しない・させない・させられない

Dans la vie on ne regrette que ce qu'on n'a pas fait.

USA50州・MLB30球場を制覇し,南天・皆既日食・オーロラの3大願望を達成した不良老人の日記

カテゴリ:オーストラリア旅行LIVE > LIVE・2019夏

ブリスベンの市街地をブリスベン川に向かって歩いていきました。やがて,ブリスベンシティ・ボタニックガーデン(Brisbane City Botanic Gardens)に着きました。この辺りまで来ると市街地の喧騒がなくなるので,もっとさびれたところなのかと思ったのですが,予想が外れて,とても美しいそして落ち着いた場所でした。ボタニカルガーデンというのは文字どおり植物園で,1825年に造園されたガバメントガーデンが基になっている歴史ある庭園ということでした。
動物同様,南半球には北半球にはないいろいろな植物があって,見慣れない花などがたくさんありましたが,私は植物には詳しくないのでよくわかりません。もう夕暮れだというのに多くの人が散歩をしていました。また,植物園の隣には旧総督公邸(Old Government House)や美術館もあって,とてもアカデミックな場所でした。
いたるところに「QUT」と書かれた建物があって,若い人がたくさんいました。私にはこのQUTというのが何なのかよくわかりませんでした。歩いていても,QUITが何の略なのか,どこを見てもはっきりしませんでしたが,後で調べてみるとQUTというのはクイーンズランド工科大学(Queensland Univ. of Technology)のことでした。つまり,私が歩いていたのは大学の構内だったのです。
大きな建物の広いガラス張りの窓からなかが見えました。大きなディスプレイのあるコンピュータがずらりと並んでいて,そこに向かって調べものをしている若者がたくさんいました。どうやらそこは図書館らしいところでした。
私がショックを受けたのはその豪華さでした。
いったいどうしたことでしょう。これだけを見ても,日本の大学とは比較にもなりません。
こうして日本は大学の設備もまたどんどんと世界から遅れていっているのに,海外に出たことのない人はそうしたことをまったく知りません。海外に公費で視察に出かける議員さんたちはいったい何を見てくるのでしょう。そもそも,日本では,この情報化社会に,今でも公立の高等学校には安価なコンピュータが40台,コンピュータ室が1部屋しかないなんて,こんなことで教育ができるのでしょうか。日本は終わったな,と改めて思ったことでした。

地図には,この植物園の先にはブリスベン川が取り囲んでいて,川の向こうに行くには自動車専用の道路の橋しかないように見えましたが,実は,ここにグッドウィルブリッジ(Goodwill Bridge)という歩行者専用の橋が架かっていて,大勢の人が行き交っていました。私もこの橋を渡ると対岸に出ることができました。対岸はサウスブリスベンという場所で,サウスバンク・パークランド(South Bank Parkland)といわれる美しいところでした。
サウスバンク・パークランドは1988年に開催されたエキスポの跡地で,今は16ヘクタールを利用した公園と文化施設になっていて,園内には緑が茂り,川沿いは散歩コースでした。また,ブリスベン川を望むように造られた人工のビーチや,レストラン,フードコート,様々なショップが集まっていました。
時間はちょうど夕暮れでした。方角的に夕日は見られませんが,夕日がブリスベンの高層住宅に反射してとてもきれいに輝いていて,絶品でした。多くの人がイスに座って,夕日が反射するビル街の景色を眺めていました。晩秋なのに気候は20度くらい,そして,湿度が低いので,とても気持ちがよいのです。ブリスベンというのはなんと美しい街なのかと思いました。
私は,サウスバンク・パークランドをブリスベン川に沿って北西に歩き,朝行った観覧車のあるビクトリアブリッジを渡って,再びブリスベンの市街地に戻り,夜のブリスベン市内を散歩しながらホテルに帰りました。

