しない・させない・させられない

Dans la vie on ne regrette que ce qu'on n'a pas fait.

USA50州・MLB30球場を制覇し,南天・皆既日食・オーロラの3大願望を達成した不良老人の日記

カテゴリ:アメリカ合衆国旅行LIVE > LIVE・2018夏

帰国の日です。
空港に近いという触れ込みだったモーテルは,時速100キロメートルでフリーウェイを走っても空港まで20分もかかる場所でした。私がこれまで数多く泊まったなかでも最悪の部類であったモーテルは,当然朝食もなく,フリーWifiもほどんどつながらず,ロサンゼルスの空港のデルタワンラウンジで朝食をとることにして,朝7時にホテルをチェックアウトしました。しかし,レンタカーリターンは空港から少し離れているので,カーナビにしたがって走っていたのに場所がよくわからず,空港の付近をうろうろして,レンタカーを返すのに苦労しました。
やっと車を返し,シャトルバスで空港に着き,チェックインをして,セキュリティを通過しました。
ロサンゼルスの国際空港は前回来たときとは違って,建て直されて新しくなっていたのですが,日本までの便が出るターミナルだけは古いままでまだ建て直されておらず,そのために,建て直された建物とは途中でつながっていないので,その間をシャトルバスに乗る必要がありました(とラウンジの受付で親切な係員の女性が教えてくれました)。
私は,新しいほうのターミナルあったラウンジで2時間ほどを潰しました。搭乗者の利便性を完全に無視し,観光客を優先するショッピングモールのような日本の空港のラウンジとは大違いで,アメリカの空港のラウンジはものすごく豪華なのです。
その後,時間になったのでバスで搭乗ゲートに向かい,飛行機に乗りました。
帰りも座席はアップグレードされて,デルタコンフォートの最前列になりました。帰りは行きに比べて11時間と,かなり時間がかかります。飛行機は9時間以上乗ると急に疲れます。乗っているのが嫌になったころ,日本の陸地が見えてきました。
羽田空港では出発時間まで2時間,空港の端っこにあった狭い狭いラウンジで時間を潰し,羽田からセントレアに行き,セントレアから車で帰宅しました。
考えてみれば,なぜこの時期にロサンゼルスに行ったのかという動機も自分でもわかったようなわからないような,そしてまた,帰国した今となっても,行ってきたという実感もあまりない,不思議な旅でした。しかし,長年行きたかった国立公園と天文台には,パロマ天文台以外は行くことができたし,メジャーリーグのボールゲームを3ゲームも見たし,かなり充実した旅になりました。
帰国した今,パロマ天文台だけ残ってしまい,どうしようかと思案に明け暮れているのです。

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6日目。最終日です。明日帰国します。
昨日はパロマ天文台へ行きそびれて,サンディエゴの動物園とベースボールを見たという1日になりました。考えてみればパロマ天文台へ行くためにわざわざサンディエゴまで行ったのに,結果として動物園とボールゲームのためにロサンゼルスからサンディエゴへ行ったようなものです。複雑な気持ちです。
さて,気を取り直して,今日はロサンゼルスに戻り,ロサンゼルス郊外のウィルソン山にある天文台へ行きました。昨日の失敗に懲りて事前に調べたところ,この日は天文台を作ったヘールさんの生誕150年の特別な記念日ということで,天文台はすべて公開になっていました。今度は逆についていました。悪いことあればいいこともある,人生こんなもんです。
この天文台にある100インチフッカー反射望遠鏡は,1917年ヘールさんの作った3番目の望遠鏡で,当時は世界最大でした。この望遠鏡鏡で有名なハップルの法則が発見されました。
今ではロサンゼルスに近いから空も明るくなって使いモノにはならないだろうと思ったのですが,行ってみて驚きました。天文台のある場所は名古屋から木曽に行くよりずっと遠く,高い山に沿って広い道路を1時間も登ったところにありました。やはり行ってみなければわからないものです。この山道はオートバイとバイクのツーリングコースらしく,ものすごい数のオートバイやらバイクが走っているので車の運転が大変でした。山頂の広い駐車場は有料だったのですが係員がいるわけでもなく,どこでお金を払うのか戸惑いつつ,それでもカフェでパスを手に入れればいいことがわかり一安心,こうして無事なんとかなりました。そこからしばらく山道を登り,ドームのなかでついに望遠鏡と対面できました。夢にまでみた美しい形をしたフッカー望遠鏡に感動しました。天文台の規模は大きく設備も更新され見学者用の説明も行き届き,日本の天文台に比べたら雲泥の差でした。望遠鏡のあるウィルソン山の山頂からは山並みと雲海も綺麗でした。
午後からは,三たびベースボールゲーム観戦でした。アメリカに来るまで,スケジュールだけは知っていましたが,観戦するかどうかはそのとき次第だったのです。それが2日前は先発がカーショーだったので見ることにしたのですが,そのためにパロマ天文台に行きそびれてしまいました。この日は前田健太投手が先発だったので再び見ることにしたのでした。まあまあのピッチングでしたが味方が点を取ってくれず,7回表まで見届けてボールパークを後にしました。
今晩の宿泊先は空港近くのインド人の経営する場末のモーテルでした。寝るだけだからと空港近くのモーテルにしたのですが,あまりまわりの治安もいいとはいえずこれまでに泊まった多くのモーテルのなかでも最低ランクでした。しかも近くにはメキシコ料理店しかなくて,仕方がないからタコスでも食べようとなかに入ったのですが,客はメキシコ人ばかりで店員の言葉もスペイン語だし,頼み方もメニューもよくわからず,なんとか注文して適当に返事をしてタコスをテイクアウト,モーテルの部屋でわびしく食べてさっさと寝ました。

