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【Summary】
On January 5, 2025, I attended the “New Year Concert ‘Seven’” at Inazawa City Hall, featuring a seven-member ensemble from the Nagoya Philharmonic. The program included Strauss, Brahms, and Beethoven’s Septet. Despite its appeal, the concert saw only half occupancy due to poor promotion. Local halls like Inazawa City Hall have great potential but are underutilized, while nearby venues such as Tokai City Arts Theatre and Toyota Concert Hall host more frequent performances.

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 2025年1月5日,愛知県稲沢市の稲沢市民会館で「ニューイヤーコンサート「七」」が開催されたので,聴いてきました。名古屋フィルハーモニー交響楽団のコントラバス奏者・坂田晃一さんが稲沢市在住ということで,このようなコンサートが企画されたそうです。昨年は,2024年1月21日に稲沢市民会館で「NEWYEAR2024洋と和の弦楽CONCERT~新春ストリングスの祭典~」が開催されたので聴いたのですが,あれから1年が過ぎました。
 今年は,名古屋フィルハーモニー交響楽団から7人の奏者で結成されたアンサンブルで,曲目は前半がヨハン・シュトラウスの「春の声」「シャンパンポルカ」「観光列車」とクイズのお楽しみ,続いて,ブラームスのハンガリー舞曲第5番,そして,後半が最後がベートーヴェンの七重奏曲でした。
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 6楽章からなる七重奏曲は,1770年生まれのベートーヴェン初期の傑作です。作曲されたのは交響曲第1番と同じ時期である1799年から1800年にかけてです。
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 前半は,気楽に楽しめるもので,後半は,うって変わって,ベートーヴェンの傑作を40分ほど味わうことができました。
 こうした音楽が身近に楽しめるのはとてもいいものです。

 愛知県稲沢市は人口約13万人です。名古屋駅から近く,名鉄電車なら10分ほどです。名古屋市にはクラシック音楽を楽しめるホールがとても少なく「名古屋飛ばし」も多くて,私も,東京や大阪まで出かけているのですが,実は,名古屋市周辺には,けっこういいホールがあります。
 なかでも,東海市芸術劇場,豊田市コンサートホールは,多くの演奏会が行われています。稲沢市民会館も客席13,000人ほどの大ホール,500人ほどの中ホール,250人ほどの小ホールとあるのですが,なかなか私が聴きにいこうと思うような演奏会が開かれません。市の組織のひとつとしての位置づけでしかなく,何をやっているのか宣伝がほとんどされていないというのが実情です。私も,今回の演奏会を知ったのは1週間ほど前のことでした。もったいない話です。
 昨年の「NEWYEAR2024洋と和の弦楽CONCERT~新春ストリングスの祭典~」も,石田泰尚さんが演奏したのにもかかわらず,空席が目立ったし,今年も,これだけ魅力的な演奏会なのに,会場は中ホールでしたが,それでも,半分ほどの入りでした。

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