  ・・
翌日帰国しました。
その後,すぐに自宅にもどることなく,成田空港近くのホテルに1泊して,その翌日,上野の国立西洋美術館でフェルメールを国技館の相撲博物館で稀勢の里展を見たことはすでに書きました。

IMG_3775IMG_3856IMG_3864IMG_3871IMG_3879IMG_3874IMG_3885IMG_3889IMG_3907IMG_3908

今日の空からの写真にあるように,ブリスベンの市街は蛇行するブリスベン川のV字の中にあります。その左の対岸にそって,美術館や博物館,観覧車などがあります。私はまず,博物館に行きました。博物館の常設展は無料でした。企画展は有料で,アメリカの宇宙開発をやっていましたが,私はアメリカの博物館ですべて本物を何度も見たことがあるのでパスしました。
そのあとで観覧車に乗ろうと思ったのですが,午前10時から動くということで,まだ停止していました。すると,観覧車乗り場の手前の船着場で,ブリスベン川のボートクルーズの乗り場があったので乗ることにしました。先日大阪に行ったとき中之島で同じようなボートクルーズに乗ったのを思い出しました。それにしても,何でも日本は規模が小さくて貧弱なんでしょう。日本はオーストラリアよりも人口も多く経済規模も大きいらしいのですが,何を見ても日本のほうがずっと貧弱です。
ボートクルーズはブリスベン川をずっと下って行って,1時間あまり,そこでUターンして戻りました。船上からみたブリスベンの街並みは本当に美しく,また,気候がよかったこともあって,気持ちのよい時間を過ごすことができました。

クルーズを終えて,改めて観覧車に乗りました。
ブリスベンの観覧車のおもしろいのは,乗るときに観覧車が停止することです。1台ごと停止しては客を乗せていくのです。そして,客足が途絶えたところで回転開始です。そこで,回転をはじめるまでにずいぶんと時間がかかるのです。
いよいよ回転がはじまりました。回転は日本の観覧車とは違ってスピードが速く,しかも1周ではなく7周もしました。こういう発想の違いがとてもおもしろいです。そこで,降りるときもまた,その逆に,1台ずつ停止しては客を降ろしていくのです。観覧車から見たブリスベンの街並みもまた格別でした。
海外に出かけると,日本で当たり前だと思っていることとまったく違うこうしたことに出会って驚くとともに,いろんなことを感じます。それにしても,行くたびにどんどんといろんなことが発展していく様にくらべて,相も変わらない,それどころか古びていく日本を嘆かわしく思うのですが,海外に出たことのない人や,ツアーでしか海外旅行をしたことのない人はそうした実感がないことでしょう。

IMG_3939IMG_3645IMG_3659IMG_3661IMG_3688IMG_3718IMG_3765IMG_3768

何度もブリスベンの空港には降りたのに,これまでブリスベンのダウンタウンに行ったことがなかったので,町の様子が想像つきませんでした。ブリスベンでは郊外に出るのにダウンタウンの地下を走る高速道路を使うので,街中の姿を見ていないのです。
都会を観光するのに最も心配なのが駐車場です。2か月前にシドニーに行ったときは大変でした。駐車料金もえらく高額でした。今回もまた同じようなことになるのかと覚悟しました。さらにまた,宿泊先を探すのにも苦労しました。なにせ,土地勘がありません。しかし,何とか予約したホテルは結構デラックスなものでしたし,便利な場所にありました。
ホテルの場所はブリスベンのダウンタウンから少し北東に行ったところでした。ただし,チャイナタウンの近くで少し風紀の悪そうな場所でもありました。とはいえ,治安が悪いという感じはありませんでした。到着したとき,隣接されているという駐車場が見当たりませんでした。フロントで聞いてみると,隣のビルだということでしたが,シャッターが閉まっていました。このホテルのシステムは,まずチェックインを済ませてルームキーカードを受け取って,受けとったルームキーカードをかざすとシャッターが開くというものでした。これではわかりません。
ということで,先に駐車場に入れず,チェックインをするまで一時車を停める場所を確保するのに苦労しました。この辺のいい加減さが極めてオーストラリア的な大まかさなのです。
さて,到着してみてはじめてわかったのは,ブリスベンのダウンタウンはどこも徒歩圏内で行くことができて,心配した駐車場もまた,車をホテルに停めたまま,ホテルからは歩いて観光ができるということでした。おかげで,都心に駐車場を探すという心配がなくなりました。