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滞在5日目。4日目までは順調でした。
今日はパロマ天文台へ行って,夜はサンディエゴでベースボール観戦という予定でした。サンディエゴ・パドレスのホームグランドは20年近く前に来たときは古いボールパークでしたが,その後ダウンタウンに新設されて生まれ変わりました。私は新しいボールパークには来たことがありませんでした。ボールパーク全30球団制覇を掲げる私としては,ぜひ新しいほうにも行く必要があるのでしょう。
私が一度行ったのちに新しくボールパークが変わってしまったのは,このサンディエゴのほかには,ミルウォーキーとアトランタがあります。しかし,私には,また行こうという情熱もなくなってきました。サンディエゴも来るとは思っていませんでした。それに,今のメジャーリーグにはぜひ見たいというプレイヤーもほとんどいなくなってしまいました。昔の情熱が今の自分には眩しいです。
それに加えて,何度も書きますが,アメリカは車多過ぎです。今は物価も高いし,ベースボールゲームだって,昔は1,000円程も出せば見られたのに今は5,000円出しても外野席か内野の3階席しか買えません。昔ののどかなアメリカが懐かしいです。確かに,治安は今より随分と悪かったけれど,今はそれよりテロの心配があってやたらとセキュリティが厳しくなってしまって大変です。今の若い人はそんなアメリカを旅するしかないので気の毒です。私もアメリカを旅することが疲れるようになってきました。
さて,通常はパロマ天文台の一般公開は午前9時からということだったので,午前7時過ぎにさっそうとホテルを出ました。心配していた道路は渋滞していなくて,随分早く到着したのですが,9時になっても一向にゲートが開きません。しばらくして,なかで作業している人が出て来たので聞いて見ると,今日は公開は休みだというではないですか。年中無休なのでそんなバカなと思いました。なんでも今日から7月3日まで臨時にお休みなんだそうです。そんなこと知っていたら昨日までにいくらでも来ることができたのに,それをチェックしなかった私のミスです。ベースボールなど見ている場合ではなかったのです。かなり後悔しました。アメリカはそろそろ卒業と思っていたのに,また来いよと言われたような気がしました。ここまで運がいい? と逆に笑ってしまいます。
そんなわけで,今日はすることがなくなってしまったので,サンディエゴに戻って動物園に行くことにしました。前回来たときはサンディエゴの動物園はサファリという郊外の別園のほうしか行かなかったのです。私は別に動物園に思入れなんてないのですが,考えてみれば海外旅行では動物園ばかり行っています。今年だけでも,フィンランドのロヴァニエミにあるラヌア動物園とオーストラリアのブリスベンにあるローパイン・コアラサンクチュアリィに行きました。そして今回も動物園です。行ってみて知ったのですが,サンディエゴ動物園はパンダもいるしコアラもいるし,東京の上野動物園と名古屋の東山動物園を足したよりたくさんの動物園がいて,そして広い,予想以上にすごいところでした。入園料も半端でありませんでしたが。

