【Summary】
I planned to return to Tokyo from Akita by the Akita Shinkansen to attend an NHK Symphony Orchestra concert. Due to heavy rain and strong winds, I changed my plan, leaving Akita earlier than expected. While waiting at Akita Station, I saw the departure of the "Resort Shirakami" train, a favorite from a past trip. On the way back, I rode the "Komachi" Shinkansen, which connects with the high-speed "Hayabusa" train at Morioka. Unexpectedly, fans were photographing the train, as it featured a special "Magical Journey Shinkansen" with Disney characters to celebrate the opening of "Fantasy Springs" at Tokyo DisneySea.
2024年10月19日土曜日。
すでに書いたように,この日の夜,東京のNHKホールでNHK交響楽団の定期公演を聴くために,秋田駅から秋田新幹線に乗って,夕方までに東京駅に戻ることにしていたので,午前中秋田市内を観光して,午前12時13分発の「こまち」の座席指定券を持っていました。秋田駅から東京駅までは約4時間です。
しかし,あいにく朝から雨。しかも強風だったことと,秋田市内には特に何もないことが昨日わかったので観光する気もなくなり,さらに,秋田新幹線が遅れたり,最悪止まったりしたら今回の最大の目的であるNHK交響楽団の定期公演を聴くことができなくなってしまえば何をしているのかわからないから,秋田新幹線の時間を変更して,早々に東京駅に行くことにして,秋田駅発午前9時12分の「こまち」に座席指定券を変更しました。
秋田駅もまた,秋田新幹線の開通によって駅舎がリニューアルされたようでした。
今回,秋田県を旅行したのは,これまでほとんど行ったことがなかったからです。では,秋田県に何があるのか? といえは,田沢湖,角館,なまはげ,秋田犬,秋田竿燈まつり,きりたんぽ,… などだと思うのですが,それらのモニュメントが駅のコンコースにありました。私は,秋田県に来てみて,むしろ,素朴で人が少ない温泉がたくさんあることを知って,好感をもちました。インバウンドも角館以外は無縁でした。次回があれば,そんな温泉でゆっくりしたいものだと思いました。
・・
私が「こまち」に乗るまで1時間程度待ち時間がありました。時刻表を見ると,午前8時19分発の「リゾートしらかみ」が出発するところだと知ったので,ホームで見送ることにしました。2023年の春,はじめて青森県を旅するまで,私は「リゾートしらかみ」を知りませんでした。そのときの旅で泊まった民宿でその名を知り,「リゾートしらかみ」に乗りたくなって,2024年3月,なんとかチケットを取ってウィスパ椿山駅から弘前駅まで「リゾートしらかみ」に乗りました。その「リゾートしらかみ」は秋田駅が始発なのです。機会があれば,また,乗ってみたいと思いました。
さて,「こまち」に乗る時間になりました。
これも以前書いたのですが,秋田新幹線というのは通称であって,実際は,秋田駅から盛岡駅までは在来線のレール幅を広げただけのものです。つまり
・・・・・・
大曲駅-秋田駅間は単線の1,067ミリメートルと単線の1,435ミリメートルの並列区間となり,1,067ミリメートルの軌道は奥羽本線の新庄駅と秋田駅を結ぶ在来線が走り,1,435ミリメートルの軌道は「こまち」が走ります(現在,新庄駅-院内駅間は2024年7月25日の大雨で不通になっています)。
ただし,奥羽本線の大曲駅-秋田駅の間にある神宮寺駅-峰吉川駅間は,並列区間のうちの一方の1,067ミリメートルの単線軌道にも1,435ミリメートルがくっついた3線軌道になっているので,秋田新幹線からみれば複線軌道となり,「こまち」のすれ違いができます。
・・・・・・
ということで,レールが3線軌道になっているのを見ることができたことだけが興味深いものでした。
秋田駅から盛岡駅までは,単にレール幅が広いだけなので,「こまち」は時速130キロメートルほどしか出せません。「こまち」は,盛岡駅で新青森駅からやって来た「はやぶさ」と接続した時点から時速320キロメートルに変身するのです。また,秋田新幹線は,秋田駅を出発して大曲駅までの奥羽本線区間は後ろ向きに走り,大曲駅で田沢湖線に入るので,大曲駅で線路がV字となり,進行方向を変えるのです。変な新幹線です。
要するに,秋田新幹線は,秋田駅から盛岡駅までは単にレール幅が広いだけの在来線特急で,在来線特急と同じで狭く,単に盛岡駅で乗り換えの手間がないというだけのものです。また,新幹線仕様の東北新幹線の駅では小さな「こまち」は,車体とホームの間に隙間ができるので,ステップが降ります。実際乗ってみて,秋田新幹線は何か意味ないなあ,と思いました。
・・
歴史的にみれば,秋田駅から大曲駅を経由して新庄駅,山形駅,福島駅と進むのが奥羽本線だから,この路線を秋田新幹線が走るほうが自然で,大曲駅で田沢湖線に入るのは奇手ですが,これは,現在,新庄駅-院内駅間が不通になっているように,この区間のインフラが貧弱で,トンネルも古く,線路も脆弱で,秋田新幹線を走らせる強度がないことから来ているのだそうです。そして,これを改善するには巨額な費用が必要であり,それに見合うだけの採算がとれないのです。
また,新幹線仕様の奥羽新幹線を走らせたい,という人もいるそうですが,これもまた,採算が取れず,さらに,現在の秋田新幹線と山形新幹線の存在もネックとなっているそうです。
いずれにしても,この区間にある横手市や湯沢市が気の毒です。走らないからさらに衰退する,ということになるからです。
「こまち」が「はやぶさ」と接続したのち,突然変身して,それまではチンタラチンタラと大曲駅,角館駅,田沢湖駅,雫石駅と停車していたのに,盛岡駅以降は,停車するのは仙台駅,大宮駅,上野駅,東京駅だけです。
これらの駅に停車すると,なぜか,ホームにカメラをもった鉄道ファンがたくさんいて,私の乗る列車を追いかけていて,大騒動でした。新幹線など珍しくもないのに,どうしてかな? と思ったのですが,東京駅で下車して,その理由がわかりました。それは,盛岡駅で「こまち」と接続した「はやぶさ」は
・・・・・・
-Magical Journey Shinkansenのご紹介-
東京ディズニーシーの新テーマポート「ファンタジースプリングス」を構成する3つのディズニー映画「アナと雪の女王」「塔の上のラプンツェル」「ピーター・パン」のキャラクターが描かれた「ファンタジースプリングス」のグランドオープンをお祝いする特別な車両。
魔法の泉が導くディズニーファンタジーの世界をテーマにした「ファンタジースプリングス」の雰囲気を感じてみよう!
・・・・・・
だったからです。
◇◇◇
◆◆◆
「しない・させない・させられない」とは
「Dans la vie on ne regrette que ce qu'on n'a pas fait.」とは
◆◆◆
過去のブログの一覧は ここ をクリックすると見ることができます。