【Summary】
JR Central's Doctor Yellow, the 923 Series T4 set, known for its role in Shinkansen track inspections since 2001, retired in January 2025 due to aging. Its last run was likely on January 29. Rarely seen and considered lucky, the T4 will spend its retirement at the SCMaglev and Railway Park in Nagoya.
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だれが名づけたか「ドクターイエロー」。幸せを呼ぶ黄色い新幹線電気軌道総合試験車のうち,JR東海が所有する923形0番台のT4編成は,2025年1月で引退することがが発表されていますが,予測される1月の運行スケジュールは,1月28日の「のぞみ」下り,1月29日の「のぞみ」上りが最後なので,おそらく,今日,1月29日がラストランとなります。
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「ドクターイエロー」にはJR東海が所有する923形0番台のT4編成とJR西日本が所有するT5編成があります。JR東海所有のT4編成は2001年から,JR西日本所属のT5編成は2005年から運用が開始され,交互に走行しながら,東海道と山陽新幹線の東京駅と博多駅間の検測を行い,安全・安定輸送を守り続けてきましたが,老朽化に伴い,T4編成は2025年1月をもって検測走行を終了,T5編成は2027年以降を目途に検測を終了する予定となっています。
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ということだったので,1月28日の午後1時40分,伊吹山を背に走った姿を写真に収めてきました。
乗客を乗せることはなく,運行スケジュールも非公開となっていることに加えて,あまり走らないので,めったに見ることができず,偶然出会えた日はいいことがありそうなそんなレアさから,私の周りにも見たことがない,見てみたい,という人が少なからずいます。
運行スケジュールが非公開とはいえ,それを予測するサイトもあり,それがほぼ正確なので,見ようと思えば簡単に見ることができました。私の住んでいる場所からはいつも新幹線が見えるので,これまでに「ドクターイエロー」は何度も見たことがありますが,そうでなくとも,偶然,名古屋駅に停まっている姿を見たことも,掛川駅のホームで新幹線を待っていたら走っていったこともあります。こうしたときは,やはり,うれしいものです。
1964年,東京オリンピックを10日後に控えて開業した東海道新幹線ですが,「ドクターイエロー」の元祖は1964年6月に登場した922形0番台電気試験車T1編成,これは東海道新幹線の試作車1000形を改造したものでした。
山陽新幹線が博多まで延伸した1974年には2代目となる922形・921形10番台T2編成が登場。
1979年には3代目となる922形・921形20番台T3編成が新造されました。
そして,現役なのが,2001年に登場した4代目で,これは700系をベースにした923形T4編成でした。
引退後は,名古屋市にあるリニア・鉄道館で余生をおくるそうです。
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「しない・させない・させられない」とは
「Dans la vie on ne regrette que ce qu'on n'a pas fait.」とは
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