しない・させない・させられない

Dans la vie on ne regrette que ce qu'on n'a pas fait.

USA50州・MLB30球場・47都道府県を制覇し,南天・皆既日食・オーロラ,空の3大願望を達成した「不良老人」の日記

カテゴリ:星を見る > ISS・HST

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☆☆☆☆☆☆
 打ち上げの中継を楽しみにしていた,アメリカ航空宇宙局(NASA)の宇宙船「オリオン」を搭載した新型ロケット「SLS」(Space Launch System)の打ち上げが,燃料漏れによって延期されているようです。早く修理が終わるといいのですが。
 今回の打ち上げは,人類を再び月面着陸させる「アルテミス計画」(Artemis Program)のはじまりを告げるものです。50年以上前に人類を月に送った「アポロ計画」とは雲泥の差で,計画も複雑化し,多くの国や機関が参加し,また,頻繁に予定が見直されるので,私は,なかなか計画の全貌がわかりません。そこで,調べてみることにしました。

 「アルテミス計画」は,当初の計画では,2024年までに「最初の女性と次に男性を」月面の南極付近に着陸させ,2028年までに月面基地の建設を開始するというNASAのプロジェクトですが,すでに2年以上の遅れが生じています。
 2004年,当時のブッシュ大統領は,2020年までに有人月面ミッション「コンステレーション計画」(Constellation Program)を実施する方針を示しましたが,オバマ政権で失速しました。
 2017年,トランプ大統領が宇宙政策指令第1号に署名し,有人月面探査とそれに続く火星探査の実施を決定しました。これが現在の「アルテミス計画」です。アルテミスという名前は,ギリシャ神話に登場する月の女神でアポロの双子です。
 「アルテミス計画」は,単一的な着陸ではなく,人類が月面に滞在するのに必要な環境やシステムを整えて持続的な探査と,将来の火星へのアクセスのハードルを下げることが目的とされていて,国際協力の上で実行されます。

 早期の「アルテミス計画」は3つのミッションからなります。
●「アルテミスⅠ」
 新型ロケット「SLS」と宇宙船「オリオン」を地球から月まで往来させる無人飛行試験を実施します。これが今回のものです。このミッションでは,最大42日間の想定で,13のキューブサットを放出します。
●「アルテミスⅡ」
 新型ロケット「SLS」と宇宙船「オリオン」を使用した有人飛行試験を実施します。4人のミッションクルーが乗った宇宙船「オリオン」は,地球を周回する軌道上で様々なテストを行ってから自由帰還軌道に投入され,月を周回した後に地球に帰還する予定です。
 打ち上げは2024年の予定で,ミッションは10日間の想定です。
●「アルテミスⅢ」
 2025年以降に予定されているこのミッションで,有人月面着陸を行うことになります。
 ミッションに先立って,有人着陸システム(Human Landing System = HLS)を軌道に投入する支援ミッションが行われます。この支援ミッションの後,月面に降り立つ初の女性と有色人種の宇宙飛行士を含む4人のクルーをのせたオリオン宇宙船が月に送られ,有人着陸システムとドッキング。その後,ふたりのクルーが有人着陸システムに移動し,降下して月の南極付近に着陸します。
 着陸クルーは6.5日間を月面上で過ごし,少なくとも2回の船外活動を行います。その後,月面から離陸して,月の周回軌道で待機しているオリオン宇宙船とドッキングし,地球に帰還することになります。

 ところで,国際宇宙ステーション(ISS)の運用が2030年まで延長されたのですが,ウクライナ情勢などの影響で,ロシアが2024年でそのプロジェクトから脱退すると宣言したようです。
 そこで,今後の運用にさまざまな問題が出てくることが予想されています。
 さまざまな問題とは,ロシアが撤退した場合,これまでロシアが担当してきた国際宇宙ステーションの地上落下を防ぐための軌道制御どうやって肩代わりするか,また,スペースシャトルの退役後,ロシアのソユーズを使用して宇宙飛行士を国際宇宙ステーションに送ってきたのですが,これを運用がはじまったばかりのスペースX社(Space Exploration Technologies Corp.)が開発したファルコン9ロケットに搭載されたクルードラゴン宇宙船が肩代わりする必要があるのですが,クルードラゴンの運用はまだはじまったばかりだというようなことです。

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☆☆☆☆☆☆
 2022年2月28日,月と4惑星は満足な写真が写せたのですが,同じ画面にハッブル宇宙望遠鏡の飛跡も入れようという企ては失敗に終わりました。
 そこで,私らしくもなく,事前にきちんと調べてみて,翌日こそ,ということで,再挑戦することにしました。とはいえ,この日は,27.9の月が昇るのは遅く,月と4惑星とハッブル宇宙望遠鏡を同じ画角に入れることはできないので,月のない画面で我慢しなければなりません。

