●ハワイの過ごし方●
☆9日目 3月30日(木)
いつものように機内でだらだら過ごしていたら,やがて日付変更線を越えた。ハワイは赤道に近いのでジェット気流の影響が強く,東に向かうときと西に向かうときでかかる時間がものすごく違う。向かい風の帰りは時間がかかるのだ。
やが日本に近づいてきて,セントレア・中部国際空港のある知多半島が見えてきた。ちょうど夕日が海に沈むところだったので,太陽が海に反射してとてもきれいであった。
定刻より早くセントレアに着陸した。荷物は機内持ち込みにしたおかげでそそくさと飛行機を降りて,一目散に税関を通りて,わずか数十分後には名鉄の特急に乗り込んでいた。まるで通勤のようであった。
これで今回のハワイ・マウイ島の旅は終了である。
今回は2度目のハワイであったが,オアフ島は前回行ったときに寄ったダイヤモンドヘッドとワイキキビーチ,そして,今回の真珠湾とおおよその見どころは行くことができた。そして,前回のハワイ島も今回のマウイ島も,ともに無計画だが日数だけは十分の滞在だったから,日本のテレビでやっているハワイの特番に出てくるような見どころはほぼすべてを制覇してしまった。
私はこの旅のわずかその8か月後には4つ目の島であるカウアイ島にも行くことができたから,もう,ハワイについてはおよそほぼすべてのところを知ることができた。
ハワイに限らず,私は人の作ったものよりも自然のほうに惹かれる。私にとってハワイのよさというのは,マウナケア山やハレアカラ山の山頂から見た雲海であり,真っ青な海であり,そして,日本では決して見られない満天の星空である。そしてまた,日本では忘れさられてしまったような昭和の町並みである。ホノルルのような混雑した東京のような都会は別として,ハワイ島やマウイ島に行けば日本のような渋滞もないから,ハワイは京都やら各地の小京都と呼ばれる観光地を散策するよりもずっと落ち着く楽しいところである。
私がこれまで行ったなかで今も忘れられないのは,ハワイ島にはじめて着いたときに1泊だけしたヒロのアーロンコテッジで出会った夫婦連れのハワイでの過ごし方であった。おそらく,彼らが最も粋なハワイの楽しみ方を知っているのだろう,と今も思うのである。
また行ってみたい。
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