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ドジャースの ゲームは途中で引き上げたのですが,結果は大逆転負けだったようです。
さて,ロサンゼルスからサンディエゴまでの道のりは,アメリカ西海岸沿いを走るインターステイツ5をずっと南下して150キロくらい行くだけなのですが,それがずっと都会のなかを走るのでまったくおもしろくありません。それでも20年ほど前に一度走ったときは,車線もそれほど多くなかったけれどスムーズに車が流れていました。それがなんということでしょう。多いところでは片側8車線もあるというのにずっと大渋滞でした。アメリカというのはなんと車の多い国なのかと今さらながらあきれました。
そんなわけで1時間もすれば着くはずが3時間もかかってやっとサンディエゴのホテルに着きました。一度来たことのあるサンディエゴは,落ち着いた美しい街という印象だったのですが,ダウンタウンはけっこうホームレスが多くて驚きました。ホームレスのためのキャンプすらありました。
私の若いころのアメリカはどこも大都市の中心がスラム化していて驚いたのですが,今は多くの都会は再開発できれいになっています。それでもこうした姿を見ると昔のアメリカを思い出します。
アメリカに限らず旅行をしていろんな人種や境遇の人を見ると,私は,旅が楽しいというよりもいつも複雑な心境になってしまいます。こうした他人を昔はまさに他人事にしか思えなかったのですが,今は,人の顔形も境遇も,結局は生まれたときの運次第なんだ,自分もホームレスであったかもしれないと思うと,やりきれない気持ちになるのです。いろんな肉体があって,神様が適当に当てがっているだけなのかもしれません。自己というのは借り物の今の肉体にたまたま宿っているということなのでしょう。

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滞在4日目。
今日の予定はサンディエゴまで移動するだけでした。もともと,この旅は,これまでのアメリカ旅行でやり残したことをしてしまおうと,久しぶりにロサンゼルスに来たものです。そして,1日目はスペースシャトルを見ました。2日目はキングスバレー&セコイア国立公園,3日目はデスバレー国立公園へ行きました。残るやり残しはパロマ天文台とウィルソン山天文台です。
私はアメリカの大都市は嫌いです。車が多すぎるのです。それでも20年も前ならまだマシでした。現在は片側5車線以上もあるフリーウェイに車が満ち満ちていて,慢性的に渋滞しています。もう限界です。そんな大都市のフリーウェイはできれば走りたくないのですが,パロマ天文台はサンディエゴに,そしてウィルソン山天文台はロスアンゼルスにあるので,せっかくだからと,MLBロサンゼルス・ドジャースとサンディエゴ・パドレスのゲームも見ようと思ったのです。
ということで,今日はサンディエゴへの移動の途中で,ロサンゼルスで一旦フリーウェイを降りてデイゲームを見ました。誰が先発かも知りませんでしたが,幸運にもエースであるカーショーだったのでびっくりしました。相変わらず運がいいものです。ゲーム内容など興味がないのでカーショーのピッチングだけを堪能し,5回で降板したので早々とボールパークを後にしました。
17年ぶりのドジャースタジアムでしたが,以前は無料だった駐車場も有料となり,チケットも高くなり,スタジアムには小気味よいオルガンの音色よりけたたましい効果音の方が多くなり,古きよき時代が懐かしいです。それにしてもこのボールパークのスタッフ,ほとんど存在感もなく,チケットチェックもまったくないし,おそらく空いているところならどこでも座れます。まったくピリピリ感のない雰囲気はカリフォルニアらしいというかなんというか。
しかし,この日にゲームを見たことを私は後悔することになるのです。

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滞在3日目。
今日はデスバレー国立公園に行こうと考えていたのですが,日中の気温が50度になるという予報だったので,体に加えて車が心配でした。しかし,ここまできて断念するのも後で後悔するので,早朝に出かけて40度を超える10時までには退散するつもりで決行することにしました。
ホテルを出たのは,世も明けやらぬ午前4時過ぎでしたが,月明かりで結構明るいので安心しました。途中,東の空には太陽が昇りはじめ,西の空には月が沈むという感動的な景色のなかを運転して,予定通り午前8時には到着しました。来る前は,ビジターセンターまで行って,行ったという証だけを残して引き上げるつもりでしたが,来てみたら多くの人がなんの憂いもなく観光しているので,私も見どころをすべて見てまわることができました。それにしても風景も広さも半端でなくすごいところでした。
帰りに国道395を通りました。ここは知る人ぞ知るシエラネバダ山脈を美しく眺められる道路です。
途中,マンザナール収容所跡を見学しました。第二次世界大戦で日系人が収容されていたところが復元されているのです。アメリカに多くあるこういう施設を見学すると,過去に対して真摯に向き合うアメリカを感じます。
シエラネバダ山脈で最も高いマウント・ホイットニーを眺めながらホテルに戻りました。デスバレーにはアメリカ最低地点があり,そのお隣のシエラネバダ山脈にはアラスカを除いてアメリカ最高地点があるなんて不思議な気持ちでした。

