しない・させない・させられない

Dans la vie on ne regrette que ce qu'on n'a pas fait.

USA50州・MLB30球場を制覇し,南天・皆既日食・オーロラの3大願望を達成した不良老人の日記

カテゴリ:星を見る > 太陽

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☆☆☆☆☆☆
 2017年8月21日にアメリカで皆既食を見ました。
 なるべく安価で軽いという条件で,どんな機材を持っていけばいいか探していたところ,ケンコーから「MIL TOL」という望遠鏡が発売されているのを見つけました。口径6センチメートル,焦点距離400ミリメートルで,EDレンズ1枚を含め1群2枚というだけのスペックで,定価だと68,000円でしたが,もっと安価に購入したと思います。焦点距離400ミリメートルの直焦点では画像が小さいので,持っていたニコンのテレコンバーターTC-200をダメもとでつけて焦点距離を800ミリメートルにしたら,いい像を結びました。また,対物レンズのキャップは,すでに持っていたペンタックスの75SDHFの52ミリメートルのフィルターが装着できる太陽観測用のものがちょうど合ったので,そこに,ND100000のフィルターをつけました。こうすることで,太陽が皆既状態になったとき,簡単にフィルターを取り外すことができるようになりました。これと中古で買ったGITZOの三脚,そして,ニコンD5300というカメラを持って渡米しました。皆既日食当日は快晴で,無事,多くの写真を収めることができました。

 なお,「MIL TOL」は現在発売終了で,これに代わるものもありません。しいていえば,銘匠光学 TTArtisan 500mm F6.3望遠鏡かな。細かい収差やオートフォーカスの性能など机上のスペックを気にする人が多いので,こういうものは売れないのです。とても残念なことです。とはいえ,自分に必要のない仕様のついた高いレンズを買う必要などないと私は思うのですが…。
 ということだったのですが,その後,使い捨てでいいやと思って買った皆既日食を撮るという目的だけの望遠鏡は,出番がなくなりました。捨てるのはかわいそうということで,太陽黒点と月を写すために役立てることにしました。何分にも非力な望遠鏡なので,大した作品はできませんが,所詮,趣味なんてものは自己満足のものなので,私にはこれで十分。これはこれで楽しいのです。
 問題は,太陽を望遠鏡の視野に入れるのがけっこう難しいということでした。肉眼であまり長く太陽を見るわけにもいきません。いろいろと試してみたのですが,結局思いついたのが,ビクセンの単眼鏡をファインダー代わりにすることでした。これをカメラのアクセサリーシューにつけて,単眼鏡のフィルターサイズが27ミリメートルだったので,27ミリメートルから52ミリメートルのフィルターが接続できるステップアップリングをつけ,そこにND100000のフィルターを接続しました。太陽を視野に入れるだけのわずかな時間ならこれで大丈夫です。

 こうして,ときどき太陽黒点を写して楽しんでいるのですが,今日の写真は,1番目が2024年5月9日,2番目の写真が8月1日,そして,3番目の写真が8月14日に撮ったものです。こうしてみると,このところ,太陽は活動期ということで,大きな黒点がたくさん現れます。また,太陽の自転周期は25.38日なので,少しずつ位置を変え,また,姿も変わるので,写し甲斐があります。
 太陽活動は,およそ11年周期で繰り返します。喫緊の太陽極大期は2025年7月ころと予測されていて,太陽極大期には太陽表面の爆発(=フレア)が頻繁におき,その結果,強力な太陽風が放出されるので,これが地球に達すると磁気嵐などによってオーロラが発生します。そこで,このごろ,アメリカの北部地方や北海道でもオーロラが観測されています。特筆すべきは,2024年8月12日,北海道で,ペルセウス座流星群の流星とオーロラが同時に見られた,という出来事起きたことです。
 太陽の活動は,地球上に様々な影響を与えるのですが,私はそうした影響には何もできないので,せいぜい太陽黒点を写真に収めて,太陽のご機嫌をとることにしましょう。

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◇◇◇
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 突然ですが…。
 2035年9月2日,何とこの日は日曜日なのですが,日本で皆既日食が見られます。
 日本国内で見られる皆既日食は,2009年7月22日以来26年ぶりであり,また,日本列島で見られるものとしては,1963年7月21日に北海道で見られて以来72年ぶり,さらに,本州では1887年8月19日以来148年ぶりとなります。
  ・・
 この皆既日食の皆既帯の幅は約100キロメートルですが,皆既継続時間は約3分と短いものです。皆既帯が日本を通る場所は,能登半島から長野,前橋,宇都宮,水戸といった都市です。また,皆既となるのは午前10時ごろで,夏なので太陽高度は53度もあります。また,皆既中は黒い太陽の左には明るい金星も肉眼で見えます。