夜にホテルに着いたので,その晩はダウンタウンで食事をしました。そして翌日,ダウンタウンの観光をしました。ブリスベンという都会は思った以上にすばらしいところでした。とにかく町がきれいでした。食べるところにもまったく困りませんでした。
街の中心部はクイーンストリートとアンストリートという道に沿ったあたりで遊歩道となっていて,夜遅くまでにぎわっていました。私にはこうしたブランド品の並んだ店にはまったく興味がありませんので,ブリスベン川の橋を渡って対岸までいくことにしました。対岸には博物館や美術館,そして,観覧車などがあります。以前,EXPOを開催した場所なのだそうです。このあたりのことはまた次回書くことにしましょう。
橋のたもとにカジノがあったので,中に入ってみました。私は今から20年ほど前,アメリカのラスベガスに行ったとき,カジノ -といってもスロットマシンですが- を少しだけやったことがありまず。ビギナーズラックでおもしろいほど儲かりました。私はこうしたギャンブルにはまったく興味も魅力も感じませんが,せっかくなので,中に入ってその様子を眺めてみることにしました。カジノというと聞こえはいいですが,結局パチンコ屋です。朝から結構多くの人が遊んでいるのに驚きました。見ていても何がおもしろいのだろうと私は思ったのですが,カジノの風景自体は映画を見ているようでそれなりに興味深い場所でした。

IMG_3597IMG_3598IMG_3626IMG_3627IMG_3628IMG_3629IMG_3781IMG_3783IMG_3785

ブリスベンから南に海岸に沿って1時間ほど走るとゴールドコーストに至ります。名前だけは知っていたのですが,私はこれまで行ったことがありませんでした。ここは有名な海岸で,サーファーにとっては聖地なのだそうです。しかし,私のイメージは人も車も多い観光地。それであまり行きたいと思わないところでした。聞くところによれば,日本からゴールドコーストへ来た観光客が現地で行くのはテーマパークや土ボタル鑑賞だそうですが,私はそのいずれも興味がありませんでした。
私がオーストラリアに出かける目的は星を見るということなので,せっかく晴れているのに星の見えない都会にいるのがもったいないのです。そこで,これまでは,ブリスベンから一路,星の見える暗い内陸に行ってしまうし,帰りもまた,ブリスベンから帰国してしまうということばかりでした。

今回,ブリスベンに2泊することになりました。最終日は帰国するだけだったので,その前々日と前日にゴールドコーストとブリスベンの市内観光をすることになりました。私が星見をしたバランディーンからは約2時間30分でブリスベンに戻ることができるのですが,その途中に少し遠回りすればゴールドコーストなので寄ってみることにしました。
今回はじめて知ったのが,バランディーンからゴールドコーストに行く途中のシニックリム(Scenic Rim)というエリアでした。ここは美しい高原で,滝や湖がありました。オーストラリアには知らないすてきなところがいっぱいあるものだと改めて知りました。やがて,ゴールドコーストに近づくにつれて,これもまた美しい小さな町がたくさんありました。そしてついに,ゴールドコーストに到着しました。

