【Summary】
I purchased a printed guidebook for the Nikon Z50 II, which, though identical in content to the free digital version, is more convenient for me. With 796 pages and a 3 cm thickness, it rivals a dictionary. While daunting, this detailed manual embodies Nikon's dedication, rarely found in other brands.
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前回書いたように,ニコンZ50Ⅱの詳しい説明書である活用ガイドの冊子版を購入しました。内容は,無料でダウンロードできる電子版と同じですが,電子版では不便なので,高価な冊子版を手にすることにしたのです。
届いたものを見て,改めて驚きました。それは,ページ数が796ページあるので,本の厚さが何と3センチメートルと,辞書くらいもあったからです。他のメーカーには,こうした書籍は存在するのでしょうか? おそらく存在しないと思います。そこで,これだけ詳しい冊子が存在するというのが,武骨なニコンの良心ともいえます。ニコンのカメラの愛好者はこういうところにも惹かれるのでしょう。しかし,こうしたこことは,ほとんど知られていません。
それにしても厚い。とはいえ,800ページ足らずです。調べてみたところ,ニコンZ9に至っては1,053ページにもなります。
車もスマホもコンピュータも,そして,カメラも,今や,ものすごい性能です。しかし,カタログなどに載っているスペックを見るだけで,ああだこうだと言ったり,書き込みをしたり,あるは,雑誌の特集などで比較しているものは多いのですが,その多くが,実際に使っているのかな,と疑問に思うことが少なくありません。それは,検査結果だけを見て診断する医者とか,成績だけで進路指導をする教師と同様です。そこには最も大切なことが抜けています。
私は,若いころは,ろくに説明書も読まず使っていたことが多いのですが,それでは私の手元にやってきた道具に申し訳ないと思うようになってきました。それは,旅でも同様で,訪ねた地の歴史とかさまざまな風土を知らずに感想を語っているようなもので,そうしたことを詳しく知ると,魅力が増すのです。
これを操作しながら読んで理解しようとすると,どれだけの時間がかかるのか…。楽しみでもあり,大変でもありますが,やはり,電子版では不便なので,こうしたものがあると,とても助かります。私が古い人間だからなのでしょうか?
というわけで,時間を見つけて説明書を読んで,自分ができることを工夫していきたいものだと,この分厚い本を目の前に誓ったことでした。
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「しない・させない・させられない」とは
「Dans la vie on ne regrette que ce qu'on n'a pas fait.」とは
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