州ではなくミズーリ州です。
この先,周りは牧草地ばかりだということです。
天気がよくないのと日曜日で,主だった見所のオープン時間が昼過ぎなので,朝からのんびりモードです。
ということで,朝6時半にチェックアウトをしました。ウィチタの近くは本当に360度牧草地ばかりでした。曇りで太陽ものぞいていたのですが,ウィチタの近くになると日本で経験したことのない大雨,全く前が見えずその中での運転は大変でした。しかし,雲が過ぎると天候が急激に回復しました。まさしくオズの魔法使いのようでした。
実は先週ずっと豪雨と竜巻が続き,サウスダコタ州ラピッドシティでは雪! まで降って,相当な被害が出たのですが,私が日本から晴れを連れてきたようです。今週の天気はずっと晴れの予報です。
カンザス州はインターステイツが有料,とはいえ数百円でしたが,その分道路は整備されていました。ウィチタを発ってさらに南下して,オクラホマ州に入った途端,無料になったのですが,道路がガタガタになりました。あたりは相変わらず牧草地,でも至る所で石油を掘っていました。さすが,その南はテキサス州です。
ガソリンメチャクチャ安いです。昨年の夏の6割弱,1リッター60円もしません。
今日は,オクラホマシティに泊まります。ここには,巨大なカーボーイ博物館がありました。そして,オクラホマシティはルート66の中継地として有名です。私も少しだけオールドルート66を走ってみました。
でも,観光地でないので,食事をするところもあまりなく,全てがアメリカらしいフレンドリーでかついい加減さに満ち満ちていました。

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セントレア,中部国際空港にやってきました。これからデトロイトに向けて,10時間40分の空の旅です。
到着後乗り換えて,カンザスシティへ行きます。現地到着予定時間は午後9時4分。到着後,カンザスシティ空港近くのホテルに宿泊します。
今回の予定は,カンザス州から南にオクラホマ州,アーカンソー州,テネシー州と東に走って,その後北上,ケンタッキー州からミズーリ州,セントルイスで西に進路を変えて,カンザスシティに戻ります。
カンザスシティではMLBも見ます。
とまあ,はじまるはずでしたが,アメリカから飛行機が来ないので出発できません。2時間遅れです。代わりに食事がでました。でも,ほとんどはクラッカーとかお菓子ばかりでおなかだけがふくれました。 これが読まれるころは,太平洋を渡っていることでしょう。 明日のカンザス州は竜巻注意報が出ています。 旅はいろいろなことがあって面白いです。

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ブログには,2014年夏の旅行記がまだまだ続いていますが,私は,今週の土曜日から10日間,2015年春のアメリカ旅行に行ってきます。今回は,カンザスシティを起点にして,オクラホマ,アーカンソー,テネシー,ケンタッキー,ミズーリと,およそ観光地でない中南部の田舎をぐるりとドライブしてきます。
出発後は,しばらく2014年夏の旅行記はお休みして,現地からのLIVEでブログをお届けしますので,お楽しみに。

現在は,海外旅行に関するすべてのことがネットで簡単に予約ができてしまうし,支払いもすべてクレジットカードだけでいいので,むしろ,国内旅行の方が面倒です。今回の旅の予約でも,ネットでできずクレジットで支払いもできなかったのが,セントレア・中部国際空港までの名鉄特急の座席指定券「ミューチケット」の購入だけだったというのが笑えない話で,本当に情けないことです。
ということで,私もこうした旅行をしてみたいなあ,とか,どういった準備をしているのかなあ,と思われる方もあるでしょうから,今日は,今回の旅の準備について書いてみましょう。
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アメリカを個人旅行するとき,事前に準備が必要なことは,当然ながらのパスポート以外には,アメリカ入国に必要な ESTA の登録,そして,車を運転する場合は,国際運転免許証の取得です。
ESTA は2年間有効で,ネットで日本語で簡単に登録ができますが,登録にはクレジットカードが必要です。クレジットカードはアメリカ旅行では必須ですから,日ごろ使い慣れていない人もクレジットカードは作ってください。私は,デルタアメックスのゴールドカードと,マスターゴールドカードの2枚を持っていきます。現金は全くなくても大丈夫ですが,私は少額だけ持っていきます。
日本の銀行で両替をするとき,50ドルや100ドル紙幣をくれますが,持っていてもそんな高額紙幣は使えませんので注意が必要です。両替をするときは20ドル紙幣までにしてください。また、もし持っているときは,アメリカの銀行で小額紙幣に換えてください。
国際免許証の取得には特別な資格がいると勘違いしている人がいますが,運転免許試験場へ行って単にお金を出して発行してもらうだけです。しかし,有効期間が1年間しかなく,しかも,サイズが昔のパスポートの大きさというのがこれもまた情けない話です。こんなものが必要なのは,日本の運転免許証の表示が日本語だけであるということだけが理由なのだそうですが,そういうことなら運転免許証に英語表記を加えるだけのことなのです。
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携帯電話は,私はSIMフリーのスマホを持っていて,普段日本ではデータ通信に使っています。現地に着いたらこれをアメリカの携帯電話用のSIMに入れかえると,アメリカ国内用の電話になります。料金は使用した分だけなので非常に安価です。また,アメリカではフリーwifiがどこでも使えるので,現地でのデータ通信用にiPod-touchを持っていきます。通信はこれで十分です。カメラは,今回は,小さくてお気に入りのニコン1J3を2台と広角と望遠のズーム,そして,予備のバッテリーを2個持っていくことにしました。電圧が日本とは違うのですが,充電器は兼用できます。
持ち物としては,あとは着替えだけです。
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航空券は,デルタのサイトで予約をしました。今回はカンサスシティでMLBも見に行くのですが,これもMLBのサイトでチケットを購入しました。レンタカーはHERTZのサイトで予約しました。私は,HERTZのGOLDプラス・アワード会員(会費無料)なので,借りる期間と場所を入力するだけです。海外旅行保険は,デルタアメックスのゴールドカードに旅行保険がついていますがこれだけでは保障の少ない疾病の特約を増やしました。また,ホテルは,エクスペディアやブッキングコムで現地でいつでも予約ができるので,初日と最終日だけ予約をしました。

必要なことはこれだけなのです。今回は,パスポートもESTAも国際運転免許証も有効期限内だったので,わざわざ駅まで買いに行ったミューチケット以外は,自宅でほんの数時間ですべて終了しました。このように,年々便利になってきました。だれでも簡単にできてしまうことがむしろ物足りないくらいです。
こうして気軽に安くアメリカに行けるので,ゴールデンウィークに,どこも渋滞だらけ,やっと到着しても人とゴミだらけの国内旅行なんて,近場ならともかく,私は全く行く気がなくなってしまいました。

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ニコン1を語る。-実は使いやすくかわいいカメラなんです。

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