しない・させない・させられない

Dans la vie on ne regrette que ce qu'on n'a pas fait.

USA50州・MLB30球場を制覇し,南天・皆既日食・オーロラの3大願望を達成した不良老人の日記

タグ:セントラル愛知交響楽団

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【Summary】
On January 11, 2025, I attended the Central Aichi Symphony Orchestra’s concert featuring violinist Mayuko Kamio, conducted by Junichi Hirokami. Kamio’s performance of Tchaikovsky’s Violin Concerto was outstanding, especially the first movement. The encore was Paganini’s Caprice No. 5. The program also included Berlioz’s Symphonie fantastique, which was delightful. After the concert, Hirokami gave remarks and requested donations for disaster relief in the Noto Peninsula, followed by an encore of Grieg’s Last Spring. It was a truly fulfilling experience.

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 2025年1月11日。
 これまで,演奏会で多くのソリストの演奏を聴いてきましたが,以前から一度聴いてみたいと思っていたヴァイオリニストの神尾真由子さんは,その機会がなくて,残念に思っていました。そこで,このたび,セントラル愛知交響楽団の定期演奏会で,神尾真由子さんが出演することを知ったので,行ってみることにしました。
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 神尾真由子さんは,10歳でソリストとしてデビュー,2000年ニューヨークへ留学,2002年日本に戻り,演奏活動をはじめました。2007年第13回チャイコフスキー国際コンクールヴァイオリン部門第1位。2011年に拠点をニューヨークに移し ,2019年に再び拠点を日本に移しました。
 使用楽器は,2017年より宗次コレクションから貸与された1731年製ストラディヴァリウス「ルビノフ」。
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 この日の演奏会は,広上淳一指揮で,曲目は,チャイコフスキーのヴァイオリン協奏曲とベルリオーズの「幻想交響曲」でした。
 チャイコフスキーのヴァイオリン協奏曲は哀愁ただよう曲で,若いころよく聴きましたが,なぜか,このごろはあまり耳にしません。神尾真由子さんの弾くチャイコフスキーのヴァイオリン協奏曲は定評があるので,とても楽しみでした。
 私は,技術的なことはさっぱりわかりません。演奏のできだけでなく,さまざまな要因もすべて含めて,今日は聴きにきてよかったなあ,と思うときに,幸せを感じるわけで,それを体験したいから,演奏会に足を運ぶのです。愛知県芸術劇場コンサートホールは,音響はよいのですが,座席がいまいちで,たとえば2階席の最前列は,一見よさそうですが,実は,前にある落下防止の手すりが邪魔になって,指揮者が隠れます。今回は,2階の左側2列目で,この席は,なかなかでした。ソリストと指揮者をしっかりと見ることができました。欲をいうと,2階の右側のほうがよりよいです。
 さて,神尾真由子さんの演奏ですが,本当にすばらしいものでした。特に第1楽章。第1楽章が終わったところで,思わず拍手が起きたのもわかるような気がしました。音程もしっかりしているし,一音一音がしっかりと奏でられる,かつ,美しいのです。円熟の味。のめりこみました。
 アンコールはバガニーニの「24のカプリス」より第5番。こちらは神尾真由子さんお得意の技巧的な曲でした。

 もう1曲は,ベルリオーズ(Louis Hector Berlioz)の「幻想交響曲」(Symphonie fantastique)でした。この曲もまた,以前はNHK交響楽団の定期公演でずいぶん聴いたことがあるのですが,このところご無沙汰していました。「幻想交響曲」は「恋に深く絶望しアヘンを吸った豊かな想像力を備えたある芸術家」の物語を音楽で表現したもので,「史上初のサイケデリックな交響曲」といわれる不思議なファンタジーですが,いつも楽しめる曲です。この日の演奏もなかなかのものでした。楽しい土曜日の昼下がり,こうした曲はとても適していました。
 プログラムの終了後,広上淳一さんの挨拶と能登半島の災害に関して寄付のお願いもありました。あわせて,グリーグのふたつの悲しい旋律から第2番「過ぎし春」のアンコールがありました。
 満ち足りた時間になりました。

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【Summary】
On January 6, 2025, I visited the SCMaglev and Railway Park in Nagoya. The next day, I attended a Central Aichi Symphony Orchestra rehearsal at Inazawa Civic Hall, which was free to watch. Before that, I cycled to Chiyoda Elementary School in Inazawa, inspired by an NHK BS program that featured a heartfelt story about the school.

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 2025年1月6日は,正月のお籠り状態から脱出するために外出して,名古屋市のリニア・鉄道館に行きました。そして,その翌日,1月7日は,稲沢市民会館でセントラル愛知交響楽団のリハーサルを見にいくことにしました。年に6回ほど,この会場でリハーサルを行っていて,無料で見学できるのです。前々から気になっていたのですが,これまで行く機会がありませんでした。

 と,その前に,少し時間があったので,ある場所を経由することにしました。リハビリ?の続き?です。ある場所というのは,2024年12月4日にNHKBSで放送された「にっぽん縦断こころ旅」の1259日目愛知県稲沢市「田んぼしかない通学路」で取り上げられた稲沢市立千代田小学校です。
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 泣いてしまい,ひとりで登校できない娘さんの後ろから,毎日,小学校までついて行った通学路が真理さんのこころの風景です。お手紙には心細そうな後ろ姿の娘さんの写真と手書きの地図が同封してありました。手紙を読んだぐっさんは,ご自分のお子さん達のことを思い出し,気持ちがわかると。
 稲沢市の祖父江ぎんなんパークを出発。快晴の秋空の下,銀杏や稲刈り後の田んぼなど秋の匂いを堪能しながらまずは小学校へ。そこからは地図をたよりに,通学路を逆走し写真の場所を探します。
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 ということで,自転車でぐるりと回ってみました。
 稲沢市立の小中学校は,今でも,二宮金次郎の像があります。

 さて,そのあと,稲沢市民会館に行きました。ここの中ホールは,一昨日にも室内楽アンサンブル-ニューイヤーコンサート「七」を聴きに来ましたが,今日は大ホールです。
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 セントラル愛知交響楽団(Central Aichi Symphony Orchestra)は,名古屋市に本拠を置くプロのオーケストラです。1983年(昭和58年)中部地区では2番目となるプロオーケストラ「ナゴヤシティ管弦楽団」が結成されました。1997年(平成9年)にセントラル愛知交響楽団に名称を変更しました。
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 この日リハーサルを行っていたのは,2025年1月12日に愛知県芸術劇場コンサートホールで行われる公演のもので,松尾葉子指揮,金原聡子ソプラノで「超!有名曲シリーズ」と銘打って,ヨハン・シュトラウスⅡ世の喜歌劇「こうもり」より 序曲,喜歌劇「こうもり」より「チャルダッシュ」,レハールの喜歌劇「メリー・ウィドウ」より「ヴィリアの歌」, ヨハン・シュトラウスⅡ世の「美しく青きドナウ」でした。
 私は,まったく楽器が弾けないので,演奏会など出たこともないし,こうしたリハーサルを見るのもはじめてでした。
 会場には約100人の観客がいました。
 わずか1時間程度でしたが,みるみる演奏が完成していくのがおもしろかったです。実際の演奏会にかずとも,これで十分に堪能できました。

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