【Summary】
I visited Kamiyama Astronomical Observatory at Kyoto Sangyo University, which opened in 2010 and features a 1.3-meter reflecting telescope. The ongoing special exhibition highlights the history of Japanese reflecting telescopes and pioneers like Kaname Nakamura and Nishimura Seisakusho. It traces how domestic telescope technology developed and honors the passion of early astronomers and engineers. For long-time astronomy fans like me, these figures are legendary, though often mysterious. With traditional astronomy becoming outdated due to AI, such exhibitions provide historical value and nostalgic enjoyment. I look forward to next year’s planned exhibit on Kansai Optical Instruments.
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京都産業大学に神山天文台があります。神山天文台は2010年に開設されました。京都産業大学の創設者・初代総長は荒木俊馬博士は1897年に生まれ,1978年に亡くなった天文学者で,神山天文台は,京都産業大学の創設者である荒木俊馬博士が天文学・宇宙物理学者であったことに由来します。
大学の開学当初から宇宙物理学と天文学の教育・研究に力を入れてきた背景があって,その新たなシンボルとして2010年に開設されたのがこの天文台です。
天文台には,口径1.3メートルの反射式望遠鏡があって,最先端の研究・観測が行われています。
また、神山天文台は一般向けの公開活動にも力を入れていて,天体観望会や講演会,天文学講座などを開催しているということです。
現在,神山天文台の本館で,企画展「西村製作所と中村要~反射望遠鏡にかけた夢~」が開催されているということを知って,奈良国立博物館で「超国宝展」をみてから,京都に引き返し,見学してきました。
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反射式望遠鏡の歴史を遡ってみると,アマチュア天文家たちの「夢」が垣間見えてきました。
20世紀初頭,アメリカやイギリスで鏡を使った反射望遠鏡が作られていく中,ガラス鏡の反射望遠鏡製造技術を日本に持ち帰った山崎正光,その技術を日本に広めた中村要,そして,中村要と協働し日本ではじめてガラス鏡の反射望遠鏡を製作・販売することになる京都の理化学機器メーカーである西村製作所。
この企画展では,2026年に100周年を迎える反射式望遠鏡の歴史を取り上げ,どのようにして国産の反射望遠鏡が作られたのか,人と人との繋がりや当時の技術者たちの天文学や望遠鏡に対する情熱が形になるまでの軌跡を紹介します。
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ということでした。
このブログにもたびたび書いてきましたが,「月刊天文ガイド」の創刊当時からの天文愛好者には,好奇心を満たすのに十分なものでした。
今の若い人はともかく,私の年代では,この企画展でとりあげられていた人物や反射望遠鏡はレジェンドであり,また,実態が謎でした。それは,創刊当時の「月刊天文ガイド」が「子供の科学」という少年雑誌の延長線上にあって,京都大学御用達の西村製作所の広告もなく,そうした天文学の専門家とは一線を画していたからだったのです。そして,そういった高度な知識集団に憧れてもいました。
しかし,現在は,AI技術の発達で,従来のような天文学は,それがどれほどのものであったとしても,すでに時代遅れとなりつつあります。天文を趣味にしている人たちも,もはや,高価な光学望遠鏡とカメラを購入して写真を撮ったり,新天体を発見するということは絶滅危惧種です。また,研究という面からも,完全に考古学的なものとなってしまいました。
そこで,従来の栄光に包まれた天文学の歴史や資料が失われる前に,こうして調べてまとめられ,企画展を行なっていることに大きな意義があると思いました。私個人は,単なる懐古趣味として,こういう歴史を知ることがとても楽しいのです。
来年は,関西光学についての企画展が計画されているということです。
現在も存在する西村製作所とは違い,関西光学はすでになく,その実態は,私には完全な謎。それを解き明かしてくれるであろう来年の企画展が開催されることが,今からとても楽しみです。
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