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適塾を出て,次に行ったのが,梅田スカイビル空中庭園展望台でした。大阪の街を高いところから見てみよう,というわけです。
今から40年以上前,はじめて大阪に行ったとき,当時は,プロ野球の球団に阪神タイガースと阪急ブレーブスが競っていました。そこで,大阪駅を降りて外に出たら,左手に阪神百貨店,右手に阪急百貨店がそびえていて,感動したものでした。私は今でもその印象が強烈なのですが,現在は,もう,高層ビルが乱立していて,よそ者にはどのビルがどんなビルなのか,訳がわかりません。先日行った天王寺駅も同じように訳がわかりませんでしたが,それと同様です。
この国は東京をはじめとして,大阪,博多などの都会だけがどんどんと進化し,行くたびに違う姿をみせています。それに対して,地方都市は,そりゃまあ,どこも悲惨な状況です。
念願だった適塾を見てから,北に向かってしばらく歩いていくと,そんな大阪駅に着きました。ここから地下道を通って梅田駅の北口に行くことができて,そこで地上に出て西に行くと,めざす梅田スカイビルが見えてきました。地上に出ず,そのまま地下でつながっていれば,と思いました。
さて,私の目的地は梅田スカイビルの展望台だったのですが,その前に目についたのが地下街に行く通路でした。そこで,レストランでもあれば昼食をとろうと,とりあえず降りていくと,そこにあったのは「滝見小路」という,古き良き昭和の街並みを再現した昭和レトロ商店街でした。
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「滝見小路」は,自然の森にある列柱滝を眺める商店街で,どこか懐かしくなぜか新しい風情を感じながら料理やお酒を堪能できます。
稲荷神社,三輪自動車や井戸など,歩くだけでも楽しめる街並みも見どころです。
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というところで,レストランがたくさんあったのですが,まだ時間が早くどこも開店していませんでした。まもなくレストランが開店しはじめると,すぐに長蛇の列ができはじめました。
私は,人混みが嫌いなので,そんなところで食事をする気もなくなって,近くにあったココイチで昼食をとりました。
さて,食事を終えて,いよいよ空中庭園展望台へ向かいました。
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地上40階,地下2階,高さ約175.295メートルの梅田スカイビルは,1993年に完成しました。ウェスティンホテル大阪とともに新梅田シティを構成しています。
タワーイースト,タワーウエストの2棟で構成され,その頂部を連結するように円形の空中庭園展望台が設置されていて,両棟を行ききするため,22階に連絡通路が設けられています。
空中庭園展望台は1993年に開業しました。超高層ビルの展望台は屋上に設置されているので,360度の視界と全天を風を感じながら展望を楽しむことができます。
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聞いてみたら,大阪市には,梅田スカイビル空中庭園展望台よりも100メートル以上高い,高さ287.6メートルのあべのハルカスの60階に位置するハルカス300という天上回廊があるということでした。こちらはフロア全体にガラスを配した屋内回廊だそうです。私は行ったことがないので,今度行ってみよう。
エレベーター,エスカレーターと乗り継いで,空中庭園展望台に出て,景観を楽しみました。
私も海外に行くと,まず,高いところからその町を一望してみたいと思うわけで,それと同じように,ここもまた海外からの来訪者がたくさんいました。
ふたり連れの場合,ふたりが入った写真を撮るのに苦労していることも少なくなく,そんなとき,声をかけてあげると,とても喜ぶので,ここでも,そうしていたふたり組の女性に声をかけて,写真を撮ってあげました。どこから来たかと聞くと,彼女たちはアメリカから来たと言っていました。アメリカ人というのは,意外なことにけっこう珍しく,アメリカ人の話す英語を久しぶりに聞いて,また,アメリカに行ってみたくなったことでした。
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梅田スカイビル空中庭園展望台を堪能してから,地上に降りて,そのまま南へ向かって歩き,大阪中之島美術館で開催されていた「醍醐寺展」を見てから,フェスティバルホールでの演奏会へ行きました。
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「しない・させない・させられない」とは
「Dans la vie on ne regrette que ce qu'on n'a pas fait.」とは
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