【Summary】
Before viewing the Kitora Tomb murals, I visited the Shijin no Yakata museum, which explains the tomb’s cosmology through replicas. The actual murals, removed for preservation, are shown only partially during limited exhibitions, making replicas clearer despite the value of seeing originals.
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キトラ古墳壁画の見学時間まで,キトラ古墳壁画体験館「四神の館」を見学しました。前回も見学したのですが,今回は説明を聞くこともできました。
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キトラ古墳壁画体験館「四神の館」は,2016年9月に,キトラ古墳の壁画や出土品を保存・公開しながら古代の文化や宇宙観を体験的に学べる場をつくるという目的で,国営飛鳥歴史公園キトラ古墳周辺地区の整備に合わせて設けられた施設です。最新の技術で再現された青龍,白虎,朱雀,玄武の四神や天文図などを間近で見ることができるようになっています。また,石室のレプリカもあります。
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やがて時間になったので,案内について,壁画が展示される部屋に向かいました。
前回来たときは,キトラ古墳壁画を見ることはできませんでしたが,この建物には入ることができて,説明パネルはすでに見たので,私の目的は,壁画の実物を見ることだけでした。
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キトラ古墳の壁画は,古墳の石室からはぎ取られて保存されています。これは壁画を守るためにやむを得ず行われた処置でした。キトラ古墳の壁画は1972年に発見されたのですが,発見当初からすでに劣化が進んでいて,カビや湿気,微生物の影響で絵の具が剥がれ落ちる危険性がありました。特に,石室内の湿度や温度の変化が激しく,保存環境が厳しい状態でした。
そこで,文化庁と専門家は,壁画を守るために石室から壁画をはぎ取って保存・修復することを決断しました。2004年から作業がはじまり,慎重に少しずつ進められました。現在は,奈良文化財研究所の保存修復施設で保管・修復されていて,年に4回,期間限定で公開されています。
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キトラ古墳の壁画は,高松塚古墳とともに,日本ではじめて発見された彩色壁画で,飛鳥時代に描かれたとされています。壁画には,天井に天文図が描かれ,側面には東西南北を守る青龍,白虎,朱雀,玄武の四神や,十二支の動物たちが描かれています。四神の配置は東アジアの伝統的な方位思想に基づいていています。
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●天文図
現存する東アジア最古の星図ともいわれ,星座や天の川が精密に描かれています。これは,被葬者が死後も天上の世界で安らかに過ごせるようにという願いが込められていると考えられています。
●青龍(せいりゅう)
東の壁に描かれています。長い体をくねらせた龍の姿で,春と木の気を象徴しています。
●白虎(びゃっこ)
西の壁に描かれています。鋭い爪と牙を持つ虎で,秋と金の気を司る守護神です。
●朱雀(すざく)
南の壁に描かれています。翼を広げた赤い鳥で,夏と火の気を象徴しています。
●玄武(げんぶ)
北の壁に描かれています。亀と蛇が絡み合った姿で,冬と水の気を表しています。
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私は,この公開で,それらをすべて見ることができると思っていたのですが,それは間違いで,今回公開されたのは,西の壁と東の壁の部分だでした。キトラ古墳の見ものは,天文図と玄武だと思っていたので期待したのですが,ともに見ることはできませんでした。尋ねてみると,年に1回公開していて,毎回別のものを展示するということでした。ならば,何度も足を運ぶ必要があるのでした。
ホンモノを見るということに意義があるのですが,キトラ古墳壁画体験館「四神の館」にあった模型のほうがわかりやすいや,と思いました。ここに載せた写真は,ホンモノは撮影禁止なので,模型を写したものです。いずれにしても,こんな昔に,すばらしい絵画を,しかも,あざやかな色彩で描くことができたとは,人類というのはすごいものだと改めて思いました。
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「しない・させない・させられない」とは
「Dans la vie on ne regrette que ce qu'on n'a pas fait.」とは
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