 子供のころ,図鑑などでさまざまな天体現象を知ったのですが,皆既日食やら流星雨やら,日本ではそのほどんどが見られないんだなあと落胆したものです。それも当たり前の話で,それは面積が狭い国だからです。
 その後,私は日本にこだわる気持ちもなくなり,世界中,天体現象を求めて飛び回りました。
 皆既日食もまた,1999年のハンガリー,2017年のアメリカと,2度も見ることができました。皆既日食は,なにせ,その日の天気が悪いとそれでおわりです。そこで,皆既日食が見られるかどうかはすべて運次第ということになりますが,これもまた,自分でも怖いくらいの強運の持ち主の私は,いずれも晴れました。特に,2017年は雲ひとつない快晴でした。
 ところで,2009年に日本で見られたといっても,それは沖縄のことでした。多くの人が海外に出かけるより高価なツアーに参加して見にいきました。私とは違って,本人曰く「まったく運のない」という友人もそのひとりでした。私は,どうせ雨だろうと思ったので,この皆既日食には関心がなく静観を決めこんでいましたが,その予想は当たってしまいました。

 今日の話題は「見てみたいけれど」なのですが,実は,私は2035年の日本列島横断皆既日食を見てみたいわけではないのです。皆既時間も短いし、また,いつものとおり,この国で何がしかのイベントが起きると,日ごろはそんな趣味のない人までが殺到して,ごった返し,また,何事も金,金,金,… とばかりに,それに便乗したわけのわからないモノを売ろうとするビジネスやら,いいかげんな情報を書くマスコミが闊歩するのは間違いないからです。
 そんな騒ぎに巻き込まれたくない。ということで,私が「期待」しているのは皆既日食ではなく,それとは別のあることなのです。
  ・・
 地図を見るとわかるように,この皆既日食の皆既帯は,みごとに東京を外しているのです。それも,ほんのわずかだけ…。これが意味するのは,この日,東京から皆既日食を見ようと,大量の人たちがわずか数キロメートル北をめざして移動するということです。はじめに書いたように,この日は夏休み最後の日曜日なのです。
 1999年,ハンガリーで皆既日食を見たとき,そのときもまた,皆既帯は首都ブタペストを少しだけ外していたので,大量の人たちが首都脱出を試み,そのために,戒厳令が出たほどでした。高速道路は大渋滞,ペットボトルが高騰しました。おそらく,日本ならそれ以上のとんでもない大渋滞と混乱が引き起こされることでしょう。
 私が密かに「期待」しているのは,つまり,「見てみたい」のは,実は,その日,日本人が大騒動をする姿なのです。

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☆☆☆☆☆☆
 8月27日,青空が見られたのは何日ぶりだったでしょうか。この夏晴れたのは,私が星を見にいった8月5日と8月11日の早朝だけでした。もう二度と晴れないのだろうか,とさえ思っていました。
 しかし,空には,主だった彗星もなく,しかも,まだ月が明るくて夜9時には昇ってくるので,晴れていても星を見にいく時期ではありません。
 ということで,この日は太陽と惑星をなんとなく見ることにしました。

 まずは太陽です。
 「国立天文台太陽観測科学プロジェクト」の twitter によると
  ・・・・・・
 2021年8月27日の黒点数。
 北半球 g:2,f:8,R:28,南半球 g:2,f:12,R:32,全面g:4,f:20, R:60(gは黒点群,fは黒点数,Rは黒点相対数を表す)。
 活動領域12859,12860,12861の黒点群とまだ番号がついていない黒点群が見えています。
  ・・・・・・
ということだったので,夕方写真を写しました。お昼間は高度が高いので夕方のほうが写すのが楽だからです。それが1番目の写真で,左下の黒点が#12860,右上が#12859です。
 このくらいたくさんの黒点があると写しても楽しいです。

 次に夕方西の空です。
 太陽が沈んで見えてくる明るい星が金星で,これは晴れていればだれでも見られる星ですが,太陽が沈んだ後に地平線ぎりぎりに見える「はず」なのが水星です。これはよほど条件がよくないと見られません。
 夕方の散歩の途中,家の近くはほぼ地平線付近まで視界が開けているので,目を凝らして見てみました。そのうち,奇跡的に肉眼で水星が確認できました。残念ながらカメラを持っていなかったので,iPhone8で手持ちで写してみたのですが,ちゃんと写ったのでびっくりしました。それが2番目の写真です。左が金星,右下が水星です。時間は午後6時58分。この時間の水星の高度はわずか4度でした。
 近ごろは,こういった「どこまで写るかな?」というのを確かめるのが楽しいです。そして,いつも,結構見えるもんだなあ,結構写るもんだなあ,というのが結論です。何こともやってみなくてはわかりません。