 話は前後して,3月1日,ハッブル宇宙望遠鏡が通り過ぎたあとのお話を先に書きます。
 この日,そもそも,水星よりさらに低く昇る土星すら満足に見られないのに,月齢27.9の月が昇ってくるのはその後のことでした。そんなものは写せるわけがないと思っていました。
 しかし,この日の空の状態はすばらしく,土星も肉眼ではっきり確認できたのです。そしてその後,月が家の間から昇ってくるではありまえせんか。というわけで,水星と土星と月が一緒に入った写真を写すことができました。
 それがおもしろいことに,昇ってきたころの月が最も明るくて,高度を増すにしたがって,空もまた白みはじめて,すぐに月は見えなくなってしまったのです。
 それが今日の1番目と2番目の写真です。

 さて,時間を戻します。
 この日,ハッブル宇宙望遠鏡が通過するのは,昨日より早くまだ土星は昇っていない時間のことでした。かろうじて水星は昇っていました。私は,広角レンズをその方向に向けて待ちました。
 すると,金星のはるか右,さそり座の輝くあたりを,ハップル宇宙望遠鏡の姿が見えました。非常に明るいものでした。このまま早く私のカメラを向けたところに来るように祈りましたが,次第に減光して,金星に近づくころには肉眼でやっと見えるほどの明るさになってしまいました。それが,今日の3番目の写真です。
 これにはかなり悔いが残りました。
  ・・
 その翌日3月2日。前日の反省を生かして,惑星とともに写すことはやめて,魚眼レンズで南の空全体を写すことにしました。しかし,あいにくの曇り空でした。それにもかかわらず,ひょっとしたらとカメラを設置して待つと,ちょうどはハッブル宇宙望遠鏡が通る時間に雲が切れました。
 この日の姿はちょっと異常で,さそり座あたりで,ものすごく明るく,1等星以上に突然輝いたのです。それは数秒のことでした。しかし,なんとか写すことができました。4番目の写真です。
  ・・
 3月3日。
 予報では,前日よりも明るいということでした。薄雲があったのですが,何とか星が見られました。
 前日と同じように狙ったのですが,結果は,思ったより暗い飛跡が写っただけでした。それが5番目の写真です。

 その翌日は快晴だったのですが,まったく肉眼では見えませんでした。写真にはかろうじて写っていたのですが,確認するのがやっとだったので,ここには載せません。
 実際に,こうして毎日挑戦してわかったことは,どうやら,ハップル宇宙望遠鏡がどのくらい明るいかは,太陽の光をどれだけ反射するか,だろうということでした。
 なかなか思い通りに写真が写せなかったのですが,それなりに納得できました。


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 今日の1番目の写真はずいぶん前に写した国際宇宙ステーションの写真です。自らは光らないので,月と同じように太陽の光を反射して夕方の太陽が沈んがあとと明け方の太陽が昇る前に予報通りの時間に簡単に見ることができます。国際宇宙ステーションは巨大なので,1等星よりずっと明るく,都会でも確かめられます。
 写真を撮るには,見えはじめてから消えるまで5分程度あるので,そのまま5分間露出をしてもよほど空が暗い所でなければ露出オーバーになってしまいます。そこで,20秒ほどの露出で何枚も写して,後で画像処理をして写真を合成することになります。
 写真を撮る以上に,肉眼で見たときに,そこに人が乗っていると思うと,それだけで感動的です。
  ・・
 ということですが,夕暮れ時に散歩したり望遠鏡で星を見ていると,国際宇宙ステーション以外に結構多くの人工衛星を目撃することがあります。しかし,これまでは関心もなく,また,そうして見ることができる人工衛星が何であるかも知りませんでした。

 国際宇宙ステーションを見飽きたこともあって,そうした人工衛星に興味をもつようになったので調べてみると,見ることのできる人工衛星のさまざまなデータが載っているサイトを見つけました。
 そうした中で,ハッブル宇宙望遠鏡が肉眼で見ることができることがわかりました。これはぜひ見て見たいと思いました。そこで「百聞は一見にしかず」ということで,ハッブル宇宙望遠鏡を撮ってみることにしました。
  ・・・・・・
 ハッブル宇宙望遠鏡(Hubble Space Telescope=HST)は,1990年4月24日に打ち上げられた地上約600キロメートル上空の軌道上を周回する宇宙望遠鏡です。長さ13.1メートル,重さ11トンの筒型で,内側に反射望遠鏡を収めていて,主鏡は直径2.4メートルです。地球の大気や天候による影響を受けないので,地上から困難な高い精度での天体観測が可能です。
  ・・・・・・