予想と反して,ハワイのワイキキビーチとは違って海岸線にそって町があるのではなく,海岸から1本内陸にはいったところに都会が広がっていました。私は都会には興味がないので,まず,海岸に行ってみました。
季節が晩秋だったかからか,海で遊んでいるような人はほとんどいませんでした。若い女性が2人水着姿で日光浴をしていただけでした。私は無知なのでわかりませんが,夏になれば,多くのサーファーがここに来るのでしょうか? ともかく,私の行った時期はほとんど人のいない,そして,ごみひとつない砂浜が続いていました。混雑して古びたハワイの海岸なんてメじゃないと思いました。
その後,海岸の駐車場に車を停めて町に歩いていきました。そこには高級住宅がずっと続いていました。ここで私はこんなところなら住んでみたいものだとはじめて思いました。
時期がよかったからか,思ったほど混雑してもおらず,予想に反して,ゴールドコーストは落ち着けるところでした。オーストラリアの上空はオゾンホールがあって,紫外線が強いので,日焼けに注意です。そこで,この海で泳ぐなどというのは自殺行為だと思うのですが,そのこと以外は,これほど魅力的な海岸はほかにはないなあと思いました。
ゴールドコーストから1時間,ブリスベンまでの道路は車が多く,反対車線は大渋滞でした。

IMG_3514IMG_3519IMG_3528IMG_3567IMG_3542IMG_3546IMG_3544IMG_3551IMG_3563IMG_3568IMG_3575

ブリスベンから南西に160キロメートルほど走ると,ウォリック(Warwick)という町があります。オーストラリアは,シドニーとかメルボルンのような大都会以外は多くの日本人にはなじみがなく,どんな場所なのか想像もつきません。私も3年前にはじめてオーストラリアの郊外を走ったときは興味津々でした。
ウォリックはオーストラリアのクイーンズランド州にあって,人口は約15,000人ほどの中都市です。もっとずっと小さな町の多いオーストラリアでは比較的大きな町で,教会のまわりに商業施設が並び,ファーストフート店や大きな病院,そして公園などがあります。昨年大きなモールができたので,昔からあった商業施設は日本の中都市同様にずいぶんと痛手をうけているように感じます。私はこの町を訪れると,日本の大垣市を思い出します。

そのウォリックを走っていると,クイーンメアリーフォールズ(Queen Mary Falls)という道路標示が見つかります。まったくこのあたりのことを知らなかった3年前,近くに滝でもあるのかとその道路標示に従って行ってみたところ,一向に何もなく,仕方なく戻った経験あります。2度目にウォリックに行ったとき,町の中心にある観光案内所で聞いてみたところ,わかりやすい地図をもらいました。そしてはじめてクイーンメアリーフォールズに行くことができました。
ウォリックからさらに40キロメートルほど東に行くとキラーニー(Killarney)という小さな町に到着します。この町からはじまるのがマクファーソン山脈(McPherson Range)ですが,その山並みに沿って道路が整備されていて,そこを走っていった先にクイーンメアリーフォールズがあるのでした。
今回も,天気がよかったことと前回はゆっくりできなかったことで,クイーンメアリーフォールズに行ってみることにしました。

ウォリックからキラーニーまでは,オーストラリアとは思えない,むしろニュージーランドのような美しい景観がずっと続きます。私は,オーストラリアというとエアーズロックにみられるような茶色の大地を思い浮かべるのですが,ここはまったく違います。また,キラーニーはメインロードのまわりに数件のレストランや小さな宿泊施設があるだけの町ですが,こういうところに行くとなぜか旅愁が高まり泊ってみたいものだといつも思います。昨年6月に行ったアメリカ・カリフォルニア州のイニョカーン(Inyokern)という町もそうでしたが,こうしたところを魅力的に思う私がいます。
キラーニーから山並みに沿って走っていくと,まず,ブラウンズフォールズ(Browns Falls)という看板あります。そこには小さな公園があって,川に沿ってずいぶん歩くと滝に着くということです。小径は自然の道で結構歩くのが大変です。途中まで行ってみたのですが,その先まだまだたいへんそうだったので滝まで行かず途中で引き返してしまったので,どういう滝なのか今もってわかりません。
次にあったのがダックスフォールズ(Daggs Falls)ですが,この滝は道のわきにある展望台から見ることができます。
そして,いよいよクイーンメアリーフォールズです。ここは駐車場に面してレストランもあって,なかなかいい感じの場所です。滝は駐車場から遊歩道を歩いて15分くらいです。昨年は滝に沿って大変な思いで遊歩道を一周して滝の下まで行ったのですが,今回は滝を見下ろす展望台だけにしました。そのかわり,レストランで昼食をとりました。
この滝を巡るドライブウェイはその先もずっと続いていて,今回はじめてさらに行ってみたのですが,それはそれはすごいところでした。オーストラリアのド田舎という感じでした。牧場には鉄条網がないものだから,道路に牛は出てくるし,ずっと延々と牧場が続いていました。
日本人の知らないオーストラリアの姿を見たような気がしました。それにしても,こんなところに行く日本人もめったにいますまい。そしてまた,私の好きなオーストラリアの雄大な風景がそこにはあります。
きっと夜にでもなれば人工の明かりもなく満天の星空が広がっていることでしょう。