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☆☆☆☆☆☆
 日本時間で6月10日の夜に金環日食がありました。見ることができたのは,北アメリカから大西洋,ヨーロッパで,残念ながら日本ではまったく見ることができませんでした。
 金環日食といって思い出すのは,2012年5月2日の朝,私の住んでいるところで見ることができたものです(=今日の写真)。
 皆既日食を住んでいるところで見る,なんていうことがほぼありえない出来事と同じで,たとえ金環日食とはいえ,住んでいるところで見ることができるなんて奇跡でした。
 当日は夜明けからずっと曇っていたのですが,食がはじまるころには晴れ上がり,完全に見ることができました。

 人間も長くやっていると,子供のころに夢見た天体現象も,これまでにそのほとんどを目撃することができました。私の後悔といえば2001年11月18日のしし座流星群くらいを見逃したくらいのものですが,これだけは今でもトラウマです。
 逃した魚は大きいというか,それ以外には,多くの人が見逃した天体現象もずいぶんと見ているので,贅沢といえば贅沢なのですが。
  ・・
 皆既日食すら見たことがなかったころ,金環日食などまったく興味がありませんでした。ダイヤモンドリグが見られるわけでもないし,何がおもしろいのか,と思っていました。
 ある人にそんな話をすると,実はね,と話をはじめて,ベイリービーズというものを知りました。
 ベイリービーズ(Baily's Beads)はイギリスの天文学者フランシス・ベイリー(Francis Baily)が1836年5月15日の金環日食を観測した際に欠け際ぎりぎりに月のクレーターから光がとぎれとぎれに漏れているのを見つけ,これを見て「輝くビーズの列のようだ」と表現したことに由来する現象です。フランシス・ベイリーはまた,次のように記述しています。
  ・・・・・・
 a row of lucid points, irregular in size, and distance from each other, suddenly formed round that part of the circumference of the monn that was about to enter on the sun's disc.
  ・・・・・・
 こんな現象に感動をするなんて,かなりの「オタク」ですが,そもそも天体の現象の多くはそんなもので,私がこのブログにしばしば載せている10等星ほどの彗星なんて,興味のない人が見たら,何がおもしろいの? という感じでしょう。

 金環日食は,先日書いた金星の太陽面通過ほどではないにせよ,日本で見ることができる機会はかなり珍しいものです。次に日本で見られるのは2030年6月1日ですが,北海道のみです。東海地方で見られるのは2041年10月25日まで待たなければなりません。それでも,わずか30年の期間に同じ場所で2度も見られることのほうが奇跡的に私は思えます。2012年に晴れたからよかったものの,曇っていたら残念,なんていうものではありませんでした。
 しかし,2041年の金環日食のまえに,日本では2035年9月2日 -なんとこの日は日曜日なんですが- に起きる皆既日食が待ち構えています。


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☆☆☆☆☆☆
 すっかり忘れていたのですが,今から9年前2012年の一昨日6月6日は金星の太陽面通過が見られました。
 金星は太陽と地球の間にあるので,条件が合えば,太陽の表面を金星が通過するのを見ることができるわけでが,金星の軌道が地球の軌道に対して3.4度傾いているので,金星が太陽面を通過して見えるのは地球の軌道平面と金星の軌道平面が交わるところであり,かつ,金星が内合(地球と金星とあ太陽が一直線)になるときに限られます。
 軌道がそのような位置関係になるのは,6月7日ごろと12月9日ごろに限られていて,ちょうどそのときに地球と金星がいないといけないから,金星の太陽面通過は非常に稀な現象で,8年,105.5年,8年,121.5年の間隔でしか発生しません。

 2012年の前に起きたのはその8年前の2004年,ちょうど今日から17年前の6月8日だったのですが,曇って見えませんでした。
 次にこの現象が起きる(「見られる」と書けないのがこころ苦しいのですが)のは,2012年の105.5年後の2117年12月11日になるそうです。
 それにしても,梅雨どきなのに,よくこの日が晴れたものです。これを逃していたら残念,なんていうモノじゃなかったわけです。皆既月食とは起きる頻度が違いすぎるのです。
 私は,このとき,幸いにも写真に撮ることができました。今なら,時間を決めて金星が太陽面を通過している間に等間隔に写したり,動画を写したりするのでしょうが,当時の私の関心事は「ブラック・ドロップ効果」(black drop effect)でした。
 「ブラック・ドロップ効果」というのは,金星が太陽面の縁にしずくのようにくっついて見える現象で,金星が太陽面に入った直後と太陽面から出る直前に発生します。1769年の金星の太陽面通過を観測したアンダース・レクセル(Anders Johan Lexell)がラテン語で 「gutta nigra」(=黒いしずく)とよんだことに由来するそうです。
 もともとは金星の大気によるものではないかと予測されましたが,現在では,望遠鏡による像の不鮮明さ,地球の大気の揺らぎ,光の回折が主原因とされています。

