これまで,今回の青森旅行について書いてきました。
津軽半島と下北半島,行く前は,この旅で行きたいところへすべて行くことができるかなあ,と思っていたのですが,やはり,いくつかの場所は見落とすことになりました。そして,さらに行きたいところができてしまいました。
「青森県,何があるの?」と多くの人は言います。北海道には憧れても青森県に関心のある人は多くありません。私も行く前はそうでした。
2020年の春にはじまったコロナ禍で,突如行くことができなくなった海外。その4年後,再び行くこと可能になったら,今度は異常な円安に物価高が輪をかけて,それまでとは状況が変わってしまいました。さらに,ロシアのウクライナ侵攻で,ヨーロッパに行くのがとても遠くなってしまいました。
しかし,幸いなことに,私は海外で行きたいと思っていたところはそのほとんどすべてに行っていたので,今,行きたいところはどこか? と何度自問自答しても,思い浮かばないのです。また,歳をとったら,ヨーロッパを鉄道で旅したいという夢があったのですが,この状況では難しいです。そして,日本国内のほうが,むしろ,行きたいと思うところが出てくるようになりました。
そんなこともあって,数年前から,元気なうちに,日本国内のこれまで行ったことがないところへすべて行ってみよう,という気になって,旅しているのですが,はじめは青森県もそのなかのひとつに過ぎませんでした。
はじめに,そのころを振り返ってみます。
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●第1段階
2023年5月18日から5月20日。
まずは2泊3日で行くことにして,航空券をとり,レンタカーを借りました。そして,宿泊先を探しました。
このときに,何も知らずに行ったのが,奥入瀬渓谷,十和田湖,弘前城,酸ヶ湯温泉,黄金海岸,三内丸山遺跡でした。これですっかり青森の魅力にはまってしまいました。
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●第2段階
2024年3月6日から3月8日。4月15日。
次にやってみたかったのは,津軽鉄道のストーブ列車と五能線の「リゾートしらかみ」に乗ること,そして,弘前の桜を見ることでした。これは,今年の3月と4月に,それぞれ達成できました。
これらは,青森観光の定番なので,どこもすごく人が多いのではないか? といった心配が先に立ったのですが,そのすべてが運よくうまくいって,楽しい旅をすることができました。
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●第3段階
2024年7月4日から7月7日。
そして残ったのが,津軽半島と下北半島をまわることでした。
それが今回の旅でした。
こうして,第1段階から第3段階の旅で,多くの場所に行ったのですが,まだまだ行ってみたいところが残っています。それが今日載せた地図に示した場所です。
地図を見てみると,場所が散らかっていて,「次回」ですべてがまわれるとは思えません。これらの場所の中には,これまでに行こうと思えば行くことができたのに… というところも少なくないのですが,それはそれで,行ってみたからこそわかったことです。
こうした場所があるというのはすてきなことで,だからこそ,また行ってみようという意欲にもつながるのです。
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●これから… の先には…
冬の津軽鉄道,ストーブ列車と春の弘前の桜,これは人混みの嫌いな私でも行ってみたいという気持ちが強かったので,すでに制覇しました。
しかし,青森県の魅力には,さらに,夏の青森ねぶた,弘前ねぷた,五所川原の立佞武多。そして,秋の奥入瀬渓谷の紅葉,それに加えて冬の八甲田山の樹氷もあります。これらは,その時期にしか見ることができないものです。それらは,観光シーズンでもあり,人も多く,人混みの嫌いな私にはそうした要因が足を遠ざけているのです。つまり,行ってみたいという魅力の強さよりも人混みを避けたいという気持ちのほうが,今はまだ勝っているのです。果たして,この先,その気持ちが変わるときは来るのでしょうか?
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「しない・させない・させられない」とは
「Dans la vie on ne regrette que ce qu'on n'a pas fait.」とは
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