IMG_3455IMG_3453IMG_3491IMG_3490IMG_3457IMG_3463IMG_3474IMG_3475IMG_3483IMG_3485IMG_3486

ブリスベンは観光地としては無名に近く,オーストラリアといえば,多くの人が出かけるのはシドニーやメルボルン,グレートバリアリーフ,ゴールドコースト,そして,エアーズロックというところでしょうか。私も,生まれてはじめてニュージーランドに出かけたときにトランジットではじめてブリスベンという町を知りました。その後,私の定宿となったバランディーンのゲストハウスがブリスベンから車で2時間30分程度の場所にあったことから,ブリスベンの空港を使うことが増えました。しかし,ブリスベンという町自体は通り過ぎるだけで,ダウンタウンを観光することもありませんでした。
今回はじめてブリスベンのダウタウンを観光しました。このことはまた後日書きます。今日はブリスベン郊外にあるマウントクーサ展望台(Mt.Coot-tha Lookout)とローンパイン・コアラサンクチュアリ(Lone Pine Koala Sanctuary)についてです。

この2か所は昨年も行きました。ブリスベンからバランディーンに行く途中に寄ったものですが,今回もまた,到着した日にバランディーンへの途中に寄りました。成田からブリスベンまでの直行便は到着が早朝で,そのまま走って行ってもローンパイン・コアラサンクチュアリの開館時間である午前9時よりもずいぶんと早く到着してしまいます。そこでまず寄るのがマウントクーサ展望台です。
このブリスベン郊外の高台にある展望台からはブリスベンの町が一望出来て,本当に気持ちのよい場所です。展望台は前回来たときはまだカフェも閉まっていたのですが,今回は土曜日ということもあって,早朝からずいぶんと多くの人がいました。ここは夜景も美しいところなので,次回は夜来てみようと思いました。
ふもとにはブリスベンボタニックガーデンや科学館があります。展望台からの帰り道,植物園に寄ってみました。とても静かなところでした。時間をかけてゆっくり歩いてみたいものだともいました。ここにはユーカリの木がたくさんあって,コアラもいるという表示がありましたが,残念ながら見ることはできませんでした。
ボタニックガーデンには日本庭園があるということです。また,科学館にはプラネタリウムがありますが,今回もまた行くことができませんでした。

この展望台からもう少し郊外に行くとあるのがローンパイン・コアラサンクチュアリです。ここは1927年に開園した世界最大・最古のコアラ園です。この動物園は意外と狭いのですが,日本ではめずらしい動物,タスマニアンデビル,カモノハシなどがたくさんいます。特にコアラは130頭を越して,一杯います。ここはコアラを抱くこともできます。オーストラリアではコアラを抱くことのできる州とできない州がありますが,クイーンズランド州では抱くことができます。
また,園の奥にはカンガルーやエミューが放し飼いになっていて,おなかに子供がいるカンガルーも見たし,カンガルーに触ることもできました。
また,レインボーロリキートという色鮮やかな鳥の餌付けも見られました。
何度行っても楽しい場所です。