 なお,5月26日,曇って見られなかった皆既月食ですが,ほぼ皆既月食というのが今年の11月19日,完全な皆既月食は来年の11月8日に見ることができます。
 また,水星も太陽と地球の間にあるから水星の太陽面通過という現象もあります。私はこれも見たことがありますが,こちらは13年,46年の周期で起き,次回みられるのは11年後の2032年11月13日です。


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☆☆☆☆☆☆
 私はこの皆既日食観察の旅に出発する1月前くらいまではすっかりお任せで,現地のことはまったくわれ関せずでした。ところが,皆既日食の当日,皆既帯あたりの交通事情ががどのような状況になるのか意見が分かれ,ひょっとしたら大渋滞になって皆既帯にいくことすらできないののではないか,あるいは,こんなのどかなところのどこが渋滞するのか? といったさまざまな意見があって,予測不能でした。
 そこで,当日の渋滞を避け,2日前に皆既帯のどこかに到着して2日間キャンプをし当日を迎えることになったのですが,そのころにはすでにどこのキャンプ場も予約が一杯という有様で,かなり憂慮しました。やっとの思いで見つかったのが,アイダホ州ワイザーという町の広場,ここはもともとはキャンプ場ではなかなったのですが,皆既日食観察者のために,臨時に解放された場所だったわけです。

 この旅は,8月16日にシアトルに到着しワシントン州を観光してから,19日の午前中までにワイザーに行くことにしていました。18日はアイダホ州のルイストンという町のホテルに泊まっていたので、そこから南に3時間かけて,ワイザーに向かいました。ルイストンからワイザーまでは国道95をひたすら走れば到着します。私はこの道ははじめて走ったのですが,とても風光明媚なところでした。ただし,数箇所工事をしていて,片側交互通行になっていましたが,まったく渋滞などしませんでした。
 こうして3時間ほどの快適なドライブでワイザーに到着すると,すぐにめざすキャンプ場が見つかりました。
 ここは日本のオートキャンプ場とはまったく違い,ものすごく広く,ここも予約で一杯になったという話だったのに,ずいぶんと余裕がありました。トイレも設置されていました。お昼間はさすがに日差しはきつかったのですが,湿度が低いので,日陰に入れば快適でした。テントも風通しさえよければまったく問題はありませんでしたし,アメリカのこうしたキャンプ場のよいのは,まったくごみがないことと,虫がいない,セミも鳴かないということです。さらに,ここは山の中のキャンプ場とは違い,町中の川辺りだから,車で5分も行けばワイザーの小さなダウンタウンにあるマクドナルドに行くことができるから,Wifiは繋がるし,ダウンタウンにはレストランさえありました。

 私は,こうした場所で2日間を過ごし,当日を迎えることになったわけです。
 連日,雲はあるものの,太陽が覗く天候が続いていました。到着した日の晩は星がとてもきれいでした。しかし,皆既日食前日の晩は一面雲が覆っていて星も見えませんでした。しかし,天気予報では皆既日食当日は午前4時ごろには雲もなくなり快晴という予報に,信じられない気持ちでした。こうして当日を迎え,私は今回の日食を楽しむことができたのでした。

 ところで,今回の皆既日食で私が持っていったのは,カメラ用の三脚に自由雲台,それにMILTOLという名の焦点距離400ミリf6.7の望遠レンズにニコンD5300 でした。
 アメリカまで持っていくので,重い機材は避けようと思い工夫しました。天文ファンの多くは,星を見ること以上に機材に凝っている人や,日食のために新たに機材を購入する人も少なくないのですが,私はそういう財力もなければ興味もありません。1999年にハンガリーまで皆既日食を見にいったときは,今も使っているPENTAXの75センチ屈折望遠鏡を持っていったのですが,重く,それにアメリカの乱暴な預け入れ荷物の扱いでどうなるか心配だったので,今回は,できるだけ軽くそして安く実用に耐える,また,普段でも太陽を撮影できる機材を探しました。そうして見つけたのが販売価格40,000円程度のMILTOLでした。皆既中はフィルターは不要なのでが,太陽が欠けていく間は減光フィルターをつける必要があります。フィルターは1999年の皆既日食で使ったものでしたが,ねじ込みだと脱着がたいへんなので,簡単に取り外しができるようにそこだけ工夫しました。