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滞在2日目。
今日はキングスキャニオン国立公園とそれに隣接するセコイア国立公園に行くことにしました。
宿泊していたのはベーカーズフィールドで,そこから北に2時間30分ほど北上して北のゲートから国立公園に入って南のゲートに抜けるコースを取ることにしました。
キングスキャニオン国立公園が隣接していることは知りませんでしたが,私はセコイア国立公園は子供のころからずっと行きたかったところなので,ついに念願がかないました。
それは小学何年生だったか忘れましたが,国語の教科書に,この国立公園のことが書かれてありました。セコイアの広い幹をくり抜いてそこに車が走っているという衝撃的な写真でした。アメリカは途方もない国だとそのとき思いました。
ちょうどそれを習った年の夏,クラスに本間さんという女の子がいて,彼女は父親がアメリカに赴任中だということで,数カ月間学校をお休みしてアメリカへ行くことになったのです。帰国してから,その体験報告と質問会がありました。そのときの質問で今でも記憶に残っているのは,何か英語で話してみてください,というのと,セコイア国立公園へは行きましたか,というものです。彼女は流暢そうな英語でひとこと話しましたが,当時の私はすごいなあと感心しました。そして,彼女はセコイア国立公園には行けなかったとも言いました。私はアメリカといったって広いから,そりゃ無理ないなあと思いました。しかし,セコイア国立公園がどこにあるかなんていうことはまったくわかりませんでした。
その後,車が通れたというセコイアが枯れてしまったというニュースを聞きました。あんな穴を開けられたからに違いない,かわいそうにと思いました。そしてあれから50年以上して,私はついにセコイア国立公園に行くことができました。あのときのセコイアは今も横たわったまま風化していました。ふたたび,かわいそうにと思いました。

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搭乗を待っていたら名前が呼ばれて座席がコンフォートにアップグレードになりました。コンフォートの最前列は足を伸ばしても届かないほど広いのです。やがて出発となりました。
アメリカへの旅の問題は時差なのです。ロサンゼルス到着が午前9時というのは時差が16時間あるので,日本では深夜の1時です。到着1日目は地獄です。
定刻より30分も早くロサンゼルスに着いてしまったのですが,空いている到着ゲートがなく,空くまで機内待機となってしまいました。久しぶりに来たロサンゼルス空港は随分ときれいになっていました。ここはレンタカーのオフィスまでが遠く,シャトルバスで随分とかかります。日本の通勤ラッシュのように混み合ったバスでレンタカーオフィスに着きました。レンタカーは車指定ではなくて決められたパーキングエリアにあった車から好きなのを選ぶという方法だったので,カローラ -といってもアメリカ仕様は日本のものとは大きさもデザインも違いますが- を選び出口でカーナビを受け取って出発です。
今日決めた予定は,カリフォルニアサイエンスセンターという科学館でスペースシャトル・エンデバーを見ることだけにしました。現存する退役したスペースシャトルはニューヨークにある実験機1機とワシントンDC,フロリダ,ロサンゼルスにある実際に地球を周回した3機の合計4機ですが,私はこれまでにそのうちの3機をすでに見たので,今回見られればこれで制覇ということになるのです。サイエンスセンターは行ってみてわかったにですが,ロスアンゼルスオリンピックのメイン会場のあった場所でした。
シャトルの展示室は狭くがっかりしました。将来はブースターをつけて打ち上げの姿にして展示するそうなので,そのときを期待したいものです。
スペースシャトルを見終えてから車でインターステイツ5を3時間北上して,今晩の宿泊先であるベーカーズフィールドに向かいました。大都会ロスアンゼルスは車も人も多く私は早く郊外に出たかったのです。インターステイツ5はこのまま北上するとシアトルなので,感慨深いものがありました。ロサンゼルスを抜けると峠道となってコンボイが苦しそうに登っていきます。それを過ぎると雄大な大地が広がりました。それにしても暑いです。