IMG_3183IMG_3193IMG_3200IMG_3209IMG_3238IMG_3286IMG_3321IMG_3334IMG_3343IMG_3359

今日は食事について書くことにしましょう。
食事の前にコーヒーの話題からはじめます。オーストラリアでもニュージーランド同様,フラットホワイトというコーヒーがあります。フラットホワイト(Flat white)というのはオーストラリアやニュージーランドで人気なエスプレッソベースのコーヒーです。エスプレッソにきめ細やかに泡立てたスチームミルクを注ぎ,エスプレッソと牛乳がよく混ざり合った飲みやすいコーヒーです。カフェ・ラッテやカプチーノと比べるとフォームの量が少なくエスプレッソ版のカフェ・オ・レとも言えます。ちなみに,オーストリアではメランジェ(Melange=「混ぜたもの」の意)が人気です。これはミルクを加えたコーヒー飲料を指す言葉で,オーストリアで日常的に飲まれているものは,エスプレッソにミルクを加えてその上からミルクの泡を乗せたものです。
あまりこだわりのない私は,このふたつの区別がよくわかりませんが,日本でコーヒーにミルクをたっぷり入れる私としてはこれで十分満足なので,いつもオーストラリアやニュージーランドではフラットホワイトを,ウィーンではメランジェを注文します。
朝食はコーヒーショップのような場所にモーニングメニューがあるので,そこで気軽に食べることができます。シンプルなものは写真にあるようなトーストです。

オーストラリアで食事をすることはとても簡単です。
少し豪華なレストランだと先に席に案内されて,そこに店員さんが注文を取りに来てくれます。この場合,支払いは食事のあとでレジに行って支払います。もう少しカジュアルな場所だと,先にレジでメニューを見て注文して支払いを済ませて,番号板をもらって空いた席に座っていると持ってきてくれます。
いずれにしても,チップがいらないので,アメリカよりもずっと気楽です。なお,無料の水は店のなかのどこかにおいてあるのでそこに行って自分で注いでくるか,あるいは水を入れたビンをテーブルに持ってきてくれる場合もあります。
当然値段はまちまちですが,およそ1,500円程度あれば十分に事足ります。
2か月前にエアーズロックに出かけたときはステーキばかり食べていましたが,今回はおおよそハンバーガーばかりにしました。ハンバーガーというと日本人はマクドナルドを思い浮かべるので,おやつ替わりのようなイメージになってしまいます。もちろんオーストラリアにもマクドナルドはあって,というか,書いていて思い当たったのですが,マクドナルドとサブウェイ以外のファーストフード店をオーストラリアではあまり思い浮かびません。
私が食べたのはマクドナルドでなくて,一般のレストランのハンバーガーで,写真のようなものです。実際,ハンバーガーというと,パンとお肉と野菜を安価にたっぷり食べることができる優秀な夕食となります。

ブリスベンのダウンタウンでは,日本食も食べられます。今回は,試しにお寿司屋さんに行ってみました。
「いらしゃいませ」という声に迎えられましたが,店員の女性は中国人でした。日本のクルクル寿司とおなじようなもので,テーブルが2列で回転していたのが日本とはちがうところでした。お茶は有料でした。回っていないときはタッチパネルで注文をします。メニューにはカレーライスもありました。
一般に海外では中華料理は安くボリュームがあります。それに比べて,日本料理は高いです。しかし,日本人がやっている場合よりも中国人や韓国人がやっていることのほうが多く,これをもって日本料理だと思ってもらっては困る,というくらいのモノのほうが多いのが実態です。
いずれにしても,オーストラリアでは食事はほとんど英語ができなくても何とかなるし,アメリカのように,チップ欲しさに途中で店員が「食事はどう?」などとしらじらしくきいてくることもないしチップもいらないので,とても気楽です。

IMG_3201IMG_3610IMG_3619IMG_3618IMG_3472IMG_3532IMG_3582IMG_3587IMG_3888IMG_3771IMG_3395IMG_3398IMG_3915IMG_3911IMG_3910IMG_3916

◇◇◇
Thank you for coming 270,000+ blog visitors.