 使ってみて後悔したのが雲台で,自由雲台では追尾がたいへんでした。これはポラリエを持っていくか,あるいは,ポラリエを三脚に固定するための極軸微動雲台を持っていくべきでした。そこだけが失敗でしたが,それでもなんとか,思った以上の写真を写すことができたので満足しました。この失敗を「次回」に生かすにも,その「次回」というのががあるのやらないのやら……。

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 では,今日からは,今回の日食について書いてみましょう。
 私は今回の皆既日食の皆既帯に近いアイダホ州マウンテンホームに親類が住んでいるので,何年も前からこの日食を見にいくのをとても楽しみしていました。そんなわけで,今回の皆既日食のアイダホ州での皆既帯あたりはなじみのあるところだったので,何の苦もなく,晴れさえすれば見ることができるはずでした。
 それよりも心配だったのは,現地がどれほど混雑するだろうか,そして,アメリカに行く航空券自体,皆既日食のころは世界中から観光客が殺到するから買うことができるだろうか,ということでした。そこで,ともかく,半年前,航空券の発売日当日に成田からシアトルまでのチケットだけ手に入れました。シアトルに着いてしまえば,あとは,車であろうと,飛行機であろうと,容易にアイダホ州まで行くことができるからでした。

 私はまったく興味がありませんでしたが,当然,日本からは日食観察ツアーが企画されていて,広告を見ると,それらは50万円から100万円といった法外な値段がつけられていました。しかし,アフリカや南極ならともかくも,アメリカごときに50万円も出して行くなんて,私には理解しがたいことでした。
 今回,行ってみてわかったのは,シアトルからレンタカーを借りてワシントン州を東にインターステイツ90を走り,途中のエレンスバーグでインターステイツ82に乗り換えてリッチモンド,そこから国道12を通ってワラワラまで行くと6時間,そこで宿泊し,当日の朝,ワラワラから州道11を経由して,インターステイツ84をひたすら南に2時間ほど走って皆既帯まで達すれば,簡単に皆既日食を観察できたことでした。
 ワラワラという美しい町はものすごくホテルが安くて,6,000円も出せばシアトルで20,000円ほどするホテルよりも立派な部屋が確保できました。そうすれば,シアトルまでの航空運賃とレンタカー代とワラワラでの宿泊代すべてを合わせてもツアー旅行で設定されたような4泊6日程度の日程なら15万円でお釣りがくるということでした。

 私は,偶然,結果的にそれとほぼ同じコースをとりましたが,ワラワラではなく,ワラワラからさらに2時間ほど東に行ったルインストンからアイダホ州に向かうことになりました。ルイストンから南に走ってアイダホ州のワイザーまでは3時間でした。そして,ワイザーで2泊3日,皆既日食のために開放されたにわかオートチャンプ場でキャンプをして,快晴のなかで皆既日食の観察に成功しました。
 このコースのよかったのは,付近に大きな都会がないので到着するまでまったく渋滞していなかったこと,そして,日本人のツアー客がいなかったことです。ワイザーという町は人口が7,000人ほどで,それでも,町のハイスクールでは日食を記念したフェスティバルが行われたりしていて,華やいでいました。アメリカではこういう小さな町が治安もよく,一番落ち着くわけです。それが今日の3枚の写真です。
 当日,どのくらい混雑するのかは全く予想ができなかったのですが,数日前に,テレビや新聞でオレゴン州では皆既日食を見にいく車で大渋滞という誤報が流れ,とても心配しました。しかし,実際には,それはオレゴン州で合法であるマリファナの販売が行われて,それを手に入れるための車の列でした。当日は,確かに車は多かったのですが,心配するような渋滞は起きませんでした。
 渋滞といえば,皆既日食後,私がワイザーの町を抜けるのに30分程度かかったことくらいでした。ワイザーを出てからワラワラまで戻るのにインターステイツ84を北上したのですが,さらに,この道路で2度ほど大渋滞に出会いましたが,それは,皆既日食観察帰りの車というよりも,道路工事による渋滞でした。アメリカではインターステイツの1車線をふさいで工事をするときには別に1車線が作られるのが普通ですが,それをしないオレゴン州はとんでもない州だということだけを私は認識することになりました。

