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2021年11月8日の白昼,月齢3.2の月が金星を隠すという金星食がありました。このときは天気が悪く,残念ながら見ることができませんでしたが,白昼の空に金星を見ることができるかどうか,という疑問が残りました。そこで,その翌日,天気がよかったので,白昼の金星が見られるかどうか挑戦してみた結果,肉眼でも見ることができることがわかりました。
さて,2024年5月5日午前12時8分,今度は,火星食があるということでした。月齢は26.2,しかも,隠されるのが金星ではなく火星ということで,そんなものが見られるのかな? と思ったので,試してみることにしました。
まず,午前7時15分ごろ,すでに太陽が昇って明るい空に,月が見られるのかを確かめてみました。
それが意外と簡単に見つかりました。双眼鏡で見つけると,今度は目を凝らせば,肉眼でも見られるのです。これには驚きました。月齢26.2が見られるなら,お昼間でも,ほぼ,月は見ることができるわけです。
さて,火星食です。こちらはどうでしょうか。
火星食が起きる20分ほど前,再び,月が見られるか,確かめてみました。やはり,簡単に月は見つかりました。これで,準備は完了,あとは火星食を待つだけとなりました。
予報された時刻が近づいたので,シャッタースピードをいろいろと変えて,月を写しました。金星に比べて火星は暗いので,露出をかけなければならないのですが,そうすると空の明るさに負けてしまい,その塩梅がむずかしいのです。
とにかく,写真を撮り終えて,後で,調べてみました。
火星はなかなか判断が難しかったのですが,けっこう多くの写真の同じ位置にそれとわかる白い点が写っていました。
そんなわけで,白昼の火星食も,何とか写せるということがわかって,私は,納得しました。
それにしても,アストロアーツのウェブページにあったように,簡単に見つかるなら,さぞかし美しいのになあ,と思ったことでした。
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「Dans la vie on ne regrette que ce qu'on n'a pas fait.」とは
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