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アライアンスが違うので、デルタ航空で東京からアメリカへ行くのに東京までのフライトに苦労していたのに,デルタ航空のサイトで,セントレアからロサンゼルスという無謀な検索をしていたら,なんとセントレアから羽田経由でロサンゼルスというフライトが見つかったので購入してしまったというのが今回の成り行きです。
羽田までは全日空です。マイレージも全日空につくのだそうです。しかしセントレアの便が朝の7時55分で羽田には午前9時に着いてしまうのに,羽田出発が午後3時15分なので待ち時間多すぎなのが難点でした。まあ,それでも成田と違って羽田ならいくらでも時間はつぶせそうです。とこのときは思っていたのですが。
セントレアの朝が早いので常滑の民間パーキングを予約しました。朝4時に起床して車で向かいました。朝5時40分に予約したパーキングに着いたのに6時からだと言われるし,はじめてのことは日本でもよくわかりません。
送迎してもらって朝6時過ぎにセントレアに着いてとりあえずチェックインしました。しかしお店はどこも7時開店,ラウンジも7時からではすることもなく,ダラダラと時間を潰すはめとなりました。7時前にオープンしたハンバーガー屋さんで朝食をとりました。この先ハンバーガーばかりだというのに行く前からハンバーガーです。
セントレアからは定刻に離陸しました。となりに座った女性と語らっていたらあっという間に予定より早く羽田に着きました。羽田空港はなんとはじめてですが,成田以上にわかりにくい空港でした。これもまた日本らしいと感激?しました。
チェックイン開始まで3時間,搭乗時間まで5時間待ちです。はじめて来た羽田空港は空港ではなくアミューズメントパークでした。航空機利用者の利便性よりも金儲けが優先,デルタ航空のラウンジもないし。でもプラネタリウムがあったのでそこで時間つぶしです。
そんなわけで今回もまた,なかなか出国できません。旅というのはひたすら待つことだと改めて実感した旅たちとなりました。

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アメリカ合衆国50州を制覇して以来,アメリカ以外の国を旅行しはじめたのですが,それがまたアメリカよりもずっと居心地がよくて,それに従ってアメリカに対する情熱も以前のようにはなくなりました。しかし,考えてみれば,それでも,昨年2017年の8月には皆既日食を見るためにアイダホ州に出かけ,そのついでにオーロラを見るためにアラスカに出かけたし,同じ年の秋にはハワイ・カウアイ島にも行ったし,けっこうアメリカの地を踏んでいるのです。
そして今回私が出かけるのはロサンゼルスです。目的は一度は行ってみたかったパロマ天文台とウィルソン山天文台へ行くこと。それ以外は未定で,行ってから考えます。

今回,私はESTAという電子渡航認証の期限が切れていて再登録をする必要がありました。日本人が海外旅行をするときにこうした電子渡航認証が必要な国はアメリカとカナダとオーストラリアです。特にアメリカのESTA登録は年々面倒になってきていて,今回はなんと,登録を済ませても保留中という表示がでてびっくりしましたが,これが今では一般的ということで安心しました。幸い数分後に承認されました。
なお,ESTAで渡航ができるのは,アンドラ,オーストラリア,オーストリア,ベルギー,ブルネイ,チリ,チェコ,デンマーク,エストニア,フィンランド,フランス,ドイツ,ギリシャ,ハンガリー,アイスランド,アイルランド,イタリア,日本,ラトビア,リヒテンシュタイン,リトアニア,ルクセンブルグ,モナコ,オランダ,ニュージーランド,ノルウェー,ポルトガル,マルタ,サン・マリノ,シンガポール,スロバキア,スロベニア,大韓民国,スペイン,スウェーデン,スイス,台湾、イギリスの人たちだそうです。意外と少ないものです。
電子渡航認証はアメリカではESTA(Electric System for Travel Authorization)と呼ばれ,カナダではeTA(Electronic Travel Authorizations),オーストラリアではETA(Electronic Travel Authority)と呼ばれています。アメリカは有効期限が2年,オーストラリアは1年です。カナダは5年です。

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