 今日は最後にふたつ地図を載せましたが,上の地図は今回の皆既帯を示すものです。日本からカンザスシティなどに出かけて曇った人もいるみたいですが,この時期に天候が不安定で急変する中南部に行くなんて! と私は思いました。そんな場所を選ぶのは,よほどアメリカを知らない人でしょう。しかし,晴天率の高いアイダホ州やオレゴン州であっても,この皆既日食の翌日から山火事が起きて,太陽すらまともに見られなくなってしまったことを考えると,この日,真っ青な空が見られたのは幸運でした。
 また,下の地図は,2024年4月8日に,再びアメリカで見ることができる皆既日食の皆既帯です。今回の皆既日食を考えれば,さらにだだっ広いテキサス州が渋滞するとは思えませんから,私がこの皆既日食を見にいくとすれば,テキサス州のサンアントニオから北上するコースを選ぶでしょう。ジョンソン元大統領の生まれ故郷であるジョンソンシティという美しい町もあります。テキサス州は晴天率も高いし,このあたりの皆既帯帯はどこも大草原なので,どこでも観察することができることでしょう。幸い4月ならハリケーンも心配ないことですし。このあたり,すでに4月はかなり暑いんですが,真夏ほどではありません。

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 では,皆既日食はいつ起きるのでしょう?
 皆既日食に周期性はありませんが,21世紀に起きる皆既日食を数えると75回あるので,平均すると1.33年に一度ほど起きることになります。しかし,皆既日食の中でも同じような皆既日食が約18年の周期で見られることが古くバビロニアの時代から知られていて,これを「サロス周期」といいます。その周期に属する次の皆既日食は経度において約120度西にずれた場所で起こります。
 今回,このブログを書く機会に,過去に起きた皆既日食とこれから起きる皆既日食を調べてみました。
 ところが,21世紀以降に世界で起きる皆既日食についてはさまざまな情報の書かれたサイトがたくさんあるのですが,過去に起きたものについては,「日本から見ることができた日食」といった限定の資料が多く,世界規模のものがなかなか見つかりませんでした。私は,今更,星の世界の話で日本限定でもないと思うのですが……。それととともに,過去に実際起きたとき,その場所の天気がどうだったかという資料となると,ほとんどありません。どの皆既日食も天気次第で,運のよい人は見ることができただろうし,運の悪い人はせっかく出かけても雲の上の日食に涙したに違いありません。しかし,残っている資料は,晴れた場所に行って撮ることのできた写真ばかりです。

 そこで,過去に起きた皆既日食を,手元にあった1968年からの天文年鑑で調べてみました。
 そこで私が最も驚いたことは,たとえどんなに辺鄙なところで皆既日食が起きても,そこに出かけていって写真を撮ってきている人がいるということなのです。私に言わせれば,「たかが皆既日食」で,しかも晴れるかどうかもわからないのに,決して安くない大金はたいてまでそこへ出かける情熱というか……,これもまた日本人らしい話です。
 おそらく,そういう人は,日食を口実に,めったに行くことのできない場所の観光旅行をも楽しんでいるのでしょう。それらの多くは,個人ではとても行けそうにないところであり,ツアー旅行すらなさそうなところだからです。
 次にあげるのは過去に起きた皆既日食です。
  ・・・・・・
  1968年9月22日・北極付近
  1970年3月8日・アメリカ合衆国東海岸線沿い
  1973年6月30日・アフリカ中央部横断    
  1974年6月20日・南極付近の海上
  1976年10月23日・南極海上,オーストラリア
  1977年10月13日・太平洋上
  1979年2月26日・カナダ
  1980年2月16日・アフリカ,インド
  1981年7月31日・ シベリア
  1983年6月11日・インドネシア
  1984年11月23日・南太平洋上
  1985年11月12日・南極
  1987年3月29日・大西洋上,アフリカ
  1988年3月4日・インドネシア
  1990年7月22日・シベリア北限
  1991年7月12日・ハワイ,メキシコ,南アメリカ ●
  1992年6月30日・大西洋上
  1994年11月3日・南アメリカ,大西洋上
  1995年10月24日・インド,タイ ●
  1997年3月9日・ロシア,アラスカ
  1998年2月26日・太平洋上,パナマ,大西洋上
  1999年8月11日・ヨーロッパ横断,インド ●
  2001年6月21日・アフリカ
  2002年12月4日・南アフリカ
  2003年11月24日・南極大陸
  2005年4月9日・南太平洋上
  2006年3月29日・ アフリカ,中央アジア,モンゴル
  2008年8月1日・シベリア,中国
  2009年7月22日・アジア,日本,ハワイ ●
  2010年7月12日・イースター島,南太平洋上
  2012年5月21日・(金環日食)日本 ◉
  2012年11月14日・南太平洋上
  2013年11月3日・アフリカ中央部
  2015年3月20日・イギリス西海上
  2016年3月9日・インドネシア,太平洋上
  2017年8月21日・アメリカ横断 ●
  ・・・・・
 この中で,私は1999年と2017年(このふたつはサロス周期だ!)に狙いを定めていました。このふたつの日食を前回書いたように数十年前から行くことにしていました。そして,実際出かけて,ともに美しい皆既日食を見ることができましたが,1999年の皆既日食はツアーで行きました。今の自分なら個人旅行をするのでしょうが,当時はそんな能力もなく,また,そのころの皆既日食ツアーは今のように高価ではありませんでした。
 このときにツアーに参加した人に聞くと,その多くは,1991年のハワイと1995年のタイの皆既日食にも出かけていたようです。今の私が考えれば,このふたつは個人でも手軽に行くことができるものでしたから,私がそれを見送ったのは単に無知だったということになります。そして,1991年のハワイは晴天の確率が高かったのにもかかわらず残念ながら曇り,1995年のタイは完璧に晴れたのだそうです。
 この一覧表で特筆すべきものは,2009年に日本でも見られたものです。しかし,日本とはいえ,皆既帯は鹿児島の南,南西諸島だけで,このときは雨になったので,地上からは見ることができませんでした。私は,はじめっからこの日食には興味がありませんでした。それは,雨季の南西諸島では条件が悪すぎたからです。この日食を見るためのツアーもありましたが,海外に行くのと値段が変わらず,私は,これでは日本で起きる意味がないなあ,と思ったことでした。
 また,この表は皆既日食だけを取り上げていますが,例外として,2012年のものだけは皆既日食ではなく金環日食です。それは,日本,特に私の住んでいるところで見られたという金環日食だからです。この日,早朝までの雨が奇跡的に上がり,金環日食が起きたときは晴れていて,私は,金環日食を生まれてはじめて見ました。
 こうして,私は,これまでに皆既日食を2回と金環日食を1回見る機会に恵まれました。

