しない・させない・させられない

Dans la vie on ne regrette que ce qu'on n'a pas fait.

USA50州・MLB30球場・47都道府県を制覇し,南天・皆既日食・オーロラ,空の3大願望を達成した「不良老人」の日記

タグ:サタデー・モーニング・コンサート

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【Summary】
At Aichi Arts Theater’s “Saturday Morning Concert vol.20,” I enjoyed a rare viola–double bass duo. Sperger’s sonata especially shone, blending warm viola tones with deep bass for a uniquely rich harmony.

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 2025年9月13日,「サタデー・モーニング・コンサート vol.20」が愛知県芸術劇場の中リハーサル室で行われると知ったので,行ってきました。
 今回は「ヴィオラボ(Viola Lab)第2回」で,ヴィオラ奏者の叶澤尚子さんとコントラバス奏者の井上裕介さんの共演でした。 プログラムは
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~意外な組み合わせ⁉ ヴィオラ×コントラバス~
●ヴィオラの名曲を聴いてみよう
 フィンデミットの無伴奏ヴィオラソナタから第1楽章と第2楽章
●ヴィオラとコントラバス,同じ曲をそれぞれ弾くとどうなる
 バッハの無伴奏チェロ組曲第2番より「プレリュード」
●ヴィオラ×コントラバスのハーモニー
 ヨハン・マティーアス・シュベルガーのヴィオラとコントラバスのためのソナタ
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でした。

 コントラバスの音だけを生演奏で聴く機会は,そうはあるものではなく,実際に聴いてみて,びっくりするほど低い音だ,と思いました。率直にいって,コントラバスは底辺の力持ちで,単体では聴いてみても,いくら演奏が上手でも,さほどこころに響くものではありませんでした。しかし,ほかの楽器とともに演奏すると,その魅力が倍増することがとてもよくわかりました。
 最後に演奏されたヴィオラとコントラバスのためのソナタは秀逸でした。これはすばらしかった。
 ヨハン・マティーアス・シュペルガー(Johannes Matthias Sperger)は,18世紀後半に活躍したオーストリアの作曲家で,コントラバスのヴィルトゥオーゾとしても知られているということです。ヴィオラとコントラバスのためのソナタは,ヨハン・マティーアス・シュペルガーの作曲家としての創意とコントラバス奏者としての情熱が融合した,まさに「隠れた名品」ということで,私もはじめて聴きました。ヴィオラの柔らかく中音域の響きとコントラバスの深く重厚な低音が絶妙に絡み合い,とても豊かなハーモニーを生み出していて,モーツァルト風のチャーミングな雰囲気が漂うと評されているようです。また,当時のウィーンで流行していた「ヴィオローネ」とよばれる特殊な調弦のコントラバスを前提に書かれていて,コントラバスの演奏者にとって,とても難しい曲だそうです。
 前回,ヴィオラの音色がヴァイオリンよりも幾分低いことで,聴いていてとても安らぎを覚えた印象があるのですが,そこに,さらに低音のコントラバスが加わると,まさに,癒しの極致に達すると思いました。
 短い時間でしたが,楽しい時を過ごすことができました。

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【Summary】
On May 3, 2025, I attended "Viola Lab Vol.1," a Saturday morning concert featuring violist Naoko Kanozawa. With talk and performance, it showcased the viola’s charm through solo pieces and vocal comparisons, offering a rich, intimate musical experience.

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 私は人混みが嫌いなので,週末やゴールデンウィーク,お盆休み,正月休みなどは家に籠っているのですが,そんなゴールデンウィーク真っ最中の2025年5月3日に「サタデー・モーニング・コンサート vol.15」が愛知県芸術劇場の中リハーサル室で行われると知ったので,行ってきました。
 今回は「ヴィオラボ(Viola Lab)第1回」で,ヴィオラ奏者の叶澤尚子さんと共に過ごす土曜日の朝,というのがうたい文句で,トークつきの60分。
 -土曜の朝は,ちょっと気軽に,でも中身は本格的に,そしてお値打ちに過ごしてみては!?-
ということで,プログラムは
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 ~ヴィオラはいつ生まれたの?~
  ♪ テレマン / ヴィオラのための12のファンタジー第10番より“Presto”
 ~ヴィオラは本当に人間の声に最も近い楽器?~
  ♪ ソプラノ   プッチーニ / 歌劇「ジャンニ・スキッキ」より“私のお父さん”
  ♪ メゾソプラノ ビゼー / 歌劇「カルメン」より“ハバネラ”
  ♪ テノール   プッチーニ / 歌劇「トゥーランドット」より“誰も寝てはならぬ”
  ♪ バス     ビゼー / 歌劇「カルメン」より“闘牛士の歌”
 ~ヴィオラの名曲を聴いてみよう~
  ♪ グリンカ / ヴィオラソナタ ニ短調より第1楽章
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でした。

 叶澤尚子さんは,2025年3月末まで名古屋フィルハーモニー交響楽団の首席ヴィオラ奏者として活躍されていた音楽家です。
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 福島県いわき市出身で,2歳からヴァイオリンをはじめ,桐朋女子高等学校音楽科(男女共学)を経て,桐朋学園大学音楽部門を卒業されました。在学中にヴィオラへ転向し,第3回横浜国際音楽コンクール弦楽器部門で第1位を獲得するなど,輝かしい経歴をもっています。
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 というのが紹介ですが,さすがにプロの演奏家だけあって,上手なものです。
 いつも思うのですが,楽器が弾ける人はすごいです。しかも,それを生業としている人の技術は大したものです。とはいえ,その技術を維持するためには,日々,楽器と向き合っていなくてはならないらしいので,私にはできそうにありません。

 さて,この日の演奏会では,プログラムにあるように,ヴィオラに関する様々な可能性が体験できて,とても有意義でした。ヴァイオリンのソロを聴く機会はこれまでもよくあったのですが,ヴィオラというのははじめての経験でした。 コロカ禍以前,NHK交響楽団の定期公演の前に,開演前の室内楽,というものが開催されていて,身近に室内楽の小品を聴く機会があったのですが,それでも,ヴィオラのソロ,というものは出会ったことがありません。
 ヴァイオリンは,その高音が苦手,と言った人がいるのですが,ヴィオラの音はそれよりも低いので,高音が苦手,と言った人でも大丈夫なことでしょう。
 私は,ヴィオラの,低い落ち着いた音色に酔いしれ,もし私が才能があって,弦楽器を弾くことができたのなら,ヴィオラは最高だなあ,と思いました。
 さらに,オーケストラのチューニングで使われる440Hzから442Hz,つまり,A音について,ベルリンフィルでは,442Hzかそれ以上,アメリカのオーケストラは440Hzだという話も興味深かったです。その違いは,音が高いほうがきらびやかに聴こえ,低いと管楽器が目立つからでは,という説明があったのですが,それは,写真の画像処理に通じる考えだなあ,と思いました。

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