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毎年お盆休みのこの時期に話題となるのがペルセウス座流星群です。
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ペルセウス座流星群(Perseids)はペルセウス座γ星付近を放射点として出現する流星群で,毎年7月20日ごろから8月20日ごろにかけて出現し,8月13日前後に極大を迎えます。2024年は8月12日の午後11時ころが極大期でした。
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母天体はスイフト・タットル彗星 (109P/Swift-Tuttle)で,1862年にアメリカの天文学者ルイス・スウィフト(Lewis A. Swift)とホレース・タットル(Horace Parnell Tuttle)によって独立に発見され,イタリアの天文学者ジョヴァンニ・スキアパレッリ(Giovanni Virginio Schiaparelli)によってペルセウス座流星群の母天体ではないかと指摘されました。
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ペルセウス座流星群の流星は,流れる速度が速く,また,明るい流星や火球が多いので,見ごたえがあります。私は,今から40年以上前に一度,この時期に星のきれいな山の中の旅館に泊まったことがあって,一晩中楽しんだことがありますが,それっきりです。ちょうどお盆の時期なので,多くの人が楽しめる,といいますが,実際は,旅行をしても混雑するし値段が高いので敬遠します。また,夏の空はきれいでないからです。とはいえ,家の近くで,満足に星が見られる場所はほとんどありません。特に,流星群は,望遠鏡で見るものではないから,空の暗いところがいいのです。
今年は,晴れたこともあって,久しぶりに見にいくことにしました。あまりやる気はないので,ポラリエ という簡易赤道儀に対角魚眼レンズをつけたカメラを接続して持っていきました。これで,ひとつでもふたつでも流星が写っていればいいや,といういい加減な姿勢です。
流星群の楽しめる場所を探して車で右往左往しました。やっと見つけても,遠くの都会の光で思ったより暗くなかったり,また,人のいない山の中だとクマが出てくる心配があったりするのです。やっと適当な場所を探しだしました。南の空は明るかったのですが,北の空は暗かったので,そこに陣取りました。近くには民家もなく,人もおらず,その点はよかったのですが,クマが怖いので音楽をかけて,イスに座って,空を見上げました。
10分に1個ほどの明るい流星を見ることができました。意外と少ないな,と思いました。
いくつか流星の写真も写すことができましたが,かえすがえす残念だったのは,最も明るかった流星が,ちょうどカメラのシャッターを閉じたときに流れたことでした。
午後9時過ぎから見はじめたのですが,午後11時をすぎたあたりから曇ってきたので,引き上げました。明るい流星をいくつか見ることができたので,これで満足するとしましょう。
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「Dans la vie on ne regrette que ce qu'on n'a pas fait.」とは
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