【Summary】
After a Kyoto Symphony Orchestra concert, I joined a workshop titled Sound and Calligraphy at a quiet Nishijin temple. Violinist Tomoko Kinoshita’s intimate performance, combined with live calligraphy inspired by The Tale of Genji and a hands-on writing experience, offered a deeply calming and enriching encounter with Japanese culture.
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2025年11月29日に行われた京都市交響楽団第706回定期演奏会のあと,「音楽と珈琲と語らいのひととき」という企画があって参加したのですが,このとき,ヴァイオリンの木下知子さんから,12月13日午後5時30分からワークショップを行うという案内があったので,参加してきました。場所は,西陣の興聖寺というところでした。
チラシによると,感覚・感性を磨く 臨む!ワークショップ「音と書」ということでした。何をするのか,あまりよくわかっておらず,何事も経験だと思って行ってみたのですが,とても楽しい時間となりました。
まず,木下知子さんのヴァイオリンを楽しみました。曲目は,こころに問いかけるようなものばかりで,静かな寺の空間にとてもふさわしく,すばらしかったです。大音響のオーケストラや,有名な曲もよいですが,それとはうって変わって,こうしたものもまた,すてきです。何よりも,プロのヴァイオリンの音を近くで味わうというのは,何というぜいたくなことなのでしょうか。
次に,玉雪さんという書道家の描く作品をヴァイオリンの即興演奏とともに鑑賞しました。私は,書道はよくわからないのですが,それでも,何を表現したいのかはわかったような気がします。書かれた作品にある文章は,「源氏物語」の若菜の第五章光る源氏の物語・玉鬘,源氏の四十の賀を祝う から
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よろづの物の音調へられたるは妙におもしろくあやしきまで響く
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すべての楽器の音色がひとつになっていくのは見事に素晴らしく不思議なまでに響き合う
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というところだそうです。
薄茶と菓子をいただいて,最後は,書道を体験しました。私は,書道は50年以上やったことがありません。子供のころ,書道教室に行って,というか,行かされて,墨をするのが嫌でやめたトラウマしかないのです。それが,この歳になると,こころが落ち着く時間となるのが,不思議なことでした。もっと早くこういうことを知っていたら,ずいぶんと違ったかもしれません。
紅葉も終わりに近づいたこの時期,静かな寺院の方丈で,こうした時間を過ごすことができたのは,とても有意義な時間でした。それにしても,人間の作ってきた文化というのは,何と奥が深いことか,とこのごろつくづく思います。
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「しない・させない・させられない」とは
「Dans la vie on ne regrette que ce qu'on n'a pas fait.」とは
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