 データを見ると,幸運にも,1月10日くらいから1週間ほど,毎朝,明け方の南の空で見られるということがわかったので,連日期待しました。早起きしてカメラを構えます。ところが,雪雲があって,なかなか晴れません。
 なんとか雲が切れてその間から星が見られたのが1月15日の早朝でした。
 南の空にはからす座の四角形が見えていました。
 ハッブル宇宙望遠鏡は,そのあたりを西から東に飛行するようですが,これまで見たことがないので,どのように見られるかわかりません。時間になったので凝視していると,雲の間を約2等星ほどの星がゆっくりと動いていくのが見えました。これが待望のハッブル宇宙望遠鏡でした。こちらは人間が乗っているわけではないのですが,これがあの有名なハッブル望遠鏡かと思うと,別の意味で感動しました。
 思っていたよりよく見えた,というか,国際宇宙ステーションよりかなり暗かったというか,そんな感想をもちました。やはり「百聞は一見にしかず」で,どのようなものかもよくわかりました。こうして,この日写したのが2番目の写真です。合成をしたものですが,薄雲に隠れてしまって,ちょっと残念な結果となりました。拡大してみると,記入した矢印の先に細い線のように見えるのがハッブル宇宙望遠鏡です。
  ・・
 これでは満足できないので,翌日に期待しました。
 1月16日早朝。昨日とはうって変わって快晴になりましたが,あいにく月齢13.0の月が沈みきらず,西の空に明るく輝いていました。月明かりは空を白くし,星や人工衛星を見るには大敵です。それでも,思ったより明るいハッブル宇宙望遠鏡がゆっくりと南の空を西から東に進んでいくのが見えました。それが今日の3番目の写真です。
 肉眼で見ていたときは気づかなかったのですが,この写真には同時に何か別の人工天体が写っていました。それが何か,調べてみてもよくわかりません。
 ということだったのですが,ハッブル宇宙望遠鏡がどのように見られるかがわかったので,これからまた作戦をねって,さらに満足な写真が撮れるように色々と工夫をしていきたいと思います。またひとつ楽しみが増えました。

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☆☆☆☆☆☆
 8月4日の夜は快晴になりました。雲がない夜空は何日ぶりのことなのでしょう。こうなると私は元気がでます。
 もともと「することも欲しいものもない」幸せな生活をしているのですが,考えを変えれば,私自身が「不要不急」の存在みたいなものです。そんな私が活動するのは,日が沈む午後7時以降からと日が昇る午前5時までで,この間は暗くて景色がはっきりと見えないので,海外旅行をしているときと同じような気分がちょっとだけ味わえます。
  ・・
 そんな晩でしたが,せっかく星空が見えても,昨年はネオワイズ彗星という大物がいたのに,今年はまるで見るべきものがありません。調べてみると,10等星だか11等星だか12等星だかの彗星がいくつか夜明け前,といっても,この時期は午前4時までですが,の北東の空にいるようです。こんな暗いものが写せるのかな,と思ったのですが,せっかく晴れたので,ともかく出かけてみることにしました。星を見るよりも,深夜,ほとんど他の車の走っていない時間のドライブが楽しいです。

 その前に,この晩は日没直後の午後7時25分から30分にかけて,国際宇宙ステーション(ISS)が北西から南東の空を通過することがわかりました。そこで,魚眼レンズで写真を撮ろうと,近くの田んぼのあぜ道までカメラと三脚を持って歩いていきました。
 これまでも,国際宇宙ステーションは,動画で撮ったり,何分も露出して空の端から端まで動く軌跡を写したり,月をかすめる姿を望遠レンズで写したりと楽しんできたのですが,意外とむずかしいのです。それは,国際宇宙ステーションが見られるのはまだ空が暗くなりきっていない時間が多く,長時間露出ができないからです。
 今回はさらに条件が悪く,午後7時25分といえば,やっと西の空に1番星の金星が見えるくらいの明るい空でした。こういうときは,10秒ほどの露出を繰り返して,後でコンピュータを使って比較明コンポジットという方法で写真を合成をするしかありません。
 国際宇宙ステーションは金星より明るいので,準備として,まずは金星が写せる露出を調べました。10秒ほどの露出をかけるとなると,レンズはずいぶん絞って,しかも,ISOは400ほどに下げればよいことがわかりました。
 という方法で写して合成したのが,今日の写真です。
 国際宇宙ステーションはぶっつけ本番なのですが,なんとか写ったので満足しました。
 現在,この国際宇宙ステーションには,星出影彦さんが搭乗しています。


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