 さて,次にあげるのはこれから起きる皆既日食です。
  ・・・・・・  
  2019年7月2日・チリ,アルゼンチン
  2020年12月14日・チリ,アルゼンチン
  2021年12月4日・南極大陸
  2024年4月8日・メキシコ,アメリカ,カナダ ●
  2026年8月12日・アイスランド,スペイン
  2027年8月2日・アフリカ,アジア
  2028年7月22日・オーストラリア,ニュージーランド ●
  2030年11月25日・南アフリカ,オーストラリア
  2031年11月14日・パナマ
  2033年3月30日・アラスカ
  2034年3月20日・アフリカ北部,アジア,中国
  2035年9月2日・中国,韓国,日本 ●
  2037年7月13日・オーストラリア,ニュージーランド
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 これを見ると,手軽に行けそうなのが,2024年,2028年,そして,2035年(これは1999年,2017年のもののサロス周期です!)だと思われます。2024年の皆既日食は再びアメリカで見られるものです。晴天率の高いテキサス州のサンアントニオから北に行ったあたりはワイナリーばかりで,ジョンソンシティという素敵な場所が皆既帯にあります。また,2028年の皆既日食に私は大いに魅力を感じます。この皆既日食はオーストラリア北部から南東部へ抜けるもので,シドニーでは3分44秒の皆既日食を見ることができます。シドニーからでもブリスベンからでもレンタカーを借りて皆既帯に行けば,あたりはどこも大草原です。
 おそらく,日本に住む多くの人が最も期待しているのは,2035年に日本,それも本州で見られるものでしょう。しかも,9月2日は日曜日! なのです。この皆既日食は,石川県から富山県,長野県,群馬県,茨木県と皆既帯が続いていて,富山市,長野市,前橋市などは皆既帯にありますから,そこに住んでいるのなら,あとは天気だけの問題になります。この皆既日食の皆既帯は,少し前の文献には東京都心が含まれると記述されていたようですが,実際は通りません。そこで,当日は,皆既日食を見ようとものすごい人が東京から北に向かって殺到するものと思われます。私は,2035年の皆既日食そのものよりも,その日の大混乱がどういう状況になるかを見てみたいものだと思っています。それを目標に長生きしたいものです。