エアーズロックに登頂して早くも2か月経ちましたが,再び,オーストラリアに行きました。もともと今回のほうが先で,エアーズロックに行くことになったのが後の計画でした。
この季節,オーストラリアは晩秋ですが,最高気温は20度ほどでちょうど過ごしやすい季節です。また,天気もよいので星を見るにも最適,ということで,ここ3年間,この時期の新月のころ星見を目的に出かけています。今回は,いつものバランディーンにあるゲストハウスに3泊,その後ブリスベンに2泊して,ゴールドコーストとブリスベンの観光をすることにしました。これまではブリスベンに降り立ってそのまま郊外に行ってしまったので,ブリスベンという都会に足を踏み入れたことがなかったのです。
5泊7日くらいの日程で片道9時間ほどのフライトであれば,深夜バスに乗って東京へ数日でかけるのとそれほどの違いもありません。このブログでは「LIVE」として書いていますが,すでに帰国しているので,今回は日にちを逆追いで書いていきたいと思います。

いつも書いているように,名古屋近郊に住む私には,セントレア・中部国際空港から直行便のあるヘルシンキとホノルルはとても便利ですが,デトロイトしか直行便のないアメリカ本土と香港経由でしか直行便のないオーストラリアは不便です。それでもセントレアから成田,あるいは羽田までの国内線がもっと便利であれば問題がないのですが,いつも苦労させられます。特に帰り,帰国便が成田に着くのが遅いので,セントレアまでの便がありません。
香港経由は香港での乗り換えがわずらわしいので,今回もまた往復成田空港からブリスベンまでの直行便を利用しました。行きはセントレアから成田空港までJAL便に乗りましたが帰りは便がないので,今回は成田で1泊をして翌日東京から高速バスで帰ることにしました。成田の東横インの宿泊代が約5,000円と少し,東京から名古屋までの高速バスが3,000円と少しなので,成田から直接新幹線で帰るより安いのです。

帰国して成田に宿泊した翌日,私は午前中に両国国技館の相撲博物館で開催されている稀勢の里展と上野の国立西洋美術館常設展にあるフェルメール「聖女プラクセディス」を見て,午後のバスに乗ることにしました。前回東京に行ったときは夏場所の開催中だったので,チケットを持っていなかった私は相撲博物館に入ることができませんでした。そして,上野も何度も足を運んでいるにも関わらず,特別展をやっていたりしてなかなか常設展を見る機会がありませんでした。
稀勢の里展での最大の見ものは5組すべてがそろっていた三つ揃いの化粧まわしでした。受付にいた女性がこれをすべて集めるにどれだけ苦労したことか,と言っていましたが,私はその苦労がわかるので,共感しました。ついでに,夏場所で優勝力士に渡された通称「トランプ杯」も見ることができました。
フェルメール「聖女プラクセディス」は,フェルメールの真筆かどうか議論のある作品ですが,私は,それでもたった1作しか日本にないフェルメールということと,作品になにかオーラを感じて,とても感動しました。
そんなわけで,オーストラリア旅行よりも? 有意義な時間を過ごし,雨の降る東京を後にしました。
それにしても不気味だったのは,JRに乗っても,バスを待っていても,この国の人は無口で無表情であることです。混んだ電車の車内で人をかき分けて通るときに「済みません」の一言も発しないのは,何か恐ろしい世界に舞いもどった気がしたものです。

DSC_7423IMG_3989IMG_3971IMG_3963IMG_3959IMG_3994

このページのトップヘ