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☆☆☆☆☆☆
 2016年6月21日ですから,早くも今から1年と少し前のことになりますが,私はその日のブログに次のように書きました。
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 天文ファンが一度は見たいという「三大願望」があります。それは,南十字星,皆既日食,そして,オーロラを見ることです。行くことができれば見られる,お金を出せばなんとかなる,ということなら,そうしたいという意志さえあればなんとかなるのですが,そこに「運」が必要なものは,そうしたいという願望があればあるほど,それがかなわないと本当に残念なものです。
 この「三大願望」のうち,1番かなえることが簡単なのは南十字星を見ることです。見えるところに出かけて晴れていさえすれば見ることができます。それに比べて,最も見ることが困難なのは皆既日食です。
 私は,幸いなことに,これまでに「三大願望」のすべてをかなえたのですが,それでも,ずっと昔のことであったり,なんとなくであったりするので,このごろになって,もう一度しっかり見てみたいと思うようになりました。その目的を果たすためにいろいろ計画を立ててはいるのですが,果たしてかなうことやら…。
 人生とは,かくも,したいことが多いのに,実現できる時間は短いのです。
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 このとき「いろいろ計画を立てている」と書いたのですが,それを具体的に書くと実現しないような気がしたので,あえて書きませんでした。そしてそのときの計画は,2017年の夏,6月にオーストラリアに行って再び南十字星を見ること,そして,8月にはアメリカ横断皆既日食を見に行くとともに,その後アラスカに飛んで,オーロラも見てくるということでした。この夢のような「三大願望」の実現,うまくいけばすべてがかない,最悪の場合はすべてがかなわないかもしれないものでした。
 そして……
 私は昨年のハワイ,ニュージーランド,そして,今年のオーストラリア旅行で南十字星を見,雲ひとつない晴れ渡るアイダホ州ワイザーで皆既日食を見,連日悪天候だったのにたった1日の晴れ間にオーロラを見と,それらをすべて実現してしまいました。今でも信じられない気持ちです。この幸運を何といってよいのか……。
 そこで,やっと,これまでこのブログで「星好きの三大願望」と題してはいても実際は南半球の星空の話題ばかりだったのが,ついに,すべての話題を書く資格を得たのです。
 では,「三大願望」から,今回は皆既日食について書いてみましょう。
 
 「一度は見たい皆既日食,もう一度見たい皆既日食,何度見てもまた見たい皆既日食」という言葉があります。一度この目で見てしまうと,このように何度でも見たくなるのが皆既日食なのです。
 先にお断りしておきますが,皆既日食を誤解している人が数多くいます。そういう人たちに皆既日食の話をすると,部分日食や金環日食と混同していて,こないだあったとか家から見たことあるといった反応を示す人が少なくありません。しかし,皆既日食と部分日食は全くの別物です。金環日食はそれなりに面白いものですが,これもまた,皆既日食の感動に比べたら,月とすっぽんの違いがあります。
 今回のアメリカ横断皆既日食でも「99%欠ける」という場所と「100%欠ける」という場所が決定的に違うということがわかっていない人たちがアメリカには大勢いました。「日食」は,皆既日食で,しかも,皆既帯といわれる幅にして100キロほどの帯状の場所で100%欠けたものを見ないとまったく意味がないのです。それを見たこともないのに,またそれがどいう現象であるかも知らないのに,「皆既日食なんて」という人を私は心から憐れみます。おそらく,そうしたことを言う人の人生は,ほかの多くのこともこれと同じような反応をし,多くの幸運を逃がしているのでしょう。運というものは誰もの身の回りに漂っているのですが,「運がいい人」というのは,それを招き寄せる人だというのが私の実感です。

 私は,子供のころから,いつの日かこの目で皆既日食を見たいものだと思っていました。1年から2年に一度は地球上のどこかで皆既日食が起きるのですが,自分の住んでいるところで見られるかとなると,それはほとんど希なこととなります。私が日食というものを知った子供のころ,この先日食が起きる予報の一覧表を見て,日本で見られる日食は部分日食ばかりだ,とがっかりしたことを覚えています。
 皆既日食が地球上のどこかで起きると,たとえそれが行くのにかなり大変なところであっても,そこに出かける日本人がいるのには敬服するとともに呆れます。しかし,私は冒険家ではありませんし,軟弱です。だから,辺鄙なところまで出かける気持ちはまったくありません。そんな私が,楽に行くことができて,しかも,晴れる確率が高いだろうとずっと以前から目をつけていた皆既日食が,1999年8月11日にヨーロッパからインドにかけて見られるものと,2017年8月21日にアメリカ大陸を横断して見られるものというふたつでした。そして,このふたつは絶対に行ってみようと何十年も前から狙っていたのです。
 そして,実際,私はこのふたつの皆既日食を見に行きました。そして,ふたつとも,文字通り「晴れて」,念願の皆既日食を見ることができたのです。

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「星好きの三大願望」-満天の星空のもとで南十字星を見る。
「星好きの三大願望」-南天の星空は明るい星のそろい踏み
「星好きの三大願望」-宝石をちりばめたような南天の星空
「星好きの三大願望」-マゼラン雲は偶然通りかった銀河①
「星好きの三大願望」-マゼラン雲は偶然通りかった銀河②
「星好きの三大願望」-南天の極軸をいかに合わせるか?
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「星好きの三大願望」-天頂の天の川に溶け込むさそり座
「星好きの三大願望」-天頂の天の川に溶け込むいて座
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